表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

100/113

歌姫

ミューラとは話が終わった後、イチャイチャなどは一切せず一度家に帰ってもらった。


理由としては魔力と体力を両方使い果たしたせいでいつ倒れてもおかしくなく告白された衝撃で少しの間、倒れそうなことが何処かに飛んでいっていたが流石に限界が来てしまってそれをなんとなく悟ってくれたミューラはフラフラになりながら家に戻ってくれた。


海斗はミューラがいなくなってすぐ飛びそうな意識をどうにか気合いで引き留め力の入らない足にも気合いで力を入れふらふらになりながら壁におっかかると少しずつ移動し机に魔召石を置くと気合いが緩み意識が飛んだ。


海斗が起きたのは眠りに付いてから一日経ってからだった。


海斗は目を覚まし自身の中の魔力がある程度回復していることを確認すると怠い体を動かしてテーブルの上に置いておいた魔召石を手に取り処分しようとした。


しかし怠かった為に立つことはなく体を少し起こして手で魔召石を取ろうとした。


だが、おかしい。


いくら手でテーブルを確認しても魔召石が手に当たらない。

海斗は両手でテーブルを掴み立ち上がった。


力が入りにくくはあったがなんとか立ち上がった海斗だったがテーブルには眠りにつく前にテーブルに置いておいたはずの魔召石がなかった。


「な、ない!」


「確かに此処に置いておいたはず」


「一体どこへ?」


「誰かが俺が眠ってる間に持ち出したのか?」


海斗がくまなく辺りを調べ魔召石が無いことを確認すると壁をつたって外に出ようとした。


すると、外からドーーーンっとものすごい爆音が鳴った。


海斗が眠っていた時。


分かっていたことだ。


ミューラ様が海斗の好きなことを。


だってミューラ様から直接聞いたんだし。


それにしてもミューラ様は大胆だな。


あんな告白するなんて。


ガチャ。


「あれ?」


「もう出てきたんですか?」


「どういうこと?」


「いえ、告白も成功したことですしこのまま初夜かと」


「もう!」


「リエル何を言ってるの!」


「そんな…告白してすぐなんて…」


「ありえないわ!」


「そうですかね?」


「私だったらすぐですよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ