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ナーロッパのエロナ国物語  作者: 杉並太郎
9/9

マージャン

 カダーハ王のハーレムの庭園から笑い声が響く。

 戴冠式から10日が過ぎて、王宮は穏やかな日常に戻っていた。皇太后は既に邸宅を与えられており、それ以外の前王の寵妃たちは年齢に応じて年金を与えられたり、国内貴族に嫁いだりしてハーレムから出ていった。

 カダーハ王は、デコとトッチョの探してきた3人の女で始まった変人ハーレムに毎日通い、昼も夜も変人女たちと遊んでいた。

 庭園には四角いテーブルが置かれ王と3人の女が座っている。毎日遊んでいるので女たちもすっかりゲームの遊び方が分かってきた。テーブルの上には積み木のようなものが並んでいる。異世界から転生してきた者がこの世界にもたらしたマージャンというゲームである。

「うーん、これかな」

 迷いながらヒョーナが牌を切る。

「それ、カンです、カン。大明槓!」

 ニーメが大喜びで大明槓をする。槓ドラを見て王が微笑む。

「でかしたぞ、ニーメ。リーチじゃ」

 カダーハ王がリーチ棒を出す前に、ミヤモが手配を倒す。

「王様、ごめんなさい。ロンです。タンヤオ」

「ああなんということをするのじゃ、ミヤモ。今夜はおしりペンペンじゃぞ」

「あたしがトップを取って、攻める側に回るわ」

「そうはさせない」

 笑いながらみんなでジャラジャラと麻雀牌を混ぜる。

 カダーハ王の変人ハーレムの1日はのどかに過ぎていく。


とりあえず、変人ハーレム編は終わり。

話はまだ続くし、今後もニーメやミヤモたちは登場するけど、しばらくは別の話を書くかも。

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