表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/43

【20190719】

【読者の反応】

巨大な魚人間というかほぼ魚 40%

美しい艶やかな女性 20%

鎧を着込んだガチムチのオッサン 40%

黒いこけし 0%


#ツイッタゲーム

最初に目に付いたのは鎧を着たガチムチのオッサンだった。七福神の絵に描かれている毘沙門天のような。そしてすぐに気付く。オッサンの背後が暗いのはそこに影があるからで、その影を作っているのは巨大な柱ではなく……ああ、そうか。この回廊の天井がこんなにも高いのは……。

「お、乙姫様!」

カンちゃんが怯えた叫び声を出す。ん? 乙姫様? まさかあのオッサンが? それともオッサンの後ろに聳える巨大な魚のような何か……いやいやまさか。体の半分くらいが頭で、頭のほとんどがひん曲がった口で、ゴツゴツとしたあの醜悪な巨魚が魚人間だとして、まさかまさか乙姫様?

ふと横を見ると、男子高校生もとい大樹君は床にへたり込んでぶるぶる震えている。そして這って逃げ……え、ちょい待ち。前へ?

「……おとひ……めさ……ま……」

大樹君の目は虚ろだ。何か強烈なフェロモン物質でも出しているのか、さもなくば、呪いとか超能力とか……。

「……に、逃げなきゃ」

カンちゃんがようやくひねり出した声に、こけしとしてはこう答えざるを得ない。

『もう、やってるさ』と。

すぐに今居る回廊の世界が遠ざかる。その時に見える。乙姫様と呼ばれる巨大な何かの全容が。二頭身なのではなく体は後ろに大きく続いていて、そこには……なんだアレ……巨大な突起物が……

幾つも……しかも、どうにも人間の形に見えるのだけれど……って、二度見している場合じゃない。行き先選ばないと。前回は気付かなかったけど、この回廊からは合計8個の世界が繋がっている。そのうちの二つはあの回廊が、世界と世界との間もぶち抜いて繋がっているのが分かる。残りの世界は……

最初に見た四つの窓……いや、水晶の窓は閉じているから三つ……それとさっき見た鉄格子の門、あとは研究所っぽい所。ここ見るからに怪しいけれど……うわ、鉄格子の方、門が開く! しかも鉄格子のとこと研究所とを繋ぐ道が光り始めてる。何となくあの二ヶ所は後回しが良さそうだよな……。

鉄格子の門の世界から一番遠い、錆びた金属の窓を選んでそこへ飛ぶ。

着いて早々にカンちゃんは、大樹君の手からこけしを受け取り、その手をギュッと握ると、走り出した。大樹君は目の焦点が戻ってはいないが、ふらふらと着いてくる。

「とにかく早く世界の要を、あと三つ……潰すのが先決」

あのー。乙姫様については、聞いてもよいのかな? あれ、何者なのかな?

カンちゃんは黙って走り続ける。ダンマリですか。そうですか。そんなに急いでどこに……と見回すと、今度の世界は現代の都会、それも夜っぽい雰囲気。煌々と街灯やネオン広告が目に付くが、人の姿はまるでない。そればかりか

全ての建物の、灯りが消えている。まさか皆寝ている? 社畜の存在しない世界? あ、あそこは……前方のマンション、一つだけ灯りの灯った窓がある。

突然、けたたましいサイレンの音と共に回転赤色灯が視界に入る。パトカーでも消防車でもない。パトカーのランプが頭になっている警官ぽい……って

映画館で上映前によく見るノーモアなんたらの捕まえる方の人?

「もう親衛隊に見つかった……増援がくる前になんとかしないと……」

仕方ない。乙姫様のことは後でまた聞くとして、ここはこけしの出番ですかね?


【選択肢】

・こけし・スーパー・バイオレンス・ヘッドバッド

・こけし・スーパー・エキセントリック・ローリング

・こけし・スーパー・デンジャラス・ジャンピング

・こけし・スーパー・カメハメ・ウェーブ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ