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まはーばーらた  作者: ゔぃやーさ
8/8

終わり、そして始まり

おれたちは、老いた。


戦いも、王座も、すべてを終えて――

静かに、山へ向かった。


それは、旅立ちだった。

名誉でも、勝利でもなく、ただ静けさを求める旅。


誰にも告げず、誰にも見送られず、

おれたちは、ひとりずつ、山の奥へと歩いていった。


でもな、これで物語が終わったわけじゃない。


あの戦いも、

あの涙も、

あの誓いも――


今も、誰かの中で、生きてる。


語り継がれ、思い出され、

ときに祈りとなり、ときに力となって、

どこかで、誰かの心を動かしている。


だから、これが――


くりしゅなの物語の終わりであり、

おれたちの物語の、ほんとうの始まりだったんだ。


そして今、

風が吹いている。


焼けた大地を越えて、

新しい時代の扉を、そっと開くように。


これが、すべてだ。

これが――


「神々の核:くるくしぇーとらの終焉」。


びーまが語る、最後の記憶。

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