プロローグ2
今回は、重要な人物?動物?まぁ出てきます。
話を聞けば聞くほど信じられないが、俺は死んだのだ。
最近、通り魔事件が多発していたとはいえ、まさか自分が殺されるとは思いもしなかった。
まぁ、そんなに楽しい人生じゃなかったからいいんだけどね…。
とりあえず、聞いてみよう。
「あのさ、俺ってこれからどうしたらいいの?」
『知るか、自分で考えろ。』
この酷い返事をしたのは猫の姿をした神様[ヘイズルーン]である。何故、猫の姿なのかは分からないが神様にも色々あるのだろう!
「あのさ……どうしていいか分からんから神様であるアンタにきいたんだぞ!?なのにその返答はおかしくないか!?」
『知るか、お前がここに残るからいけないんだろ。』
えぇー、そんな事言われてもなぁー……
『まぁ、お前が、どうしたいかによって色々出来ることはあるがな。』
え?今なんて言った?
「色々出来ることがあるの?」
『まぁな、一応神様だし。』
なんという幸運!これなら夢に見た異世界へ……
『何となくだが、お前の考えていることは分かるぞ。』
なんだと!?俺の心が読まれているのか!?
『お前の死ぬ前までの趣味などを照らし合わせたら何となくだが予想は出来る。どうせ異世界へ転生してくれとかそういった類のことだろ?』
「ぐっ………。」
『違うか?』
「その通りです…はい。」
バレバレじゃん……まぁ分かってるのなら話は早い!早く転生してもらおう!そして女の子とイチャイチャするんだ!!
『まぁ別にいいが、人間に転生出来るとは限らんぞ?』
「な……なん……だと?!」
『確かに、転生は出来る。しかしだ、何に生まれるかは神である俺にも分からん。』
「何でだよ!?お前神だろ!?」
『神でも、出来ない事の1つや2つぐらいあるさ。』
……これじゃあ転生したら虫でした、なんてこともあり得るのか……
『だが落ち込むには、まだ早いぞ?』
「え?何かいい方法があるのか!?」
『お前に一つだけ能力をやる。それも……お前には勿体ないぐらいの能力をな。』
最後の能力という言葉が出てきましたが、まだいっとき詳細は出ないと思います。なのでどんな感じの、能力なのか楽しみにしておいてください!