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幕間②『正朝侵攻作戦②』





5月25日、正朝永都から200kmほど南の地域。


……そこでは現在も、断続的な戦闘が行われていた。


燿と正による『京州の戦い』は停戦したものの、ウラディル軍とアルディス正朝連合軍による“盧宣市”における戦いは未だに続いているのだ。



ウラディル軍の侵攻を防ぐために、アルディス軍や正朝の軍人は勿論のこと、一般市民まで参加している状態であった。


前線である市街地にはそこなら住んでいた市民も多くいる。

そして彼ら一般市民によって土嚢が詰められたり、穴が掘られたりして、簡易的な塹壕が形成されており、ウラディル側の攻撃により耐えられるようになっていた。



「……ウジ虫みたいに湧いてきやがるなッッ!!!」


アルディス側の兵士達がその塹壕に隠れながら、隙を見て手に持つ最新式のライフルをぶっ放す。

しかし、それだけでは奴らを止めることはできない。


敵は全て防御魔術で固めているためだろうか。

銃弾を貰っても負傷で済むため、彼らの勢いはなかなか止まりそうになかったのだ。また、最初の交戦場所とは異なって市街地であるため、敵側も比較的身を隠しやすい。


また、数の少ないアルディス軍は徐々に押され始めていた。


だから1週間ずっと、前線は“停滞”したままである。



当たり前のことだが、準備が整っている場合は攻防戦なら圧倒的に防衛側が有利である。


防衛側は自身の身を守る要塞などに身を隠すことが出来るが、攻撃側はどうしてもその身を晒さなければならない。


それに、この近代化を極めた戦争において重要なのは歩兵でなく、もちろん大砲などの兵器だ。

すなわち、防衛側はそういった兵器を並べやすい訳で、そういった点でも攻める方は苦戦を強いられる。


──まぁすなわち、アルディス軍は軍勢では負けているが、戦争という仕組み上、うまく防衛をこなしているのだ。



交戦から18日余りが経った現在では、前線近くの空港を正朝から借りたアルディス軍によって、物資や兵員の空輸が行われている。


……しかし、問題点があった。



前線後方の砲撃隊に無線が入る。


『へいっ、ヘイッ!! 12時方向の家屋に敵が潜んでやがる、GPSで座標を送るから砲撃を頼む!』

「……了解したが、奴らを残らずぶちのめすほどの弾は残されていない、爆破後の後片付けは任せたぞ!」


そんな返答が無線から届くと、家屋をまるごとぶち壊すには不十分な弾だけが飛んでいく。



──そう。どうしてもこの大規模な防衛戦では、空輸だけでは弾といった物資の補給がしきれないのだ。

勿論、正朝側からの物資支援はあるが、弾に関しては規格が違うので自国のモノを使わなくてはならない。


よってアルディス軍は、5日ほど前から慢性的な弾薬不足に苦しまれており、それもウラディル軍を押し返せずにいる原因となっていた。



(……あーもう畜生!! かなり生き残ってやがる!!)


砲撃後の様子を仲間と3人で見に行ったその男は、迷わずライフルを構えた。

しかし、そこに居たのは5人ほどの死・負傷した敵兵士と10人ほどの五体満足なものであった。


──やはり、あの砲撃では殺しきれなかったらしい。



10人のうちの1人の頭に弾丸がぶち抜かれると、奴らもこっちへ気がつき反撃を始める。


──9対3。かなりマズイ状況だ。


「………ッッ!!!?」


気休めにしかならないだろうが、3人目をぶち抜いた後に、その男達は射撃をや近くの薄い壁の隠れた。


その瞬間、敵軍の弾幕がこちらへ飛んで来る。

奴らの銃『UD950』が放つ大口径のライフル弾が、薄い壁をゴリゴリと削っていく。


──この壁ではそう保たない。



彼がそう絶望していると、空から1つの“何か”が落ちてきた。



…………“アレ”は……。



「………ふ、伏せろォォォオオオオッ!!!!!」


壁に隠れていた3人が、その声を合図に伏せる。


その“何か”は、敵軍の場所に着弾すると、細く縦に長い爆炎を散らして大爆発を起こした。


爆炎で敵兵達の姿が見えなくなるが、そこでの阿鼻叫喚の声が時期に鎮まったのから察するに、残らず死んだのだろう。


──しかし、その爆風はこちらへあまり飛んでこず、3人はほぼ無傷であった。



「い、今のは……??」


男の内の1人が、頭を抑えながら首を傾げる。


「多分だが…、あれはウチの高速爆撃機の“ピンポイントボム”だな。あの特徴的な爆発の仕方は見たことがある」



“ピンポイントボム”。

それは、アルディス軍が採用している爆撃機における、対戦車用の爆弾だ。

その元は、第四次アルウラ戦争時に開発された、ウラディル国防軍の重戦車『VAC』用の兵器である。


爆弾の爆発の仕方を、全方向にせずに縦に絞る構造にすることで、戦車の装甲に大ダメージを与えられるその爆弾は、限定的な場所に壊滅的な破壊をもたらすことから、別名『鳥のフン』と呼ばれているらしい。



突然落ちてきたその爆弾に、危機的状況から救われた彼らの無線機に、突如無線が入ってきた。


『へい生きてるか小僧、爆薬不足だそうから手を貸したつもりだが、俺が引導を渡しちまったりしてねぇか?』


「………あ、アンタは……?」


突如馴れ馴れしく話してきたその相手に、彼は疑問の声を発する。



『ん、俺か? 俺はタートス。………アルディス空軍第1部隊のリーダーを務めてるナイスガイだ。

もしタートス家って聞いて思いついたなら、“ソレ”だ』


「……タートス、って“あの”タートス!? 爆撃王家の!」


彼は其の言葉に、思わず驚愕の声を上げた。



タートス。それはアルディス空軍におけるエース的存在だ。

300年前の大陸間戦争において大活躍したその一家は、代々空軍のパイロットを務めており、小さい頃から英才教育を受ける彼らは、常に空軍のエースを張っている。


特に、それから14代目となる彼はその中でも抜きん出た才能の持ち主とされ、世間からはAIでも勝てない人間、とまで言われるほどである。


──そんな彼は、どうやらこの戦闘でも大暴れのようだ。



「た、助かりました。おかげでなんとか生きてます」


『おーいいってことよ。戦場ではカバーのし合いが大切だ。間違ってもそれは足の引っ張り合いではないから、お前も誰かが困ってたら助けてやってくれよな』



ま、できる範囲でな、と最後なら付け加えて無線が切れた。

……何というか、陽気な奴であった。




──そうこうしている内に、爆炎は晴れ、その先が見えるようになっていた。


そこには、見るも無残な敵軍の死体が散らばっていた。

手足はあっさりと千切れ、その残った部分も燃えている。


その姿を見た彼らは、思わず口を抑えた。




「……くそっ、昔から戦場ってのは誉れある誇り高い場所だって教えられてきたが、

──やっぱ最低最悪のクソッタレな“地獄”じゃねぇか」




誰かが、そう呟いた。






────────────────────────────








そして、上空。


激しい戦闘が地上で行われている一方で、その頭上はほぼ完全に安全な状況であった。


「はぁ、ウラディルの奴らは相変わらず空軍は弱っちいな。AI自動操縦機の単純な動きじゃあ俺らには勝てねーよ。

……ま、無人なのをいい事に、スペック“だけ”高いようだが」


マッハ3に迫るマルチロール機に乗るタートスが声を漏らす。

既に、彼の現在の任務は地上部隊の援護であった。



──すなわち。


“ウラディル空軍の戦闘機の姿は空にはなかった”。




何を隠そう、空ではアルディス軍が圧勝していたのだ。


ウラディル軍は自身の領土から直接現地に迎えて、アルディス空軍はわざわざ正朝の領地を迂回して来なければならないという状況であってもだ。



アルディス王国の主力機である『DAN─36』は、決して圧倒的な能力を持つ戦闘機ではない。

特徴といえばその内部に存在する機械による、敵軌道予測や弾道予測機能くらいなものだ。


対空レーダー砲に対する対策も、改良による速度向上や機動性の改善、また敵AIに捕捉されないためのステルス機能程度か。


しかし、この軍は兵員養成などを全力で行い、空軍に最も力を入れている。300年前の大陸間戦争の頃から、空ではアルディス軍が世界最強の軍であったのだから。


また先程挙げた技術も、それの効果を限界まで高めるよう研究されており、他国の同じ対策とは一線を画するのだ。



それに、ウラディル軍はAIによる自動操縦機を主力として今回が初めての実践である。

だからこそ、まだその動きはぎこちなく、マッハで360度を飛び回る戦いに対応しきれていない。



だからタートス達が、“実践に対応しきれていない”AI操縦機と少しばかりの一般機を落とし尽くして、現在の完全な制空権の確保状態になっている訳だ。


当然、アルディス軍も将来的な無人機の導入は計画している。

今頃アルディス連邦王国の戦闘機開発担当部門の人らは、まだまだ不十分なものを出しゃばって実践投入したウラディルを見て笑っているのだろう。




「──しかし、それにしてもウラディル軍の航空機が少なすぎる。情報によればこの数倍は軽く所有しているはずなんだが」


彼がふと疑問を出す。

そう、それにしても敵航空機が少なすぎるのだ。

ウラディル空軍は最強ではないが、中々に厄介な敵のはずだ。


「南カドナ方面に戦力を割いてるのか? ……いや、そっちもウラディル軍の航空戦力は多くなかったって報告があったな」




彼が地上支援をしつつそう考えていると、無線が入ってくる。



『おいタートス、緊急の任務だ。現在南雅海でウチの物資輸送船がアルディス本島から前線に移動してるのは知ってるな?』


「あぁ、現在の物資不足を打破するためのヤツだろ? そんで、それがどうしたんだ?」


すると、無線先の男は声質を下げる。


『現在、彼らの近くにウラディル海軍が捕捉された。

……もし沈められれば、ウチは大量の物資と数万の有望な若者を失うことになる。それだけは絶対に避けなければならない』


「──そんで、だから行ってこいってことだろ? そんな大層な理由づけされなくてもアンタに命令されたなら俺は行くぜ」

 


その宣言と共に、彼のマルチロール機は通常運行速度からスピードを上げていく。



(……なるほどな、奴らの主力機の一部は今俺らの軍の輸送船をぶっ叩く為に動いている、と)


これで繋がった。

大切な前線にもかかわらずアルディス空軍にみすみすと制空権を譲っていたのは、まずその先の敵拠点を崩壊させるための作戦であったようだ。



流石に直接行く訳にもいかないので、一旦基地に戻り弾薬を積み直していいか、という旨を聞き、彼は戻っていく。


もちろん、彼の仲間も一部引き連れていく。

長年、常に一緒に飛んで国をも護ってきた真の友達であった。




──世界最強の航空部隊が、新たなる戦場へと向かっていくのであった。








────────────────────────────








──南雅海沖。


波が激しいその地域を、大きな船の艦隊が進んでいた。

物資輸送船や、その護衛艦などである。


具体的に言えば、それは超弩級戦艦『アルディシア』や、フューデル級空母『カスティリア』……と呼ばれている、アルディス王国海軍の主力部隊だ。



そして輸送船は勿論のこと、護衛艦らはそれを遥かに超える程大きく、全長は500mは軽く超えている。

そして、その巨体が“時速300km”を超えるような速度で進んでいた。


そう。この世界では近年、『第二次大艦巨砲主義』とも呼べる風潮が進んでいるのだ。


──何故かと言えば、最新技術の発達である。




力の使い方の効率化、ロケット推進技術の開発、人口魔力の運用によって砲火やエンジンの威力は二次関数的に増している。


さらに、AIやスーパーコンピュータによって、大砲の弾道を細かく調節出来るようになった結果、敵が視認できない遥か遠くから、大砲の弾をぶち込んで勝つという方式が採用され始めてきたのだ。



元から派手な兵器が大好きであった西大陸の『マナスダ合衆国』は、全長数キロメートルに及ぶとかいう、ブッチギリの世界最大を誇る超巨大戦艦を開発しているとも聞く。


別名『動く要塞島』と呼ばれるソレは、他国の主力艦の巨大化をさらに促進しているのだ。



当然、航空母艦といった航空機の運用も重視する風潮も依然強いままであるが、レーザー砲やロックオン技術による対空装備の拡大によって、以前よりは海上における航空機の有効性が減っているのは事実。

海を制す方法が変わっているのは間違いなかった。



『……ザザ…10時方向、150km先に敵主力艦を捕捉、……ザザ…もう交戦は免れません。……ザッ』


空母から出艦した味方の航空機からの連絡が艦長の元に入る。

無線の奥から聞こえる音から察するに、既に空母から発艦した戦闘機同士の交戦が始まっているようであった。



150km、それは水平線の遥か向こうである。

視認できないのは勿論のこと、時速100kmの車に乗っても着くのに1時間半はかかる距離なのだ。


──しかし、この時代の艦砲の威力ならば、それは決して遥か遠くという訳ではない。



『よって、こちらから敵主力艦の座標についてのデータを送ります。と言っても大まかなデータなので、細かい調整は人工衛星からの情報を使用して下さい』


その言葉と共に、リアルタイムの敵艦座標情報が発信されてくる。


……命を賭けた空戦の最中でよく送ってきたものである。



その命がけで彼が送ってきた情報を元に、船に積まれたAIがそれに命中させるための弾道を瞬時に求める。


そして、それは艦長の指示もなく、艦砲自体に影響を施す。

ウチが知れる情報ということは、敵側にも既に伝わっているかもしれないのだ。


──早くやらなければ、やられるのは“こっち”だ。



『敵艦との距離は147.467km、現在の艦砲角度により右に16.02度、上に9.57度動かします』


機械によってその結論が下されると共に、艦砲が派手な音を鳴らしながら動く。それはスムーズで、そして正確であった。


勿論、その数値は少しずつ変更されていく。

自身も敵も時速数百キロで進んでいるのだから当然だが。



周りに追随している他の艦も自身のモノを目標に向かって定め始めている。各々が、情報に従い独自の角度を決めたのだ。




そして、そのAIによる弾道予測線と自動標準による艦砲の移動が合わさった瞬間に、艦長が指令を出した。


「撃てえええぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええッッッ!!!!!!!!!!」



ドガガァァァアアア!!!


音にもならないほどの爆音が至る所から響き渡った。

前もって対策として耳を塞いでいた乗組員も、体をも震えさせるあまりの音の大きさに少し顔を歪める。


150km先の目標物を破壊するための大砲。

その威力を実現するためには、やはりそうなってしまう。



目にも見えぬ速さで各艦から射出された、直径2mにも迫る弾の嵐は水平線の向こうへと飛んでいく。


アレらが実際に当たるかどうか。

それには上空の不規則な風だとか、温度湿度による空気抵抗の変化だとか、射出された時の“ほんの僅か”のズレだとかが大きく影響してくる。


だから、最新のAIによる正確な弾道予測と言えども、流石にそう簡単にはうまくはいかない。


相手より“先に”見つけられるかどうか。

制空権を獲り、航空機からの情報を得ているかどうか。

敵よりその予測の性能が良いかどうか。


……そして“運”があるかどうか。


それで、この勝敗は決まるのだ。




そして、“撃つだけ”でこの艦達の役目は終わらない。


時期に奴らからのお返しが来る可能性が高い。

──それをまた予測し、何とかして避けねばならないのだ。


ここでもまた、最新スーパーコンピュータによる超高性能AIの役目である。


ある意味、この時代における海の戦いというものは、既に人の戦いというより、各国の科学技術によるAI開発の戦いであると言えるかもしれない。




そうして、回避とさらなる攻撃のための予測をAIが立てながら、総数40にもなる艦隊は動き続けるのであった。











挿絵(By みてみん)

▲5月25日、東大陸おおよその勢力図








【プチ用語紹介】

・DAN-36

アルディス空軍が採用しているマルチロール機。

性能は現在は圧倒的なモノを持つ訳ではないが、長年積み上げたパイロット養成の方法、そしてどんな状況にも対応できる汎用性や既存技術の強化が、最強の空軍たらしめている。


・UD950

ウラディル国防軍が採用する歩兵用アサルトライフル。

独立歴950年(テスナ歴2534年)に開発された為このネーミングとなっている。

これの改良版のUD950Sは、反動制御機能が非常に高く、子供や女性でも普通に扱えてしまえるレベル。


・重戦車VAC

ウラディル国防軍が使用している大型戦車。

旧式戦車を改良しつつ50年は使い続けており、その形式は地球にあるような感じのモノ。しかし主砲の威力は凄まじく、彼の前では要塞もオモチャの壁のようなモノである。

ちなみにVACは、ウラディル語で『対アルディス用戦車』という言葉のイニシャルを取った意味である。


・ノクス=タートス

言わずと知れたアルディス空軍の大エース。

300年前の大陸間戦争の頃から、エースとして君臨するタートス一族の正当な血筋の持ち主で、幼少期からその技術を教えこまれていた。その腕前は歴代タートス家でも随一のモノで、AIですら全く敵わないとされている。


・超弩級戦艦『アルディシア』

アルディス海軍が開発した巨大戦艦。

近年対航空機レーザー砲技術の発展により、始まりつつある100km以上の間で直接艦隊が交戦を行うという風潮。

つまり新しな“大艦巨砲主義”、に対応するために作られた。

超高性能AIと人工衛星を使用し、自動的に敵艦に標準を合わせる機能が積まれており、これがその距離感での戦闘を可能としている。

因みにその名さ大陸間戦争期の戦艦名に由来する。


・フューデル級空母『カスティリア』

アルディス海軍が使用している空母。その大きさは500mを軽く超えており、その大きさは世界4位の座を占める。







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