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らせんのきおく  作者: よへち
結月編
155/205

第155話 閑話16『罪と罰』



※今回の話には少々残酷な表現が含まれます。本編には影響の少ない閑話ですので残酷表現が苦手な方はスルーしていただいて結構です。







「いいかい、ここに隠れてるんだよ」


彼はそう言うとさらってきた男の子に手枷と足枷を付け、アジトの廃屋の部屋へ放り込んだ。



---



「あれ、あの子どこ行ったんだ?」


見失った子供を探す夫婦がいた。


「おかしいわね。さっきまでその辺りにいたのに…」


とある街で発生した『子供の誘拐』

ここ最近、この街では子供の誘拐事件が頻発していた。もちろん被害に遭った親たちは慌てふためくのだが、すぐさま送られてくる稚拙な脅迫文と要求される物品の安価さ、そしてフラリと帰ってくる子供たち。

なのでその『誘拐劇』は次第にその街の風物詩となってしまった。


だが無論、誘拐は誘拐、れっきとした『犯罪』だ。教会にも『誘拐犯捕縛』の依頼が掲示されている。


---


「シャル、今度は何を要求する?」


「そうねトマ。身なりのいい旅の親子だったみたいだし、子供服とかどうかしら?」


「あっ、いいね!それなら足がつかないかな」


街外れの廃屋でほくそ笑む二人。人族の男と獣人の女、と言っても二人ともあどけなさの残る、まだ『子供』だ。

遠くイミグラから流れてきた二人。歳の頃は十四歳。今の地球では十五歳が成人なので大人になる一歩手前のお年頃。

二人が二人とも些細な事で親とケンカをし、家を飛び出してきたのだ。


「でも…いつまでこんな生活続けるの?」


そう呟くのは猫耳を持つ獣人の少女『シャル』。

基本的に教会の依頼を受けられるのは成人を過ぎてからだ。成人の同伴もなく未成年だけの場合だと、依頼はその下にカテゴリーされる『手伝い』しか受けることができない。

その報酬も微々たるモノ、本当に子供の小遣いのようなものなのだ。


「あと一年ちょっとで僕らも成人だ。そうなれば報酬の多い依頼も受けられる、もう少しの辛抱だよ」


そう言って楽観的に笑う少年『トマ』。


「じゃあさ、そうなったら小さくてもいいから街で家を借りて二人で住もうよ!あ、でも私、自分の部屋は欲しいかなぁ」


そう言って笑い合う二人。明るい将来を夢見て幸せな気分だったのだろう、その時までは。

笑って歓談する二人だがトマは瞬時に真顔に戻る。外に誰かの気配がする!

その途端、扉が蹴破られる。そこに現れたのは一人のハンターだった。


「お前ぇらか、『例のあの子』をさらってくれたのは。ご苦労だったな」


『んじゃあコッチへ渡してもらおうか』と言い、ハンターは蛮刀をかざして下品にニヤケる。その姿はもはや『山賊』だ。


「なんだお前!てか『例のあの子』ってなんだ!?僕たちはそんなの知らない!」


そう叫んでその背にシャルを庇うトマ。それを見たハンターは


「ああん?知らずに『あの子』をさらったってこたぁねえだろ。ま、しらばっくれるってのなら別に構わねえぜ?なんならそっちの女に聞くからよ」


『方法は色々とあるもんなぁ』と下卑た笑いを浮かべるハンター。

トマはシャルを庇いながら冷静に現状を分析する。この廃屋から逃げ出すにしても窓には魔獣対策で補強が入っている、これは蹴破れない。なので出口はハンターが立ち塞いでいるあの扉だけしかない。

シャルがいる以上、隙をついて自分だけ逃げるなんてのは論外だ。ならば戦うしかないのか…


…そんなに強そうな気配はしていない。不意をついて押し退ければ二人で逃げられるか?

トマが行動に移そうとした、その時だった


「なんだ、いいから早く女をよこしやが…」


そこまで言ったところでハンターは口が半開きのまま目を見開き、そのままフリーズする。



突如訪れる沈黙の時間。



次の瞬間、トマとシャルは信じられないモノを目撃する。

ハンターの首に赤い斜めの線が入ったかと思うとその線から首が少しずつずれ始め、頭がポトリと落ちたのだ。斬り口からは血が吹き出し、頭を失った胴体は力なく倒れる。

そして倒れたハンターの向こうには一人の人物が。その人物にトマは見覚えがあった。


この世の闇の全てを凝縮したような深い漆黒の髪と瞳をもつ女性。そんな女性が禍々しいほどに黒い刃物を携えてそこに立っている。


さっきさらった『あの子』の母親だ。


「あなた達。『あの子』をさらった、という事は『あの事』も知っているのよね」


そう言って刀を構える漆黒の女性。

トマは、いやシャルにもわかる、全身の肌で感じる『殺気』。もはや逃れようのないこの『死の運命』

全身の毛穴が総毛立ち、猛烈な後悔と絶望感、そして幼い日々の記憶が脳裏を駆け巡る。走馬灯だ。

僕はどこでどう人生を踏み違えた?なぜこんな結末になったんだ?


「残念ね。短い生涯を悔やみなさい」


二人が死を覚悟したその時だった。外で大きな物音がして女性が一瞬そちらに気を取られた。今しかない!

トマは女性に決死の体当たりをして逃げ道を作ると、シャルの手を引いて間一髪のところで逃げ出すことに成功した。


---


「はぁ、はぁ、ここまで、くれば、なんとか、なる、かな?」


シャルも息も絶え絶えにその場に崩折れる。


「もう…やだ…」


目の前で見たのだ、『人の首が落ちるところ』を。人が殺されたのだ。しかも何だか全然わからないのだが『あの子』を誘拐してしまった事により自分たちも『それ』に関わってしまっているようだ。


「逃げよう。早く逃げよう、遠くに」


追っ手の来ない、誰も知らない遠いところへ行こう、とトマは再びシャルの手を引く。が


「まあ逃げる場所なんてどこにもないんだけどな」


背後に誰かいる!?トマが慌てて振り向くと、そこにいたのもまた見覚えのある男性。こちらも例の女性と同じく漆黒の髪と瞳。『あの子』の父親だ。

だが先ほどの女性と違い、苦笑を浮かべて立ち尽くすその姿といい気配といい、とても強いようには見えない。

これならば倒して逃げられる!


「邪魔しないでくれ!」


そう言って腰のナイフを抜くトマ。

が、あれ?男が消えた?


「そっか。やっぱ抜いちゃうのか」


男の呟きはすぐ耳の後ろから聞こえた。

消えた男はトマのすぐ背後に立っていたのだ。男はトマに驚愕の声を上げる隙も与えず背後から片手でトマの口を塞ぎ、もう一方の手でナイフをトマの喉元にあてがう。

その無限に血を吸い続けたであろう漆黒のナイフにトマは目を奪われる。


これが…こいつが僕の人生を終わらせるのか。


「やだ…やだ…」


シャルは目を大きく見開き、力なく首を横に振る。だが逃れようにもその恐怖で彼女の腰はもう立たない。トマの次が自分の番だという事をわかっているのだ。

トマの目の前には死の恐怖に打ち震える幼馴染の女友達、シャル。だが今さらあがいたところで彼女が先か自分が先か、この運命は変えられない。


なぜ僕は、僕たちはあんな下らない事で親とケンカして家を飛び出してきたのだろう。

僕たちが死んだら父さんと母さんは泣いてくれるかな?いや泣くに決まってる、散々甘やかされて育ってきたもんな僕たち。今ごろそんな事に気づいてももう親孝行も出来ないや。ごめん、父さん、母さん。


トマの背後の死刑執行人が最期の言葉をささや


「なあ。知っちゃったんだろ、『あの事』を。じゃあダメだ、逃すわけにはいかない。もう君たちはおしゃまい…」


噛んだ。


「なあ。知っちゃったんだろ、『あの事を』。じゃあダメだ、逃すわけにはいかない。もう君たちはお終いだよ」


男は言い直した。が、盛大にため息をつくと


「だから無理だって言っただろ、しず。俺、クラスの劇だって『樹木・その三』の役だったんだから」


台詞セリフのある役なんて無理だよ』と肩をすくめて笑い出す。すると何の気配もなく例のあの漆黒の女性も姿をあらわした。


「何よ祐樹、昔わたしを騙した演技はなんだったのよ?もうちょっとガンバんなさいよ」


と女性はため息まじりに苦笑する。が真顔に戻ると


「あなたたち、ちょっと来なさい」


トマとシャルは有無を言わさず例の廃屋へ連れ戻された。


---


そこにはまだ先ほど斬られたハンターの首なし死体が転がっていた。


「ねえあなたたち。私たちが怖い?」


トマとシャルはしずと祐樹を伺うようにコクリとうなずく。


「そうよね。目の前で人が殺されて、そして自分たちも殺されそうになって」


しずは言うが、トマとシャルにとっては今もなお『殺される』という恐怖は継続中だ。


「俺たちはさ、君たちが『人を殺す』ような事はしない、って思ったんだ。けどな、誘拐されて連れて来られた子供たちは今の君たちのように『いつ殺されるの?』って恐怖に襲われてたんだよ」


誘拐された子供たちから見れば、誘拐犯のトマとシャルは『ルールの枠から外れた者』、無法者であり何をされるのかわからない、計り知れない『恐怖』なのだ。


「いい?ルールってのはね、たしかに人を縛る『かせ』かもしれない。けどね、それ以上に『最強の防具』にもなるの。それを自ら破っちゃダメ。上手に使いこなしなさい」


それが賢い大人ってものよ、としずは指を立ててウインク。


「ははは…。それもそうだけどさ、その前にまず『自分のされて嫌な事は人にはしない』、これが基本だ。君たちがこの先に結婚して子供が出来たとしよう、その子供が誘拐されたなら君たちはどう思う?」


トマとシャルは祐樹の言っている言葉の意味がわかっているのかわかっていないのか、ただただ怯えて祐樹としずを交互に見る。


「それに君たちまだ未成年だろ、ご両親は?」


トマもシャルも、両親はイミグラで健在だと話す。すると祐樹は


「じゃあ一旦家に帰るんだ。十五歳になって独り立ちしたくなったら…」


と祐樹はしずを振り返る。しずはトマとシャルにあるメモを渡す。


「私たちの家はカブールにあるの。今そこでちょっとしたモノを生産してて人手も慢性的に足りてないのよ。もし良かったらウチに来ない?」


しずはその渡したメモにもう一筆つけ加える。


「たぶん私たちも一年後にはカブールに戻ってると思うけど、もし来て私達がいなかったら隣家に住んでる『ティリア』って女性を訪ねてね。そしたら何とかなるようにしてあるから」


今、カブールのしずと祐樹の家では『味噌』と『醤油』を生産している。まだ近所の主婦仲間たちによる個人宅でのマニュファクチャ状態だが、その味は思いのほか好評で、いつかは生産専用の蔵でも借りようかという算段をしているのだ。


その意味のわからない事態の急展開、だがある事を思い出したトマは急に立ち上がると奥の扉を開ける。が


「ご、ごめんなさい!子供が、子供がいなくなっちゃった!」


手枷と足枷を付けて閉じ込めていたはずの彼らの子供がいなくなっていたのだ。

それこそ本当に、今度こそトマは死を覚悟して真っ青になった。だが


エン、もういいわよ」


しずがそう言うと例のハンターの首なし死体がムクッと起きあがる。


「ひぃっ!?」


横で腰を抜かすトマを尻目に、死体は首を拾うと上にチョンと乗せ、その姿を子供のそれに変化させる。さっきトマとシャルが攫ってきた『あの子』の姿だ。


「えっへへ〜。僕でした〜」


『てへっ』と笑い、舌を出す幼い子供『エン


エンは相変わらず演技が上手よね〜」


そう笑うしず


「だって僕、母様に首を斬られるのって二度目なんだもん」


と笑うエン


「そうか…二度目なんだ」


祐樹もただ苦笑するのみだ。すると


「すみません!僕たちは『例のこと』も『例のあの子』の意味も何も知りません!だから、だから見逃して下さい!」


必死に助けを請うトマ。だがしずはキョトンとしている。


「『例のこと』って何?」


しず…キミが作った『設定』じゃないか」


そう。それっぽさを出すために、何か『やみの事情』に関わってしまった感を出すためにしずがそれを『設定』したのだ。だがそれを当の本人がすでに忘れてしまっている。


「あははっ、それね。気にしなくていいわよ、そんなの何もないから」


そう言うとしずはへたり込んでいた二人を立たせ


「教会には『誘拐犯は魔獣に襲われて死んでいたので埋葬してきた』って言っとくから、あなた達は家に帰りなさい」


『ただし!今回は許すけど二度目はないわよ』と刀の鯉口をカチリと切って見せる。

祐樹も懐から黒石を持ち出すと、彼らに少々の路銀を与え


「もう少しするとそこの街道に乗合馬車が通る。それに乗ってイミグラへ帰るんだよ」


と笑いかける。


「あの…僕たちって教会に突き出されないのですか?」


子供を誘拐して物品を要求した。れっきとした『犯罪』だ。悪事を働いて罪を犯したのだ。


「そういう風に言う、って事は悪事を働いた自覚はあるんだよな。ならいいよ、もう悪い事をしないって誓うのなら今回だけは目をつぶるよ」


それを決める権限を二人は持たされている。


「まあないとは思うけど、万が一教会関係者から何か言われたのなら『ハルカ様の使いの"シズ"と"ユーキ"って人にゆるしを得た』って言っときなさい」


ハルカ曰く

『お二人が"私たちは天人だ"と公言して旅をして下さいましたら私としても大変ありがたいのですが…』

だそうなのだが、静は勿論のことさすがに祐樹もそれには反対。なので以前の行商の際にスタンが持たされていた『免状』のような物を持ってきているのだ。


「じゃあ私たちは街に戻るわね。あなた達もちゃんとお家に帰りなさいよ」


『じゃあねお兄ちゃんたち、バイバ〜イ』とエンは手を振り、呆然とする二人を残して三人はその場を後にする。


---


「そういやあの人たち、名前聞いてなかったね」


自己紹介もしてないや、とトマは乗合馬車の中でしずからもらったメモを見る。


『味噌・醤油・乾物のご用命は真島商会まで』


と書かれた小さなメモに、カブールの簡単な地図と所在地、そして祐樹としずの名前が連名で書かれてあった。


「たしか…ハルカ様の使いで、『シズ』さんと『ユーキ』さん、って言ってたよな?」


何気なくペラっと裏返して見ると、そこにはあの時最後に書き込まれた言葉が


『ティリア、ナワまで行くけどお土産は何がいい?』


「これって…どうやって返事するんだ、ティリア、さん?」


ふと横を見るとシャルは寝息を立てて眠っている。それは仕方ないだろう、あれだけの緊張状態から解き放たれたのだ。

横で寝ている猫耳娘の頭を撫でると、トマにも現実感と眠気が急速に訪れる。


「これは…どちらにせよ一度はカブールを訪ねるべきだよね」


そう呟き、意識を手放した。


---


「まあしかししずが断罪しない、ってのは珍しいな」


ジョッキを傾け、フルーティな泡酒を一気に流し込む祐樹。


「だって仕方ないじゃない、誘拐された子供たちはみんな『大きなお兄ちゃんと猫のお姉ちゃんとかくれんぼしてきた!』って言ってたんだから」


そう、被害にあった子供たちは誰一人として『恐怖』など訴えなかったのだ。遊んでもらって、お泊りして、そして両親たちは涙を浮かべて自分を迎え入れてくれた。

そこに何一つとして恐怖はなかった。


「ま、手口といい要求するモノといい子供の仕業ってのはすぐわかったけどね」


だが誘拐は誘拐、犯罪だ。教会の掲示板にはこう出ていたのだ。


『誘拐犯の捕縛・報酬三十万d なお彼の者の生死は問わない』


放っておけば最悪の場合、彼らの生首が凶悪犯の首として通りに晒された可能性もあったのだ。


「若い時にはね、道を踏み違える事もある程度は仕方がないって私は思うの。大事な事は『何を間違えたのか、どう反省するのか、次にどうすべきか』を考える事じゃないかしら?」


幸い、死者も怪我人もでていない。被害にあった親たちには心に少々の傷を負わせてかもしれないが、それも二人の若者の命を賭してまで償わせるほどではない。そう判断したしずが彼らの『罪』に対する『罰』としてこの茶番を、『死を実感する恐怖体験』を仕込んだのだ。


「まあね。それは俺も同感だよ。そうやっていっぱい間違えてみんな大人になるもんな」


じゃあそんな二人の若者の未来にカンパイだ、と祐樹はテーブルに届いたばかりの新たなジョッキを掲げる。


「まあ、あなたったら。そうやって何かにかこつけて呑みたいだけなんでしょ」


「バレたか」


と二人で笑い合う。すると横でおとなしく食事をしていたエン


「ねえ父様、母様。僕も呑んでいい?」


今のエンは幼い子供の姿だ。なのでもちろん


「ダメだ」


「ダメよ」


祐樹としずは異口同音。


「ちぇっ、ケチ。なんだよ、今回ぼく結構ガンバったじゃん?」


「ダメよエン。今あなた子供の姿なんだから」


コレ呑んどきなさい、としずが注文したのは


「ジョッキ一杯の…お茶!?」


しかも熱々。祐樹とエンは驚愕の表情でそれを眺める。


「このあたりじゃお茶は『薬』なんだって。メニューにもオススメって書いてあったわよ」


しずは笑い、ジョッキを掲げる。



「僕、薬とか飲む意味ないんだけど…まあいいや。父様、母様、カンパイです!」


と遠も熱々のジョッキを掲げる。



こうして祐樹たちの平凡な一日は、今日も幕を閉じるのだった。










と、またしてもしずに首を斬り落とされたエンなのでした。

これ以降、エンはしばらく子供の姿がデフォルトになります。


ジョッキ一杯の薬、といえば沖縄はA&Wのルートビアを思い出します。行くたびに飲んで『ああ、沖縄だなぁ』と思うのですが、沖縄の人に聞くと


『あれマズいだろ?こっちの人もあんまり飲まないね』


て言ってました(笑)








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