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私たちのセレナーデ.1(初投稿短編)  

作者: serenade.

どうも、お初にお目にかかります。serenade.です。

まだ学生なので文章の拙さは大目に見て下さい()

そういえば先日パソコンを買ったのですが、最初はボカロ曲を作るために買ったのに

まったく分からなくてはにゃ?(゜∀゜)となったのでこうして小説を書いています。

いつか作れるように本を買おうと思います★

それでは、私と同じ小説家の卵の女の子の話をお楽しみ下さい٩( ᐛ )و


 20xx年、某冬。息も凍える例外中の例外の大寒波と大雪が東京を襲い、しばらくたったある日のこと。

 私はとある大きな壁にぶつかっていた。それは、昼ご飯をラーメンにするかうどんにするかという、

 私の命運を分けると言っても過言ではない程の重大な壁だった。

 s○riに聞いても

『すみません、よく分かりません』

 としか言われない...全く、検索結果くらい出してくれても良いじゃんか。...やっぱ今日も、彩夏あやかに電話してどっちにするか決めてもらおう。

「何?今ス○バなんだけど」

「...そっか、ス○バ。」

「え?なn」

 私はありがとうと一言言うと颯爽と電話を切り

 最寄りのそこに向かった。

「よし、ついた。...コ○ダ珈琲。」

 眼前にそびえ立つそれに心を躍らせ中に入る。

 そう、彩夏のおかげで思い出した。そもそも私は出来上がって幾年も放置された世にも悲しいプロットを小説にするためにこのクソ寒い中外に降り立ったのだ。いつの間にか、ラーメンとうどんにその思考力を支配されていた。

 そう、つまり、私はイキリマックをしにきたのであった。だけどそこに彩夏の姿は無い。多分違う所のス○バにいるのだろう。

 私は足早にコーヒーを頼み、何かに違和感を感じつつも席に着いた。久しぶりに見たプロットに命を吹き込む。そして、1、2時間程経っただろうか。一口も飲んでいないコーヒーはいつの間にかアイスコーヒーに豹変していた。そして、ストーリーも佳境というところで不意に声をかけられた。

「へえ、面白い小説書くじゃん」

「ピッ...!!」

 思わず変な声がでた。めっちゃびっくりした...。

「あ、ど、どうも...?」

「悪りぃ悪りぃ、急に話しかけて悪かったな。」

「えっと、で、誰?」

「んー、同業者、俺も小説書いて食ってるんだ。」

「へぇー。」

 ’’食ってる’’ってことは凄い売れてる人...?

「とはいえ嬢ちゃん、小説書くの初めてだろ。初々しさがあって良いねぇ。」

 男の人が笑う。

「それは褒めてるの...?」

「あぁ、俺が書き始めた頃とそっくりだ。きっと大物になれるね。」

「ありがと...。」

 思わず笑みが溢れる。人に褒められるのは心地いい。この人はいい人だ。小さい頃連れ去られたことがある私がいうから間違いない。

「なぁ、嬢ちゃんが許してくれるならさ、このまま見てても良いか?アドバイスとかできるかもしんねぇし。」

「ん、良いよ。」

 誰かが見ているからと言って集中に支障をきたす訳ではなかった。が、しばらくして手が止まった。

 ふむ、ここはどう書くべきか。

「そこは主人公の意思を出すか、男の方の考えを通すか迷うってところか...」

 口に出ていただろうか...どちらにせよ聞こうと思ってたけど。

「そうだね...その選択で結末が変わってくるから...」

「プロットはどっちなんだ?」

「この男のエゴが通って女の子は未練が残ったまま記憶喪失のふりをして

 生きて、男は行方不明になって別々に生きるってオチ」

「...ふーん、でさ。嬢ちゃんはこの作品で何を伝えたいんだ?」

「え」

 急に棘の刺さることを言われた。

「...分からない。」

「嬢ちゃん、これ無理やりバッドエンドにしたろ。」

「う」

「図星か。」

「...今時ありふれたハッピーエンドは古いって言われて...」

「そりゃぁ、そいつの考え方がおかしいな。確かに最近は現実を突きつけるような話は多い。主要キャラがいきなり死んだりな。でも最初は読んでるやつのことなんて最初は考えなくて良い。」

「でも」

「君は!」

 私が言おうとした事をかき消すように男の人が言う

「君は、どう書きたい?小夜さよ。」

 私は...どう書きたい...気が付けば手は進んでいた。頭の中に広がっていたわだかまりが収束してビックバンを起こした。酷くスッキリした気分だ。脳内麻薬が溢れているのが分かる。手は止まることなく進み続けプロットも無しに、二作目を書き上げていた。男の人はもういなくなっていた。...疲れた...。一生分の集中力を使い果たした気分だ。

「あの...お客様、もう閉店時間なのですので。」

 穏和な雰囲気の女の人が苦笑いをして言う。

「うぇ?あ、すいません!」

「大丈夫ですよ。」

 私は急いで準備をして帰ろうとする。

「本当にご迷惑をおかけしました...!」

「いえいえ、本当にお気になさらないでください。では、お気を付けて。」

「はい、さようなら。」

 お互い笑って帰ろうとした時、彩夏から電話がきた。ちょっと失礼しますと電話に出ると

『お姉ちゃん!!??今どこにいるの!!??』

 スピーカーにしていないのに耳が吹き飛ぶほどの声量だった。

「スタバだよ。ごめん、遅くなっちゃった。」

『はぁ...とりあえず生きててよかった。おかーさーん!!お姉ちゃん生きてたー!!...電話に出ないほど集中してたなんて...いったい何してたの...?』

「小説書いてた。」

『そっかぁ...。はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜......。とりま生きてて本っっ当良かった。』

 泣き出しそうな声で彩夏が言う。そんな大げさな...とも思うが、1ミリも電話に気づかなかったのは悪い。しかも前科があるから余計に悪い。

「あ、それよりデビュー作どっちが良いと思う?1つは冴えない男の一人と女の逃亡劇で、もう1つは...ありきたりなラブストーリーなんだけど。」

『えぇ...急に言われても...分からな』

 その時、あの人が言ったことを思い出した

(君は、どう書きたい?)

 私はありがとうと一言言って電話を切った。

「...本当に本当にご迷惑をおかけしました...。」

 私はずっと会話をニコニコしながら聞いていた女の人に改めて謝罪をする。

「いえいえ。...少し昔のことを思い出して、微笑ましかったです、ありがとうございました。良い妹さんですね...。こんなことを言うのはおこがましいですが、大切にしてあげてください。ずっと...ずっとね。」

 嬉しいような悲しいような、そんな気持ちが伝わってきた。私は

「はい、任せてください。」

 と、強く微笑んで私は帰路に着くのだった。パソコンを忘れたことと、そこがス○バではなくコ○ダ珈琲であると言うことに、気づかないまま。お腹すいたなぁと考えながら幸せな今日はまた、コーヒーの砂糖のように消えて、闇に溶けていくのだった。その残り香こそ大切な私の記憶で、素晴らしい世界。


 とっても甘くて


  ほんのりビター


   それが、私の世界。


    この世界はまだ


     始まったばかり。


~fine~


さぁ、どうでしたか?そうでしょうそうでしょう、とっても面白かったでしょう!!()

...はい。すいません。これからこの分かりにくさを解消できればなと思います...w

このサイトの使い方も勉強しないと...その前に課題しなきゃなぁ...(血涙

それでは、随時更新するのでお楽しみに!!

ではまた!!m9( ^ω^ )ハァミガイテネロヨ!!

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