シャーレット編:登場人物や作中に出てくる用語など(一部ネタバレ注意)
1話~2話までは2034年:感情規制法が可決された年。
3話からは8年後設定で西暦は2042年。
登場人物
反感情規制組織 ユートピア
「感情規制法」に反対運動を起こす組織
シャーレットではテロリストとされているが、実際にテロを起こした事はない
しかし、作中の事件などは全てこのユートピアの仕業であると報道されており、政府から狙われている。
感情規制法を廃止させるために動いている事に気づいている国民も居るためか
協力者は少なからず存在し、そうした者達は「ユートピアの崇拝者」と呼ばれる。
メンバーにはコードネームが存在し、動物の名前で呼ばれる。
正規メンバー
クロウ / レヴィ・クラークレイラ・インセンディアス
8年前 10歳 → 現在 18歳
作中での本名は「レヴィ・ディアス」と表記される。
第2話以降の彼の発言や説明の際には「クロウ」と表記される。
この物語の主人公でユートピアのリーダー「シャーレット」出身
すぐに熱くなる事があったり、後先考えずに突っ張る傾向がある。
他には無邪気な一面があるなど子供のような性格
敵に対しては無茶をすることもある。
感情規制法に両親を殺されて妹と生き別れ、逃げている最中にユートピアのキャットと出会う。
キャット
8年前 17歳 → 現在 25歳
メインヒロインでユートピアの1人
一人称は「私」二人称は「アンタ」
行き場のなかったクロウを助けて保護した人物で、謎が多い
体術が高く、武器には短剣を二つ所持している。左利き
クロウを置いていつも何処かへ行ってしまう事が多いらしく心配をかけている。
元ユートピアのリーダー
感情規制取締役
感情規制法の元、感情を取り締まる人間達の事で作中における敵サイド
主に感情規制取締役が「Ally」(アライ)の開発にも大きく関わっている。
メンバーの名前には感情の漢字一文字が入っており、何の感情を取り締まるかは名前で判別できる。
正規メンバー
碧波【アオナミ】
「???」の感情を取り締まる
取締役を指揮している存在であり、彼らのボスである事が伺える。
紳士的、あるいは女性的な口調で話す。一人称は「私」
そして、感情規制法を可決した張本人
その正体、性別、年齢、国籍などは全て謎に包まれている。
「情報漏えいを何よりも恐れる」「クロウを当初抹殺対象としていたが、途中から仲間に引き入れようとする」などの特徴がある。
必要とあらば、仲間も平気で切り捨てる。
謎の少女
第6話で登場した謎の少女で腰には刀を下げている。
初登場時は「少女」としか説明されておらず、名前は不明
刀から放たれる斬撃の威力は一振りで車を一刀両断にする程で、彼女自身の身体能力もキャットに匹敵する。第6話でジョンを殺害し、クロウとキャットを逮捕した。
比楽光晴からはその体術を「別格」と称されている。
喜納立夏【キナ リツカ】
感情規制取締役の人間で主に「喜び」の感情を取り締まる
ラートフォンでの専用モードは「回避の髪飾り」
赫怒蓮【カクド レン】
感情規制取締役の人間で主に「怒り」の感情を取り締まる
ラートフォンでの専用モードは「怒りのハンマー」
「ココル収容所」の署長で一人称は「俺」
愛憎伶音【アイゾウ レオ】
感情規制取締役の人間で主に「憎 (にくしみ)」の感情を取り締まる
一人称は「僕」
ラートフォンでの専用モードは「ガンブレード」
比楽光晴【ヒラク コウセイ】
感情規制取締役の人間で主に「楽しい」の感情を取り締まる
一人称は「俺」
組織における役割は「処刑人」で、その立場から取締役の中では登場回数がダントツで多い
ラートフォンでの専用モードは「追尾アブリータ」
「第4話~5話」で初登場。ライムシティでキャットと対峙した。
観察力が鋭い一面を持ち、快楽殺人を趣味とするサイコキラー
その他の登場人物
キャメロン・リティック
第3話で初登場し、自暴自棄に陥っていたクロウを助けた女性。
容姿は紫眼に黒髪のストレート
クロウとはそこで会話が弾み、友達になる。
キャットに会った事はないが、彼女を『優しい人物』と称しており
キャメロン自身も『人を助けるのは当たり前』という考え方を持つ。
ジョン
ユートピアの崇拝者の1人。
第6話で登場する。
クリス・レイアード
ココル収容所で出会った人物で、取締役の正体などを知った事で収容された人物。
アルビー
ココル収容所で出会った人物で、観察力が鋭い。
ダロン
話し方は片言だが、大男で力持ち。
メアリー・マグノリア
キャットの知人で『ファイトレスバード』という店を経営している。
レヴィの両親
物語冒頭で、法律を犯したレヴィを庇って射殺される。
用語一覧
感情制限型人工知能「Ally」(アライ)/ 人工知能アライ
スマートフォン、パソコンなど情報機器に搭載されている人工知能で物語のキーパーソンとなる存在。
第2話の時点で存在が明かされ、第9話で遂に登場した。(だが、実際には電子音声として1話の時点で登場している事が示唆されている)
一人称は「ボク」で、作中ではその容姿について「白い影」と表現されている。
本人曰く「ある一部の感情」がインプットされておらず、その感情は感知できない。
時計にも搭載されており、国民は建物に政府からの監視カメラを付ける事を義務付けられている他
首には感情を規制するためのチョーカーを常時つけていなければならない。
神出鬼没で、あらゆる情報機器から出現する他、他の機械を操作したりアンドロイドに憑依したり出来るなど高性能
感情規制法
作中に存在する法律
感情を表に出す事を禁じるというもので
感情的になった者は「アライ」のシステムが反応して自動通報される。
キャット曰く「あくまで、表に出してはいけないのであって抱く事は法律違反ではない」らしい
政府にその場で拘束、最悪の場合はその場で射殺される。(殺人を犯した場合でも即座に射殺)
法律違反行為
・愛を表に出す(子供を庇うなど)(該当者:レヴィ、アラーナの両親)
・憎しみに身を任せる
・感情的になる(レヴィが作中で2回も犯している)
・???の感情を表に出す(法律最大の禁忌であり、犯したものは碧波から直々に制裁が下る)
法律違反にならない行為
・感情を抱く(あくまで、表に出すのを禁止しているだけで、抱くのは違反にならない)
・言葉と行動が矛盾する。(つじつまの合わない事はアライが感知できない)
・感知できない感情を表に出す(キャットはこれを応用した二重感情を体得している)
非国民(マ―ゼ)
クロウ達のように感情規制法の反対運動を起こしている人間及び、感情規制法を破った人間を表す
「Ally」(アライ)側に見つかった場合はその場で処刑される。
ラートフォン
「Ally」(アライ)側の部隊が持っている感情を感知する為の携帯型端末器で
刑を執行する際には拳銃へと変化する
また、感情規制取締役のメンバーはそれぞれ特有のモードに変化させる事が可能
(専用モードと呼ぶ)
専用モードのプロセスは指紋認証が必要である。
シャーレット
舞台となる国で、感情規制法という法律が存在する。
シャーレットではこの法律を犯す事は最大の禁忌とされている。
国の面積自体はそんなに広くない。
海辺の近くには「ココル収容所」
街としては「ライムシティ」とクロウとキャットが潜んでいた「ユートピア基地」がある(場所は不明)
さらには国の状況などを管理できる「ディース監視塔」という場所や
埋め立て地となる場所も存在する。