今の芽衣になった理由
「決して海斗への愛を絶やさないこと自分以外の女が近づけば怒れそして嫉妬しろ」
「そして海斗と居られる時は一緒に居ろ」
「一緒に居られない時は不満を溜めろ」
「そしてあったら解き放て」
「それを繰り返すんだ」
「そして更に海斗への想いを強められるように海斗への良いところ好きになれるところを今までよりも探せ」
「海斗とはすぐには会えない」
「だから想いを募らせろ」
「会えた時のこと会えた後のこと考えて」
「じゃあ行こうか」
その言葉とともに意識はなくなり次に意識が戻った時には背の丈が小さくなっていて砂場で泥だらけの手で泥団子を作っていた。
それからはあの女の人の言ったいや、女神様が言った通り想いを募らせていた。
でもね今考えると想いを募らせていったのとは違うんだよ別の世界に着いてから想いが強くなっていったんじゃなくてあの時、あの女神様が海斗と居られる世界に連れて行ってくれるって言ってくれた時にきっとそれまで消える時に考えていた後悔が想いに変わって愛のゲージがあるんだとしたらそれを振り切ってどこまでも伸び続けてしまったんだと思う。
それはどこまでも伸びていて今も伸びてる。
多分それが起きたせいで私のタガを外してしまったんだと思う。
だからきっと海斗と会うまで想いを募らせていたんじゃなくてただ色んな衝動を無理矢理抑え込んで解き放つのを待っていたんだと思う。
今海斗が私に抱いてる違和感は私の衝動をぶつけられての驚きなんじゃないかなと思ってる。
でも私も今は思ってるこの衝動は落ち着いてくれないのかと。
日に日に大きくなって行く恋と衝動は恐怖を含んでいて海斗に放っているときは気持ちいいけど放つ先である海斗がいないとただただ怖い。
いつか離れられなくなりそうで。
そんなことをずっと考えてたのに。
海斗は一ヶ月も居なくなった。
それも攫われて。
私が死んだ時以上の恐怖を覚えた。
そして戻ってきた海斗を見て色々とぐちゃぐちゃになってしまった。
それであんなことをしたんだと思う。
でも落ち着いた今だから分かる。
今までは恋のゲージを恋が天井を突き破り上へ上へと伸びて行ってた。
だけど落ち着いて分かったのは横にあったゲージの枠も粉々に壊れてしまったってことだ。
本当にどうしようかな。
でも女神様の約束はきっと守られてるんじゃないかな
私にはやっぱりわからないやきっとあるであろう女神様の狙いとか。
何度かそれを考えたけどわからなかっただから満喫することにした。
今のこの幸、、せ、を。