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冷酷な復讐鬼(4)

 闇に暗躍し、ターゲットの命を奪い取る裏稼業・殺し屋。

 これは、その中でも最強と謳われた1人の殺し屋と仲間達の転機の物語。

 以前は終業式の日だったからほとんど人がいなかったが、今回は通常通り。

 生徒らが普通に学校生活を送ってるこの状況で、白昼堂々殺し合いなんかしたら、必然的に野次馬が集まってくる。


 案の定、教師らにも報告がいき、職員室にいた武文と紫乃や騒ぎを聞きつけた雲雀らも、黙って見過ごすわけにはいかず人ごみに加わった。


 そうとは知らない青龍と黒猫は、彼らに見られながら、空中で何度も交差するようにぶつかり合ったあと着地し、荒い呼吸をした。


 呼吸が整い、続行しようかと思った2人だったが、少しは冷静になったらしく、ここでようやく野次馬の存在に気付く。

 このまま続けたら通報されてしまう。そのことが頭によぎった2人の考えは同じだった。


「ねえ。場所移さない?」


「賛成。お互い知られたらマズいものね。なら、ついてきて。もっとも、その間もしっかり命は狙うけど」


「まだそんなこと!」

 そう言い終わる寸前に、2人は本校舎の上まで連続ジャンプし、戦いを続けながら道路を挟んで東側にあるグラウンドまで移動した。



 これには雲雀らも無視できず、野次馬の対処をするペガサスを残して、死獣神メンバーは未来と合流したあと、2人を追いかけようとした。


 その途中、野次馬の中にいたはずの宙と美夜も何故か武文らについて来た。


「あんたら! なんでついてくんねん!?」


「当たり前だろ! さっき龍と戦ってたの、雰囲気全っ然違うけど、絶対ネコの奴だ!」

 青龍の相手が黒猫こと柚だということを初めて知った澪らは、耳を疑った。

 信じられないのは言った本人らも同じ。だからこそ、2人は真実を知りたくてついて行こうとしているのだ。

 その気持ちに共感した武文が宙と美夜の同行を許可すると、未来から屋上で何があったのか説明してもらった。

 この野次馬達にペガサスが何をしたのか。

 それはこの一件が片付いてから明らかとなります。

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