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9話後編 『燿の再興と各々の思惑』





【大燿帝国再建の宣言文書】

テスナ暦 2563年5月5日


かつて、この地は世界の中心であった。

ありとあらゆる国の人々が集い、どんな人種も宗教も受け入れ、政府は民の為に動いた。

故に、一番の経済大国でもあったのだ。


しかし、その栄光の歴史は忘れ去られつつある。



政府によって独断的に貿易の規制、旅行の制限がなされ、国は閉ざされた。

それによって需要は大半が国内のみとなり、それに関わる会社、人々が苦しむことになった。

何故そんな政策をとったのか、その政策がどのような利点を生むのか、それすらハッキリと国民には知らされていないのだ。


治安の向上? 輸出入規制がそれを生むとは到底思えない。



だからこそ、私は立ち上がる。

この中雅の地の栄光を、再び取り戻すためにも。


私に賛同した者達よ、共に立ち上がろう。

私の目指す最終目標は、この地の全ての民が安心して暮らせる完全福祉国家の成立である。



我らの新しい大燿帝国はこの地のために戦い、そして尽くすことを誓う。

途中でおかしいと思ったのなら、手を引いても構わない。

だが、少しでも我が意見に賛成なら付いてきてほしい。


いつだって、国を、世界を変えるのは、そこに生きる人間一人一人なのだから。






──────────────大燿帝国 新1代皇帝 雅建隆










────────────────────────────







……時は少し戻って1時間程前。


正国中部に位置する都市、中都。かつてはこの地の治める大帝国の都として栄えたその街の中心部には、ある巨大な建造物が存在する。


──その名は“旧燿朝宮廷”。そして現、雅一族の宮殿である。


600年を超える間、東大陸を跨ぐ大帝国を統治し続けた雅一族が今もそこに居を構えているのだ。



そんな伝統ある建造物の中で、ある会話が行われていた。


「おい、永都における準備はまだ終わっていないのか?」


話しかけられた男は、通話機を片手に返答する。


「今丁度聞いております。…………あぁそうか、分かった。

──現在、宮廷の中で管理されている皇帝の統制ネットワークを遮断している最中だそうです」



その答えを聞いた男は、怪訝そうに問い返す。


「予定より随分遅いな?」


「それが何やら、現在皇帝が何者かと密談を行なっているようでしてね。普段と比べて警備の仕方が変わっているらしく、そこに苦戦しているようですね」


まぁ時間の問題でしょう。とその男は付け加えた。


実際それは正しく、警備の者の中にも内通者がいるので統制の仕方は部隊に筒抜けであった。

……その後撤収中に、“1人の少年”にたまたま遭遇はしてしまったらしいが。



「なら、電波ジャックの方はどうなんだ?」


「そちらは順調です。もう既に準備は済ませております。後は、システムを起動するのみです」


そうか。と男は軽く答えて、たばこに火をつける。


それは、作戦に関する失敗などまるでありえないというような余裕を感じさせた。



「では、現在の我が軍の配置はどうなっている? それも終わっていても良い頃だろう?」


「えぇもちろん。既に完了しております。

………我が直属軍が40万、西部部隊が28万。そして別隊の永都攻撃部隊10万は既に体形を整えております。もちろん、予備師団や兵器等の整備も初期想定の1.5倍ほど整っており万全です」


「“ウラディル”の連中もか?」

「当然です」


なら良いと言わんばかりに座っているソファーなら男はさらに体重をかけた。煙草を蒸し、ゆっくりと吐いた白い息が天井へと登っていく。




「それにしてもここまで上手くいくとはな。いくら我らの資金が多かろうと、“金だけ”で人はそう簡単に動きはしない。

………風早、お前が思っているよりもこの国の民は不満を持っているらしいぞ?」



そう、かつての帝国『燿王朝』の末裔、“雅建隆”はニヤリと笑って言うのだった。




準備はほぼ整った。

後は実行に移し、そして成功するだけだ。



「………さぁ、やってやろうじゃあないか風早。

 この有史以来最大の内乱に、一体お前はどう動く?」










────────────────────────────








この突如起こった革命。首謀者たる雅建隆の演説の様子を、正朝の国民も当然その一部始終を見ていた。

そしてそこで明らかとなった、かつての皇族による革命。その大事件は彼らの心をも、多かれ少なかれ揺れ動かしていた。


そして、当然。

国民全てが、現在の政権たる正朝につく訳ではない。




──ある場所で2人の男が避難先にいた。

両者とも若く、20代であることはわかった。彼らは周りの人々が突然の出来事に動揺を隠せず戸惑っている中、真剣な表情で互いの顔を睨むように見つめ合っている。


そして、暫しの間の後。

その内の1人が、下を向きながらこう告げた。



「………俺は。俺は、雅側につくぞ……ッ!」


──そう、決意する者だっていた。



「おいっ!? テメェ本気で言ってんのかっ!?」


「……………あぁ」



隣にいた、彼の友人であろう男が驚きの声を上げる。

しかし、彼の決意は変わらない。


「俺の父さんは貿易業だったんだ。なのに輸出入の制限せいで、そう強い会社じゃなかったその会社は、減ってしまった枠の取り合い競争負けて業績悪化、そのままクビになって仕事を探すハメになったんだ」



その言葉に、隣の男は黙り込んでしまう。


それでも、正朝はかつてないほどの勢いで経済成長を遂げているだの、輸出入の規制とはいえ国の検査を通せば問題なしだのそういったことを言ってもきっと意味はない。


そんなことくらい承知の上なのだろう。

その上でこの男も本気で考えいるのだと、そう感じたからだ。


「そりゃ、国からの補償は多少はあったさ。……でもさ、それだけじゃ父さんの、そしてその仕事仲間の人生を狂わした事とは釣り合うとは思わない」



そう言って、彼は前を向き直した。

その目は確実に、彼の人生の中で最も澄んだものだった。



「だから俺は今が変わるかもしれないなら、正朝なんて捨ててやる。俺なんかに出来ることはあんまりないけど、それでも何かしら出来るはずだろ」




そうして。そのまま、彼はもう人の親友から目を逸らし、後ろへと振り返り歩み出した。そう、彼は長年を共にしてきたその親友を誘うこともない。これは、自分自身の決意なのだから。


そして、その隣の男は。

彼に何も声をかけることは、できなかった。






──帝国内各地で少しづつ、状況は動き始めていた。









────────────────────────────







そのほぼ同刻、アルディス軍解析部。


その静かな部屋で、1つの声が上がった。


「………終わった、のかな?」



それは数週間前、“ある事件”によって送られてきた1つのUSBであった。その中身は、旧教過激派組織の機密情報が入ってるとされている。


しかし、とりあえず自動暗号解析ソフトにぶち込んだのは良いもの、それはとんでもない化け物対解読対策が仕込まれていたらしい。

数週間もの間、このソフトは解読に至らなかったのだ。


一旦取り出して、手動で作業を行おうか何度も悩んだが、いつも最終的にもうすぐ終わるんじゃないか?という結論を出して任せていたらこんな感じなのであった。



いやそんなことは置いといて、本題はその中身である。

彼はUSBを取り出し、自身の愛用であるPCに突き刺す。彼は長年の相棒だ。彼は今まで、様々な仕事をこの相棒と解決してきていた。

……まぁ、何度もその中身は変わっているのだが。


そして、中身にあったデータが開かれる。

それはもう、既に解読済みとなっている。元々その中に記録されていた凄まじい謎の配列は、全て綺麗にアルディス語に変換されていた。




(──さて、一体どんな内容なのでしょうかね……?)


自分と相棒を、数週間もの間苦しめ続けた相手である。

報復とばかりに、もうそれは隅々まで見てやろうと意気込む彼であったが、まず一番上のリンク先を開くと、その手が。止まった。


それは、その組織の理念と名前、であった。


「……嘘、でしょう……?」



そこに書かれていたのは。


旧教過激派組織程度のモノではなかった。



『大燿帝国同盟会』という組織名と、その理念。




『燿王朝を復興させ、東大陸全てを支配する。』という計画の立案書であった。







────────────────────────────








「──なるほどな……」



そして時はいくらか進み、その情報はデバイスを通して高崎にも伝わっていた。彼はこの状況に関していくらか合点がついたのか、少し納得したように軽く頷きなぎらそう呟いた。


周りへと目を見やれば、変わらず凄まじい混乱が続いており、通信も完全に麻痺している。最初はただ混乱のせいで発生した通信障害かと思ったが、このあまりに不自然な狂いな通信の無力化は、恐らくこれも燿朝の作戦の1つであることは推測できた。


察するに、自分達にとって都合の良い情報だけが、うまく通るように工作されているのだ。



──が、高崎が使うデバイスはアルディス独自の通信網を使用しているためだろうか?


何とかその情報が、アルディス本土から届いたのである。




そこに書かれてのは、例のUSBの中身の情報だ。


──まず、旧教の連中は燿朝の末裔とグルだったという事。

これは、最終目標が世界の改変であるアラン達のことを考えれば確実であるだろう。



そしてその末裔、雅一族の真の目的。


──それは……、“東大陸の統一”。


何故なのか。

………と言えば、その発端は600年以上前に遡る。



1862年に成立してから暫く経ってから、つまり1900年代の大燿帝国は、名実ともに東大陸一番の大帝国であった。

西は中央海、東は地獄海。その広大な領土は緑星の2大海に接し、天然資源も、人的資源も世界を圧倒する量を保有していたのだ。


そんな世界的帝国、燿朝の第3代当主であった『雅奎秀』は、その頃に帝国の都を中都へと遷都した。


しかし当時から、帝国の中心地は現在の永都が位置する東の大河付近であり、現代においても、経済的にも人口的にもそちら側が栄えている。



──ならば、何故首都をそちら側へ移したのか。


『中都』とはその名の通り、中雅地方の、そして“東大陸”の「中央」に位置する都市であり、かつその名においても、東大陸の中心という意味を持って名付けられた街であった。

また、領土の中心部に首都を置くことは、各地への支配も行き届きやすくなることを意味する。


──つまり、かつての皇帝達は“東大陸を制覇する”ことを目標としたのだ。




……しかし、その野望は潰えることになった。


その理由は当時勃発した、比較的科学に秀でる東大陸と、魔術に秀でる西大陸との最初で最後の世界大戦。


大陸間戦争(ヴァル=デナリィ)』。


それに勝利するために大陸全体が団結せざるを得ず、帝国による大陸統一の夢は断念に至った……という歴史があるのだ。



そして、今回の首謀者である雅建隆。


彼は、燿朝が滅んだ時は12歳ほどの子供であった。

だが、目の前でその一族の没落を見ていた者の1人である。

確か彼はそのことに関して、これまで表面的には「帝国はあまりにも腐敗していたのだから仕方ない」、という立場を取っていた筈であったのだが。


──それほど、今の政府が気に入らないのだろうか?




そして……だ。


高崎はそれらの情報を見て、

このクーデターの目的……というか、それ以前の事件が何のために遂行されたのか、理解した。



ひと月前、アルディスを襲った魔獣の事件。


あれは比較的親正感情の高いアルディス世論を反ウラディルに向け集中させ、燿の革命に関する関心を抑えることが目的。


──つまり、燿の周辺に位置する2大国家アルディスとウラディルが手を取り合うことを抑えようとした。



そして、数日前の列車爆破未遂事件。

あれに関しては、“上”からすればその行為自体は成功でも、失敗でも良かったのだろう。


既に、そこまで“反感を持っている者”が、いる。

それは“自分たちだけではない”……という事を、少なからず政府に悪感情を持つ民衆へ暗に呼びかけることが目的だった。


──つまり、民衆を新生燿朝の味方に少しでもつけたかった。



そう考えてみると、今までの事件に一本の筋が通る。




そして、何よりもヤバイことが1つ。

そこに書かれていたのは。


「──永都制圧第一部隊が、約10万……」





──そして。


その瞬間であった。

遠くから、パン!! と凄まじい発砲音が鳴り響いた。


それは、威嚇射撃なのか?……それとも──。



そんな不安の中、一度に消えたモニターが再び光を灯す。

今度そこに映ったのは、先ほどの人物ではなかった。


これまた伝統的な軍服に身を包んだ、1人の中年ほどの男だ。その胸に輝くいくつもの勲章などから察するに、軍の幹部あたりの存在であろうか?



高崎は、今度は彼が口を開く前に翻訳を用意する。

そして用意が完了した所で、その男は話し始めた。


『永都の民よ御機嫌よう。私な燿朝陸軍大将、桑炎である』


そんな名乗りとともに、それを見ていた者達がざわめきだす。

というのも、気がつけば彼らのいる公園の周りを、銃を担いだ多くの厳つい兵士達が囲っていたのだ。その軍服は、ここの住民達は最近見かけなかったモノだろう。


──つまり、20年ほど前に消滅した『燿朝の陸軍服』。




『さて、突然ながら我々は、この腐りきった永都を変えるためにここに来させてもらった。そこにいる諸悪の根源、クソッたれな愚帝の首を刈り取る為だ』




すると、その言葉が放たれた途端、一部の者から叫ぶような声が放たれた。大方、ふざけるな! といった反対の声だろう。


当然だ、現状に不満がある者は多かれ少なかれいるとしても、多くの者は正朝の皇帝たる風早を殺してやりたい……などとは思ってはいないのだから。


最初に声をあげた者の場所から波のように、徐々にその声を上げる者は少しづつ増えていく。




──しかし、その時であった。


「黙れッッ!!!」

「皆の者、奴らを取り押さえろッ!!」

「……はっ!!」


突如、公園の周りに控えていた軍人達が動き出した。


「うわあああッッッ!?」

「おいやめろっ! ……離せッッッ!!!!」

「ふざけんなこのっ!! ……がッ!!?」



そしてなんと、彼らは反対の声をあげていた者達を取り押さえ始めたのだ。地面に押さえつけられた者達だけでなく、周りの人々の悲鳴も公園中に響き渡る。


ここではなかったが、近くの別の場所なのだろうか?

どこからか、いくつかの発砲する音も聞こえた。

ここで起きた悲鳴とは()()()()()悲鳴も聞こえた。




──そして数分後には。

先ほど叫んでいた連中は、みな連れ去られていた。


そこに居た者達は、皆押し黙っている。恐らく友人だったのだろう、共にいた男を連れ去られ、今もなお周りを兵士で固められた青年は、それでも睨みつけるようにして画面に映る男へと視線を向けていた。



『……そろそろ各所の低俗な輩共も消えたところかね? ──ならば、話を再開しようか』


そんな各地で起きた強硬策に、一切興味を持っていないと言わんばかりに平坦な声で、画面に映る燿朝陸軍大将、桑炎は話を始めた。



『そうだな、我らの陛下は…お優しいことに全員の平等を説いているが、それはただの理想的な価値に過ぎない。……事実、今みたいに下らない反対の声を無駄に大きく上げる者などは、我々が力尽くで“消さない”限り、我らの真の目的は実現しないと、私は考えている』



桑炎は、決して表情を動かすことなく、感情を感じ取らせないまま、そのようなことを言っていた。


その細めた目は、別に見下している訳ではないのだろう。

──きっと、桑炎にとっては彼らは歯牙にかけないちっぽけな存在。ただシミュレーションゲームのNPCのように、国家運営の上で扱っている数字上の存在として見ていないのだ。




『──だから』


そこで一旦、間が空いた。

そして。



『まずはこの正朝の総本山たる永都を、我々燿朝の手によって支配させてもらおうか!!』



そう右手を強く掲げて、彼はそう宣言を行った。

そんな彼の掛け声に、もう反対の声を挙げられるような者は、誰もいなかった。








────────────────────────────








そして同刻、ウラディル共和国の首相官邸でも不吉な会話が行われていた。



「そうか、雅建隆の反乱が始まったか」


その部屋で部下からの通達を聞いた男が笑っていた。

年は初老というほどか。白髪染めをして若々しさを作ろうとしているのだろうが、その老いを隠しきれてはいない。


それはそう、“ウラディル国首相”であった。



彼は、本来あまりの驚きに腰を抜かしてもおかしくはないその情報を、むしろずっと待っていたかのように聞き入れたのだ。


──いや、違う。

彼は本当に“知っていた”のだろう。このことを。




そして、その情報を踏まえて。

彼は部下にとんでもない返答を下すのであった。




「さぁ、我々も“彼に”遅れを取るわけにはいかないぞ。

──“()()()()”。奴ら燿朝の野郎どもと協力し、あの憎き正朝を今こそ滅ぼそうではないか」











【ぷち用語紹介】

・大燿帝国同盟会

かつての燿朝を再興させようと狙う者達が集う秘密結社。

主に元当主、雅一族を実質的なリーダーとし、当時の貴族の末裔などだけでなく、アルディス国旧教過激派などの組織も味方につけ、かなり前から準備を行なっていた……らしい。


・雅奎秀 (が・けいしゅう)

前燿3代皇帝。都を中都に遷都したことで有名。

しかし、その他にも優秀な人材の登用、各国との外交などで活躍し、燿朝の世界帝国たる所以を作り上げた人物としても高く評価されている。当時の元号をとって、永安帝とも呼ばれる。


・雅建隆 (が・けんりゅう)

新大燿帝国1代皇帝を名乗る男。

彼は燿朝最後の皇帝の息子であり、腐敗し人望をなくした王朝の存続を諦め、以降はある意味風早と手を組んでいた。

しかし、風早を独善的な独裁と見なし、反乱を起こした。



・大陸間戦争 (ヴァル=デナリィ)

かつての歴史上最大の大戦争。

2342年から東大陸陣営と、西大陸陣営に分かれ、60年以上もの間行われた最悪の戦いである。

最終的に東大陸有利な条約で終結を迎えたが、その後は両大陸の文化などの交流が深まり、東大陸は魔術の技術が、西大陸は科学技術がこの時代に一気に向上した。


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