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【20190920】

【読者の反応】

大樹くんを助けに行く! 33%

穴の中の手をつかむ! 67%

こけしを穴の中に突っ込む! 0%

意表をついてダイブだ! 0%


#ツイッタゲーム

あの手をつかむんだッ!

カンちゃんは即座にそれを実行に移す。穴の中の手、そいつの手首をぎゅっとつかむ。するとそいつが持っていた図面のようなものが、ハラハラと宙に舞いながら、はるか地上へと落ちて行く。

「一度つかんだら離さないわよ。出てきなさい」

カンちゃんが凄むと、

中から声がした。

「イタイイタイ!」

女の声だった。確かにカンちゃんのつかんでいる手は今まで見てきた荒くれ大工どもに比べて若干細いし、白い。

「ちょ、ちょっと待って開けるから」

そう言い終える間もなくガコンガコンと周囲の木材が動き出す。

数秒の後、体全体が通れる入り口が開いた。

「良かったこれで……あとは、大樹くんを……」

と、言いかけてカンちゃんが絶句する。

塔からせり出した突端にさっきまでしがみついていた大樹くんが居ない。まさか落ちたのか? ……助けに……って、この高さから落ちて、大丈夫なものなのか?

ここまで無事に乗り越えてきて……まさかここで……。

しかしカンちゃんは、唇を噛みしめただけで塔の中の女子へと向き直る。

「あなたはここで何をしているの?」

え、大樹くん大丈夫なの? ……それとも、この「世界」ってとこじゃ死なないものなのか? そういやカンちゃん、自動車の前に飛び出したこともあったっけ。

「あーしはね、設計してるのさ」

「設計?」

「そそ。設計。超アゲ盛りのお城」

「どうしてお城を?」

そうだ。今はおそらく世界の要であろうこの女子の、望みと障害とを明らかにしないと、この世界を攻略できないから……大樹くん、今は後回しにするよ……。

「あーし……小さい頃に読んだ絵本があってさ……」

女子は語り始めた。

「その絵本の中にアゲアゲな髪の毛が空まで伸びてくみたいな絵があってさ……そのイメージで建ててるんだ。絵本を読んでくれたじいちゃんのお墓。じいちゃんの好きだった時代劇のお城みたいに立派なお墓をね……でも、あーしバカだから細かいとこ覚えてなくってキマんないんだ。ナニ足りないんかな?」


【選択肢】

・天守閣

・お堀

鉄砲狭間てっぽうざま

しゃちほこ


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