長い休み
「そうだそうだ」
「身体能力だけ少し持って来れたんだったな」
「そういえば前の俺はこんな腹筋バキバキでもなかったしそこらじゅうの筋肉がバキバキでもなかった気がする」
「まあ畑仕事やって剣の鍛錬ばっかやってた人生もあったしその時の全盛期の二分の一ならこっちだとかなり強いんじゃね?」
海斗はふと右手の人差し指を天井に向けその人差し指を見つめ出した。
「まさかなまさか使えないよな」
「こっちに戻ってきてから嵌ってる異世界漫画の神様のドジとかないよな!」
「ないよな!!」
「う、<ウォーター>」
海斗がそういうと人差し指から水がピューと弱々しい噴水のように少量出た。
「出たぁぁぁぁ」
「テンプレだぁぁぉ」
「最悪だぁぁぁぁぁぉ」
海斗は心臓のある場所に右手を置き目を瞑った。
少し時間が空き。
「魔力総量は大体最上級魔法500発くらいかな」
「はぁぁぁぁ」
「魔法は使わないようにしなきゃ」
「もし見つかったら」
海斗はその時、ネットに晒される自分、怪しい組織に体の隅々を調べられたり拷問や実験の日々を想像した。
「気をつけなきゃ
「この魔力総量だと結界を破ったあの魔法は使えないな」
「ん?」
「下級魔法でも魔力消費がないに等しい魔法を使ったのにまだ回復しきってない」
「いや魔力消費量は変わってない」
「けど魔力回復速度が極端に遅い」
「ってことはどっちにしろあんまり魔法は使わないほうがいいってことか」
「でも家の中ならいいよな?」
「時間まで異世界漫画に出てくる魔法でも真似してようかな」
海斗は部屋に戻りタブレットで異世界漫画で魔法を使っているページまでスライドさせてはそれを見て試していた。
海斗は魔法を使うことに何故か懐かしさを覚え夢中で漫画の魔法を試していたら気づくと夏帆との会う時間に近づいていた。
「あ!」
「準備しなくちゃ」
海斗はタンスから服を出しどれを着て行くか決めるとそれを着て洗面台に行き歯を磨き顔を冷たい水で洗った。
「よし!」
「間に合った」
海斗は自分の支度に不備がないかを確認すると火事になる要素がないか家中を確認しそれも大丈夫と分かると鍵を手に持ち家を出た。
家を出るとしっかりとドアを施錠した。
夏帆は家を出たすぐそこで待っていた。
「じゃ行こっか」
「うん!」
2人はバス停に行きバスを待った。
「夏帆って高校どうやって通学するの?」
「海斗と一緒のバスにしようかなって考えてる」
「そっか」
「あそこの高校まで少し距離があるからな」
「歩いて行ったら2、3時間はかかるはわよバスだと40分くらいかしら」
2人がそんな感じの話をしているとバスがやってきた。
2人は後ろの席が空いてることを確認すると一緒の席に座った。




