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1ヶ月と1つのお題  作者: ゆっくりかっちゃん
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生徒会役員


「またけんはサボりかしら、、、、まぁいいわ。とりあえず、1年生から順に自己紹介してちょうだい。」

怜さんの呼びかけでメガネをかけた男子が口を開いた。

            おおたりつ

「え、えぇ〜っと、1年3組太田律です。趣味は仮面ラ、、、、テ、テレビ鑑賞ですよ。アハハハ」

コイツ絶対仮面ライダー好きだな。仮面ライダーって言いかけたし。

       しんじょうまりの

「私は1年2組の新上真理乃でーす!趣味はね〜ぬいぐるみで遊ぶことでーす!」

いいように言えば元気だな。悪いように言えばうるせえな。

   くまがいしらべ

「僕は熊貝調だよ。趣味は、、、、読書かな」

よかった。普通の人だ。やっとまともなやつがいた。ホントにやっとだな!

    むらおあいり

「2年2組村尾愛利よ。趣味は、、、、そうね、怜と遊ぶことかしら」

ん?コイツ俺のこと睨んできてるんだけど、、、、

    わかぎしとう

「2年1組若岸燈、、、、趣味、、、、曲鑑賞、、、、」

なんだ、静かなやつだな。

    さとりもとき

「2年3組砂鳥本木だ。趣味は人を煽ることだ。シシシ」

1人最低な奴がいたが、全員個性的なやつらだな。

「じゃあ最後に連くん、自己紹介して」

「はい。3年1組三上連です。趣味はー寝ること」

テキトーにやったんだが大丈夫だよな?

「今日はこれで終わりよ」

よし、全員自己紹介できたし帰って寝るか〜

「ちょっと待って、怜」

もう帰れると思ったんだが、、、、なんだコイツ。

「どうしたの?愛利」

愛利って村尾愛利か。さっきから俺を睨んでるやつか。

「私はコイツが生徒会に入るのは反対よ」

「は?今なんて?」

「どういう事?愛利、説明して」

「だから、こんな頭悪くてコミミュケーション不足すぎるコイツを生徒会に入れたくないのよ。悪い?」

「悪いに決まってんだろ!頭の悪さは自覚する。だが、コミミュケーションはちゃんとできる!」

「そう。これは正式に決まっていることよ。よっぽどのことがない限り不可能だわ」

「分かったわ。じゃあ、私が今から言う『お題』を一ヶ月でクリアできれば認めてあげるわ。

  でも、できなかったら怜から先生に言ってコイツを辞めさせて。」

この発言にまわりもザワザワし始めた

「愛利さんそこまでしなくても、、、、」

「愛利っちのお題難しいもんね〜」

コイツ、、、、マジで言ってんのか

「やめとけ、、、、コイツは、、、、難しいぞ、、、、」

ここまでケンカを売られたのは初めてだ!乗ってやろうじゃんか

「その勝負、受けて立つ!お題を言ってみろ!」

男は意地だ!負けてられるか!

「分かったわ。じゃあお題は、、、、この生徒会全員のいいところを三つ見つけることよ」

「ああ分かった。すぐにやってやる」

とは言ったものの、思ったより難しいのを三秒後に自覚した。

「シシシ、、、コイツ、面白そうだ」

「言っておくけど、後でみんなで集まるのは31日の月曜日だけだよ。それじゃあ難しいね」

「なにっ」

コイツさりげなくヤベーもの出してきやがった。

「男に二言はなしでしょ。ちゃんとやりなさい」

やりすぎだと思ったのか、怜さんが口を出した。

「愛利、いくらなんでもそれは、、、、」

「大丈夫ですよ生徒会長。できます」

コイツの思い通りにされっぱなしじゃムカつくから、そう言った。

「そう、、、、分かったわ。今日は解散よ」

お、終わった。だが、大きな問題が残っている。

そう思いながら靴を履いていると、生徒会長がいた。「連くん、大丈夫なの?けっこう難しいわよ?」

「正直言うと、すごく不安です。俺にできるかどうか、、、、」

「じゃあ連くん君に、、、、いや、なんでもないわ」

「そうですか」

それから無言がずいぶ続いたが、会長がしゃべり出した。

「連くん。お願いをしてもいいかしら?」

「はい。なんですか」

「君に、副会長をやって欲しいの」

「副会長って生徒会の!無理ですよ!」

「でも、そうしたら毎日居られるし、簡単クリアできるかもしれないわ。

  あと、もう1人の3年生もやってくれなくて困ってたの」

「、、、、分かりました。でも、期待しないでくださいね」

「ありがとう。助かるわ」




























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