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【20191115】

【読者の反応】

あの乙姫が現れた! 50%

毘沙門天のおっさんが現れた! 25%

クリオネ姉さんが現れた! 25%

ニューなんたら姉さんが現れた! 0%


#ツイッタゲーム

カンちゃんは即座にダッシュし、さっきクリオネ姉さんが横たわっていた巨大クッションの隙間に潜り込もうとした。

しかし体が隠れきる前に声が轟いた。

「うぬだったか、カメの若造がッ!」

聞き覚えのある声。威圧感満載の異様な頭部。人の形とは言い難いフォルム。あの乙姫だ。

「うぬは妾の……いや、この竜宮の至宝を勝手に持ち出した。その罪、万死に値する。覚悟するがよい……来い! ウラシマッ!」

乙姫は手に持っているこけし(俺じゃない)をかざして叫んだ。

あのUFOみたいな未来兵器とやらが来るのか……おや?

……何も来ない?

「ウラシマッ! なぜ来ないッ!?」

『ウラシマのね、制御装置は「魂の器」なの……それも特別な……そう、今のあなたの収まっているそれ』

こけし(俺)が?

『乙姫しか取り出せない場所に安置してあったの……でもね、乙姫の巨体……動くの大変だし、そもそもあの安置場所には入ることすらできない』

『じゃあいったいどうやって……』

『深海化させた人間を洗脳して使うのよ』

『深海化?』

『あなたも見たでしょ……大樹くん達』

魚人間か! しかし深海化って……。

『乙姫は彼らを奴隷のように使役して色んな事をやらせてるの……で、あたしはそんな彼らの一人を騙して利用して……酷い女だよね』

『そ、そんなことないってば!』

『俺が今こうして、乙姫じゃなくカンちゃんの手の中に居られるのは、その作戦のおかげなんだろ? そのために心が痛むような役を引き受けてくれて……感謝しかないよ』

『……ありがとう……あたし……そういうあなただから信じたし……す……好きになったんだからっ』

カンちゃんは立ち上がった。

「うぬぅ!」

乙姫は目をクワッと見開き、カンちゃんを睨みつける。

「邪神の笛を盗んだらしいのぅ。あれはうぬには扱えぬ。さっさと返せば命ばかりは助けてやろうぞ」

「乙姫……いえ、ヒレナガチョウチンアンコウ姉さん」

カンちゃんはひらりとクッションの上へと跳ぶ。そのカンちゃんの居た場所に

白い細長いモノが勢いよく打ちつけられる。なんだあれ……クリオネ姉さんの頭の鉤爪ともちょっと違うけれど。

『あれはヒレナガチョウチンアンコウ姉さんのヒレのようなもの。あれを鞭のように使うのよ』

恐るべし……名前長いからアンコウ姉さんでいいや。

そのアンコウ姉さんが不敵にニヤつく。

「邪神の笛は返してもらったぞ」

い、いつの間に!

『大丈夫。こっちは……ウラシマを起動して』

『き、起動っ?! ……どうやるのって聞いたら怒る?』

『えー! それは想定外!』

カンちゃんはクッションの上を跳ね、ドーム状の宝物殿の奥へと逃げる。乙姫は、笛を構えてる……けど……。

巨大な頭部……の割に小さな体……手が口に届かない!

……ところがアンコウ姉さんちっとも慌てず、あの白く細長い幾つものヒレというか紐のようなモノで器用に笛を口に構えた。

イヤな予感がする。


【選択肢】

・『早く耳を塞ぐんだ!』

・『早くクッションに隠れるんだ!』

・『とにかく壁まで跳ぶんだ!』

・『ここで猫の鳴き真似だ!


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