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始まり

今日、俺は人生初の高校受験。


見慣れない教室で知らない学生服を着た人達、知らない先生。


見慣れない教室で知らない人たちに囲まれ開始時間まで不安な気持ちを抱きながら待つ。


開始時間が来て知らない先生によって答案用紙と解答用紙が配られ問題を解き始めた。


今までは学校から帰ってきてから一日平均7時間はネットに触れていたのにも関わらずこの一年間は一日多くても2時間ぐらいしかネットに触れず他をほとんど勉強に費やしてきた甲斐があってかもうスラスラ書けちゃう。


ヤッベめっちゃ解ける。


そんな感じでテストを解いていたら最後の一枚のテストのあと一問を解こうとした時、辺りが眩い光で包まれた。


「ここは…」


辺りはどこまでも白い空間が続いていた。


「え…?」


「どこ?ここ?」


「此処には俺と俺が座ってる椅子しかないのか」


「あと一問だったんだけど」


「それもちゃんとわかる問題だったんだけど」


「それは申し訳ないことをしたわね」


「まあ私がわざわざ呼んであげたんだからそんなこと小さきことよね」


突然、女性の声でそう言われてその声を発したであろう女性を周りを見渡し探すが女性は見つからずまた正面を向くと椅子に座った絶世の美女がいた。


「うわ!」


「びっくりした!」


「いきなり呼び出してごめんなさいねぇ」


この女の人が俺を此処に連れてきたのか?


「そうよ」


「え?」


「考えていること分かるんですか?」


「分かるわよ」


「え〜と」


「幾つか聞きたいことがあるんですけど」


「何が聞きたいか分かるけど言ってみなさい」


「あなたは何ですか?此処はどこですか?何でこんな事を?」


「私は女神、ここは私が作った空間、呼んだ理由は別の世界で魔王を倒す勇者をさせるため」


「え〜とお断り…」


「ダ〜メ」


「断ることは許されない」


「私がわざわざ勇者になれる魂を探してわざわざ私が空間を作ってあげてわざわざ此処に呼んであげてわざわざいろいろ説明してあげたんだから断ることは許されないのよ」


「そのかわりチート能力チートステータスあげるからちゃっちゃっと魔王倒して来てね」


女神はそう言って俺の下の方に指を指すと床に底なしの真っ暗な穴が空き落ちた。


落ちてまだ女神が見える時、女神はこう言って手を振っていた。


「精々私の為に働けよ」


女神が見えなくなる辺りまで落ちた時、俺は妙に冷静でそして一つだけ考えていた事があった。


クソ女神。


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