学校
二限の数I、三限のコ英、四限の生物も一限のような授業で終わった。
「海斗!」
「下の自動販売機行こうぜ」
「おお!行こう!」
この男は一条隼人、隣の席で話があって仲良くなった。
「なあ海斗」
「何?」
「あの生物の先生ウザくね?」
「ん?」
「そうか?」
「そうだろ」
正直、あのクソ女神を経験してるせいかそんじょそこらの人じゃウザいとかあんま感じなくなってるんだよな。
逆にあの先生、生徒の為な感じが感じれたんだけどな。
まあでも確かに時代遅れな感じがあるよなあの先生。
二人はくだらない話をしながら一番下の階まで降り自動販売機の列に並んだ。
「混んでるな」
「そうだな」
「でもやっぱり高校は違うな中学とは」
「そりゃそうだろ」
「またでも確かに凄いよな」
「俺コンビニの商品が買える自動販売機なんて初めて見たもん」
「あ!」
「順番だ!」
そして二人は飲み物と食べ物を買うとクラスへと戻った。
階段を上がりクラスに近づくと何やら騒がしい声が聞こえてきた。
何だ?やけにクラスの中が騒がしいな
二人がクラスの中に入ると一つの席に人が集まっていた。
「あれ?あれって俺の席じゃね?」
「あの皆さんどうしたんですか?」
海斗がそう机に集まってる人たちに聞くと「どいて」っという声が響きどいた人の中から芽衣が出できて俺の懐に突進してくると大きく後ろに倒れた。
「うわ!」
「ビックリした」
「あれ学校来ないんじゃなかったの?」
芽衣は海斗の耳に口を近づけ喋りかけてきた。
「海斗が使ったあれのせいで今きたんだよ!」
「え?」
「ずっと動けずにいたの?
っと聞くと芽衣は何度も大きく頷いた。
「それはごめんな」
「いいよ」
「その代わり休み時間が終わるまでこのままね」
「いやそれは困る」
「一緒にご飯なら食うぞ」
「お前その人って……」
「ん?」
「芽衣先輩だよな?」
「芽衣だよ」
「ど、、どういう関係なんだ?」
「義理の兄弟だ」
「義理の兄弟?」
「本当に?」
「何で嘘つく必要があるんだよ」
海斗がそう笑いながら言うと隼人は「そ、そうだよな」っとだけ言った。
席の周りに集まっていた人達が散り席に座ると芽衣は前の方に置いてある誰も使っていない椅子を持って向かい側に座った。
海斗は買ってきたおにぎりの封を開け口に含みとある疑問を芽衣に聞いた。
「芽衣ってこの学校で有名なの?」
「不登校でってことじゃない」
「有名になる理由なんて他にないし」
「そっか」
「ねぇ海斗」
「なんか他にあるなら私にもくれない?」
「お弁当なくてさ」
「じゃあ買ってくればいいじゃん」
「嫌よここを離れるなんて」
「わかったわかった」
「ほら!」
そういい菓子パンを芽衣に渡した。