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番犬再来(2)

 闇に暗躍し、ターゲットの命を奪い取る裏稼業・殺し屋。

 これは、その中でも最強と謳われた1人の殺し屋と仲間達の転機の物語。

 しばらくして、青龍らはスレイブフェアリーとドリルリストとソルレーザーガンの実戦テスト代わりに彼らを容赦なく倒していき、圧倒的な実力で半数以上を片付けた。

 あとは1人残らず殺すだけ。そう思い奮起した時、家の方から、


「そこまで。もういいよ。みんな」

 という声が聞こえた。


 何度も聞いた声に青龍達は動きを止め、その方向を見ると、そこには1人のそばかすの少女と死んだと思われていた武文がいた。


「え! 玄田君!? 生きてたの?」


「勝手に死んだことにしないでよ」

 悪趣味なドッキリのようなものを仕掛けておいて不満そうにそう言う彼に、雲雀や大牙らは口々に文句を言うと、横にいた少女は、持っていたノートパソコンを起動させて、キーボードをカタカタと叩き、彼らの携帯電話にメールを送った。そこには、


『うっさいなー。タケ君が生きてたんなら、それでいいでしょ? そんなこともわかんないの? 腰巾着とマヌケ集団』

 という毒舌すぎる内容が書かれていた。


 この文面にマヌケ扱いされた雲雀達や、日頃から彼女に『腰巾着』呼ばわりされ嫌っている紫乃は激怒した。

 その怒りはもっともだが、武文はこれからのことを考え、紫乃らの怒りを鎮めた。


「ごめんね。彼女が不躾なことを言って」


「それはえぇねんけど、なんやそのクソガキ!」


「あぁ。紹介が遅れたね。彼女は入江愛花(いりえあいか)。僕の家のお隣りさんで、弱冠8歳で死獣神のサイトを作り上げた天才プログラマーAI。つまり、僕らの仲間だよ」

 目の前の無礼極まりない小学生の少女が、自分達の仲間であり、サイバーポリスを回避するシステムを搭載したサイトを生み出した本人だと知り、龍達は仰天した。


『よろしくだわさー。ま、さっきはマヌケって言ったけど、流石はタケ君が見込んだ殺し屋だね』


「ちなみに、彼女はデジタルネイティブでめんどくさがり屋だから、基本的に会話はパソコンを使ってでしかしないので悪しからず」

 武文からの補足事項を聞いて、雲雀や大牙達は面倒くさい奴が入ってきたと、げんなりした。

 今回から新しい仲間・愛花が登場しました。

 ネット関係やサイト運営において、彼女が優秀なのは言うまでもありませんが、またとんでもなく灰汁が強いのが加わりましたね。

 ちなみに、武文が電気代やネットの通信料、機器代などサイト運営に必要な資金全てを支払っているため、ペガサス同様報酬は無しです。

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