〜首都グレム~弥生は冒険者になれなかったようです〜
今回から、新しい仲間を探すようになっていくと思います!皆さんに愛されるようなキャラクターを作っていけたらなと思います。
グレムの街ここら辺でこの街の名前を知らないものは、俺を除く人以外で知らないものはいないだろう。ひと目見た感想なのだが……首都……この言葉以外の何でもなかった。
「大きな街ですね。予想してた街より断然大きい…。」
「そうだろ?名前的には街なんだけどだいたいの人は『首都グレム』と呼んでいるのさ。」
「じゃあ僕はそろそろ行くけど、君はどうするんだい?」
「出来ればギルドの集会所に行きたいんですけど……。」
「そうか、ならここでお別れだね。」
「ホントに、色々とおせわになりました。」
「そう言えば、お名前聞いてなかったですね。」
「確かに、そうだね。僕の名前はアリック。君の名前は?」
ヤバイな……名前も弥生のままじゃ流石にまずいな……。名前、名前何かいい名前は無いのか!?俺は目に入る文字全てをみる、ある看板に目が行く。
「私の…私の名前はニフです。」
「ニフか、覚えたよ。じゃあ、僕はそろそろ行くよ元気でねニフ。」
「はい!アリックさんもお元気で!」
アリックの姿が見えなくなるまで、俺は見送り。
「はぁー……何とかなったぁ……。」
物凄い疲労感に襲われた、だがこれからが大変困ることになることとわ知らずに、ギルド集会所にルンルン気分で向かった。
~首都グレム~[ギルド集会所]
俺は、首都グレムのギルド集会所前に来ていた。まず一言
「どこが小さいんだ?」
アリックが言っていた小さいとは無縁の雰囲気をかもし出す、でかい建物だった。
「めっちゃでかいじゃん。まぁとりあえず中に入るか。」
集会所と言う名に相応しい雰囲気の酒場だった、剣を背負い掲示板らしきものを見ている男や、みんなでワイワイと食事している団体などがあるが、どこを見ても弥生のような獣人族はいなかった。
「獣耳いないな。まぁ今はいないだけかもな。さてと冒険者登録♪登録♪」
数時間後、俺は机に額を当てて呻いていた。
何故そのようなことになったかと言うと……
〜受付に行って数分後〜
「今日は、どのようなご要件ですか?」
と可愛らしい受付のお姉さんが訪ねてくるのに対して。
「えっと、冒険者登録したいんですけど。」
「えっとお1人様ですか?」
「はい、そうですけど何か不味いことでもありました?」
何か嫌な予感がする……
「実は、獣人族が冒険者登録するのには最低2人のパーティで登録する必要があるんですよ。」
「2人でじゃないと登録出来ないんですか!?」
「はい、実は昔は1人で大丈夫だったのですが、二年前ぐらいですかね新人のしかも獣人の冒険者が誘拐される事件がありまして、その頃から獣人族は最低2人でじゃないと冒険者登録は出来ないようになりまして。」
なんという事だ…まさか仲間が早くも必要になってくるとは……。
「分かりました。また来ますね。」
「誠に申し訳ございません。また来てくださいね。」
そして現在に至るわけだ。
「どうやって、2人も仲間を集めようか、そもそもそんなに簡単に見つかるのか……。」
まさか、こんな事になるなんて思いもしなかった弥生は冒険者になれなかったのである。
それ以前に、今日の宿はどうするのか頭に無かったのである。
はい、という訳で次の話から仲間を作っていきたいと思います!楽しみにしておいてください!
良かったらどのような仲間がいいか要望を書いていただければ出来るだけそれに合わせて作っていきたいと思います!