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その2『人物紹介』





『アルディス連邦王国』


⚫︎特別任務遂行部隊

アルディス王国軍の足手まとい、また有用な人材ではあるが扱いづらいような人物をまとめて管理するための部署。名前こそ格好良い感じがするがそのような部隊であり、本部はヴァナラダに存在する。

とはいうものの、意外に有用な人物が多く、しばしば“上”にコキ使われている。

……たまに本部が爆発したりもする。



・高崎佑也 (たかさきゆうや)

19歳の“元”高校生。

運動神経、身長(178cm)、体格もそれなり。

元の世界でもそれなりに充実してた日々を過ごしていたのに突如謎の世界に飛ばされ、言葉すらも分からないまま放り出されるという目にイキナリあう苦労人。

正義感が人より強く、悪くいえばお人好しとも言える。

現在はアルディス連邦王国の問題児部隊、『特別任務遂行部隊』の置物リーダーとして社畜の日々を送っている。

色々あって魔術聖典を所有したり皇帝と仲良くなったりしているが、一般人気質なところは変わっていない。

1年前の“ある事件”を境に、その正義感にも影響が。

──それは英雄の道か、それとも破滅への道なのか。



・エレナ=カスティリア

17歳の少女。名門カスティリア家の一人娘。

ザ・トラブルメーカーであり、教育名目で軍に派遣された。

……ただし大切に思われていない訳ではなく、危険な目に合わせないようにとカスティリア家に強く言われているとか。

『王の右腕』の名の通り、王族とも関わりを持っている。

その立場もあって、敬虔なテスナ教信者である。

貴族で、普段の口調も強めであることから性格もキツめだと勘違いされやすいが、意外と優しくて温厚な性格。

半年前に、その身分を狙われて拐われかけたことがあったが、特任部隊の仲間によって事なきことを得た。



・ルヴァン=ナデュトーレ

高崎の1番の親友である、20歳の青年。

小さい頃から軍隊に入る事と志していて、兵器に関しては凄まじい知識と実力を擁しているイケメン完璧超人。

特任部隊では副リーダーも務めている兄貴分。

しかし。少し短気な所が見られ、自分を通し続けるといった一面もあり、あまり上層部には快く思われていない様子。

見た目はなんだか怖そうだが身内には優しい奴で、意外にも誰とでも友達になれるタイプ。



・テラ=ナデュトーレ

特任部隊所属の18歳の少年。

部隊の副リーダー、ルヴァンは実の双子の兄であり、小さい頃から軍人を共に志して行動してきた。

攻撃・強化・汎用など全ての魔術の腕に長け、その実力は既にアルディス王国最強の使い手との声もあるほどである。

兄とは違い性格は比較的温厚。しかし魔術のことになると熱くなるところも。



・ランス=スコットホール

若い奴らが集まる特任部隊に所属する、最年長の54歳。

29年前の『第四次アルディス=ウラディル戦争』のカドナ方面戦にて、敵撃破数12四8人を1年半で成し遂げた奇人。

アルディス国内にも功績は広まり、英雄としての声も高かったのだが、そんな中軍部の司令ミスによって彼の弟が戦死。

それ以降上層部に悪態をつくようになったが、大衆からの絶大な人気もあり彼をクビに出来なかった軍部が、事実上の左遷先として『特任部隊』を作ることで解決を図った。

現在ではそれらの遺恨も終わり、逆に軍上層部に来てくれと言われているのだが、彼はここに居続けると言っている。




⚫︎アルディス連邦王国政府


・フューデル18世

アルディス連邦王国128代国王、現在は62歳。

父はアルディス36世であり、息子も3人・娘は2人と良い国王生活を営んでいる。

この国家においては珍しくはないことではあるものの、政治について全く不干渉の立場を取る国王で、普段は国内の各地を回っていたり、世界の諸国家との友好を深めるための活動を行なっていたりと、かなりの聖人と評判。



・ロデナ宰相

アルディス政府現宰相。

32歳にして宰相にまで上り詰めた、まさに天才。

話術と交渉力に秀で、今までも多くの国民、役人、そして他国の外務大臣までをも味方につけてきた。

しかし、何故かロリ系の女装癖がある。

変態な事以外は完璧な指導者、とメディアに称されたことも。




⚫︎アルディス王国軍


・ライトカール大佐

アルディス王国陸軍を指揮する偉大な指揮官。

「戦場で生き、戦場で死ぬ」ことをモットーとし、本来なれている筈の将官の職を蹴って大佐として前線に立ち続ける。

軍内部では実質将官という程の扱いを受けており、異例中の異例として大佐であるにも関わらず元帥の称号を賜っている。

あの『第四次アルディス=ウラディル戦争』を生き抜いた英傑で、状況把握と、そこからの未来の予想に長けているとか。

……ランスとの関わりも深いらしい。


・ロダン少佐

アルディス軍特別任務遂行部隊を実質的に率いている男。

高崎たちからは怒ると怖いと恐れられているが、士官学校上がりのけっこうエリート。だが、上官にうまいこと特任部隊とかいう問題部隊の世話を預けられ、体よく厄介ばr……もとい重要な任を授けられた苦労人。


・タートス

言わずと知れたアルディス空軍の大エース。

300年前の大陸間戦争の頃から、エースとして君臨する『タートス一族』の正当な血筋の持ち主である。

そのため、戦闘機の技術は幼少期から教えこまれていた。

その腕前は歴代タートス家でも随一のモノで、AIですら全く敵わないとされている。




⚫︎アルディス教育特区

アルディス王国第2の都市『デルカット』にある、多くの学院を一つの地域に集めることで高い競争性を生み出そうとして作られた地域一帯のこと。

保育園から大学院まで、バカ学校から世界に注目される大学まで、多くの学院が偏在する。


・セルヴィナ=ササハラ

父方が正朝、母方がアルディスのハーフな15歳の少女。

内気で引っ込み思案な性格で、そんな自身のことが嫌い。

教育特区にある、『アルディス第二魔術学院』に通っている。

しかしその中ではあまり成績は芳しくなく、そのことにも少なからずコンプレックスを持っているらしい。

魔獣事件以降、何かと高崎の事が気になるご様子。





『大正帝国』


⚫︎正朝七英雄

近年成立し、即大繁栄を極めることとなる正朝を導いた、帝を含めた七人の者の総称。その全ての者が優れた力を持ち、それらが集まったのは「奇跡」と評されることも。

一雄を風早とし、二雄がその妻、雅銖衞は三雄、杏は四雄、殷生が五雄、玲は六雄、アリフィが七雄となっている。



・風早相馬

大正帝国初代皇帝。47歳。

19歳にして帝国のトップに立ち、かつ正朝を反映に導いたとされており、救国の英雄としても名が高い。

頭が切れ、ここぞという時の決定力に優れており、仲間からは絶大な信頼を得ている。

しかし、12年前の事件よって彼の成功の運命は狂うことに。


・風早楓

正朝皇帝『風早相馬』の正妻。

性格はマイペースそのもので、いつも彼を振り回していた。

攻撃関連の魔術についてはダメダメだが、その分回復魔術の腕は凄まじく、今まで何万人と救ってきたとか。

しかし、12年前の北方戦争時に──。


・風早唐馬 (かざはやとうま)

風早相馬と楓の間に出来た1人息子。15歳。

その偉大な父の息子らしく、魔術の腕も十二分。

頭もかなり良く、6カ国もの言葉をマスターしている。

しかし、それでもそれ以上に腕の立つ父親と比べて、自身の才能に少しコンプレックスを抱いているとか。


・雅銖衞

正朝七英雄三雄。

古くから風早の元につき、主に彼の相談役として、またストッパーとして活躍した。魔術の腕は素晴らしいのだが、彼の魔術は大規模な爆発魔術ばかりで、扱いには結構注意が必要。

名前の通り雅一族の末裔の1人であるが、彼は特にその意識はないご様子。


しん

正朝七英雄四雄。

元東安市の市長で、建国前にはその権力を使って民衆にアピールをしたりなどで活躍。特に強化魔術の腕前が高く、いつも仲間たちをサポートしていた。

見た目が10代半ば程である。“ある理由”によって、実際の年齢とは異なる見た目のままであるようだ。

性格は結構冷た目だが、仲間思いじゃない訳ではなく、仲間がピンチになると涙目になったりする。


・殷生

正朝七英雄五雄。

七英雄最年長の初老の男で、司令塔として活躍している。

元燿朝陸軍の幹部でもあった生粋の軍人であり、その軍事に関する知識なら今の正朝に彼の右に出るものはいない。

頭がキレる男で、操れる言語は15個を超えるとか何とか。


・玲

正朝七英雄六雄。

極東の諸島出身で、平和を愛する優しい女性。容姿は美しく、見た目と年齢との差異がかなり激しいが、これは杏とは違って単に彼女の努力である。

女性の美は努力とお金でどうにかなってしまうモノなのだ!!

……まぁ彼女の場合は整形ではなく、あくまで“維持”なのだが。


・アリフィ=ヴィリティアース

正朝七英雄七雄。

エルフに似た見た目をした“サラマ族”の出身であり、その経歴から分かるように魔術が大の得意。料理や洗濯など、普段の日常生活ですら魔術を使う程に繊細な使用が可能。

因みにサラマ族は寿命が長く、見た目はまだ少女のような気さえしてくるが、実は殷生より年上なのでは、という疑惑が立っていたり。




『他組織』

⚫︎大燿帝国同盟会

かつての大帝国、燿朝を再興を狙う者達が集う秘密結社。

主に元当主、雅一族をリーダーとして、当時の貴族の末裔などだけでなく、旧教過激派なども味方につけている。

彼らの最終目標は、燿朝による東大陸の統一。

そして、そこから西大陸へも攻め入る。まぁ即ち世界統一。

そのためにかなり前から準備を行なっていた……らしい。



雅建隆(が・けんりゅう

新大燿帝国1代皇帝を名乗る男。39歳。

彼はかつての燿朝最後の皇帝『雅建津』の息子であり、正朝建国時も中都宮廷にいた。腐敗状況を変えようとしていた父のことを慕っており、彼が死んだ後もずっと彼の名誉を守ろうとしている。

それからは、前王朝の皇帝である父を悪く言わないという約束をし、風早に皇帝の座を譲った。

……しかし近年の風早の施政を独善的な独裁とみなし、多くの準備を重ねた上で、反乱を起こすこととなる。


・桑炎

燿朝最期の陸軍大将、60代。

その才は常人離れしており、燿皇帝からも恐れられたという。自身の力だけに信頼を置き、他の者を頼りにすることはない。

30歳手前にして陸軍大将に就任するなどといったところからもその規格外さが知れる。

正朝の成立共に歴史の表舞台からは姿を消していたが、今回の反乱騒ぎにて再び陸軍大将として君臨。永都侵攻戦において、魔剣『集祈』を持ち挑むが、激戦の末風早に敗北した。


・アラン=ヴィルマーム

アルディス王国大陸方面にある秘境『ダラーデン』に存在した秘密組織の実質的なリーダー。組織全体の目的としてはともかく、彼自身の最終目標は、魔術聖典に絡んだ世界全体の歪みを無くすために、現在の世界体制を打破すること。

利害関係が一致したため、燿朝同盟の連中と手を組んではいたが、彼は全くそのことには興味はなかったようだ。

彼自身も、“酸素を一定含んだ空気を自在に固められる”などといった魔術聖典を所有していた。

ある騒動で高崎に殺され、現在その力は高崎が所有している。

……他にも、“何か”がありそうな男だったが……?





『その他』

・神(?)

高崎や風早をこの世界に連れ込んだ謎の存在。性別変換や体格の変更など、従来の魔術で不可能なことをやってのける。

その存在は怪しく、何か“裏”があるに違いないと高崎は踏んでいるのだが……?


・雅奎秀 (が・けいしゅう) [1902〜1948]

大燿帝国3代皇帝。都を中都に遷都したことで有名。

しかし、その他にも優秀な人材の登用、各国との外交などで活躍し、燿朝の世界帝国たる所以を作り上げた人物としても高く評価されている。当時の元号をとって、永安帝とも呼ばれる。


・袁荘頤 (えん・そうい)

大正帝国、陸軍中将。

比較的若くありながら、その士気能力を買われ年齢を考えるとかなり若くして中将を務めている。

12年前の北方戦争では重要な作戦の指揮を多く務め、圧倒的な正朝の実力を示すことに多大な貢献をした。










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