私のエッセイ~第三十二弾:多言語学習雑記(その2)~英語という言語について (※)の部分を追加しました。
こんばんは!ご機嫌いかがですか・・・?
陽気が不安定で、しかも湿度がメッチャ高いので、くれぐれも熱中症には、ご注意ください。私も、気をつけております。
さて・・・立て続けにエッセイをアップして申し訳ないんですが・・・「鉄は熱いうちに」ピ~ヒャララ~♪ と申しますからねぇ。
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さて・・・皆さんも、日頃から身近に親しまれている「英語」。
これって、語学学習の面から純粋に見た場合、いろんな言語と比較してみて、難易度的に「易しい」と思いますか・・・?
わざわざこんな質問を皆さんにぶつけるくらいですから、もう答えはお分かりですよね!
「難しい」んです。
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「え?英語って・・・簡単なんじゃないの・・・?」
いやいやいや。とんでもないです。すっげー、難しいです。それも、ハンパないですって。
単語的に見てみれば、幼い頃より「ベースボール」「アップル(=リンゴ)」「ブック(=本)」「キャット(=ネコちゃん)」のように、カタカナ英語をたくさんもらってきたので、中学一年とかで英語を開始したときに、「なんだ、俺の(あたしの)知ってる単語ばっかしじゃんか。」と感じたに違いありません。
そりゃあね、そういう初歩的な段階のうちは、まだいいんですよ。
でも、ある程度学習が進み・・・「関係代名詞」や「仮定法」なんかが登場する頃になると、どうでしたか・・・?
おそらく、「単語の複数の意味に悩まされた(=多義語ばっかじゃん!)」「似たような意味の単語が多すぎて、どれを使っていいかわからない(=語彙の使い分けが難しい!)」「そもそも、つづり(=スペル)と実際の発音の間のズレがトリッキーすぎて、どの単語も読みづれえ!」・・・エトセトラ、エトセトラ。
だいたいですね・・・英語っていう言語はですね、そもそも「単語が多すぎる」んですヨ。
それは、歴史的に見た「英語の成り立ち」とも関係しているんですが・・・くわしくは、『英語の語彙に影響を与えた外国語 ごがくねこ』というサイトをご覧ください。私が下手な解説するよか、確実です。
(※) このサイトの中に、「古ノルド語」における、英語に取り入れられた「借用語」のリストがありますが・・・『sky(空)、skin(肌)、skip』といった、「SK」で始まる単語が、実はこの「古ノルド語」由来・・・つまり、あの「ヴァイキング」由来のものである、という刺激的な話を、前回のエッセイの中で紹介しました「T沢先生」から聞かされたことがあります。
この先生はですね・・・「鬼教師」と異名をとっていただけありましてね、英語のみならず、「古英語」「古アイスランド語」・・・そして、この「古ノルド語」にも精通した、卓越した「知識人」でもありました。・・・私には、「超人」に見えましたね。
「古ノルド語」は、ノルウェー語やデンマーク語、スウェーデン語などの直接の「ご先祖様」にあたる古典語ですね。
で・・・よく「古アイスランド語」って、実質、「古ノルド語」じゃん!・・・という方がいらっしゃいますが、厳密にはちょいと違っていますね。わずかな違いですけれども。
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「英語が易しい」といわれる方は、ドイツ語やロシア語のような「格変化」や、フランス語やイタリア語のような「複雑な動詞の活用」がないから楽じゃないか!とおっしゃいます。
たしかに、昔の「古英語」の頃にあったような複雑奇怪な「格変化」なんて、代名詞に若干、名残が残るだけだし、あとは、いわゆる「アポストロフィS」という形の所有格もどきに残っているぐらいだし・・・。
でもですね・・・フランス語やドイツ語に比べて単語数が、2.5倍くらい多いわ、やたら「熟語(=イディオム)」が多いわ・・・語法(=単語の使われ方)がめんどくせーわ・・・決して楽な言語じゃないんですヨ。
「極めにくい言語」と言ったほうがいいかもしれません。間口は広いけど、裾野は広いけど・・・なかなか「頂上」が見えてこない・・・上を目指すのが困難・・・こんな印象ですね。
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ここまで、ダラダラととりとめもない話を書いてしまいましたけれど・・・最後に、皆さんにとっておきの動画を紹介して、この二回目の語学エッセイを閉じたいと思います。
前回、少しお話しました「黒田龍之介」先生につづき、私の二人目の「心の語学師匠」でいらっしゃいます、「猪浦道夫」先生の動画です。
先生は、「ポリグロット外国語研究所」という会社の代表取締役でいらっしゃいます。
そこでもって、「翻訳術」「多言語学習」などの講義をされています。
今回皆さんに紹介するのは、おなじみのYouTube動画なんですが・・・いずれも短い動画の中に、「脳からウロコ」の刺激的な話題が、ギュッと詰まっていますので、きっと楽しいですヨ。
1.【「学習法と教授法」猪浦道夫】→ UP主様は、「MichioINOURA」様。
2.【「新・語学で身を立てる」猪浦道夫】→ UP主様は、「MichioINOURA」様。
3.【「英語 翻訳術」猪浦道夫】→ UP主様は、「MichioINOURA」様。
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・・・以上です。また、次のエッセイで、お会いしましょう。 m(_ _)m