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次はどうしよう

 とりあえず、さっき引き出しの中で見つけた予備のライトと、UD(ユニバーサルデザイン)マルチソケットとコードで発光信号の装置を作るか。


 まだデブリだらけの外に出すつもりはないから、ライトを採光窓に貼り付けてコードとつなぐ。


 手持ちの端末にもつないで、MOMOに用意してもらったSOSと発光信号が出るように設定。


 いっぺんテストしてみる。


 ・・・---・・・ --- -- - ・・・ ・・ -- ・- -・- ・・- ・-・・ ・・・ - ・ -・ -- ・ - ・・ ・・・ ・・・・ ・ ・ -・ ・


 あってんのかこれ?


 まぁ、点滅するのは確認できたから、これでいいか。


 さて、いろいろやってひと段落したら、お腹すいてきたな。


「MOMOに確認。 現在の時間を」


『現在の時刻は、午前十時三十六分です』


 あー、まだ昼になってないのか・・・。


 ほんのちょっとしか作業とかしてない気がするけど、なんか腹の減りが早い感じがする。


 ・・・遭難したせいか?


 何かの小説だったかな、非日常的な環境に放り込まれた人は、ストレスから色々な症状が出る、そんな中に過度の空腹感や躁鬱感、不眠に見舞われるとか。


 だとしたらヤバいな。


 いまこのユニットの中にある食べ物だって、節約して乗り切らなきゃいけないのに、ここで食べつくすようなことがあったら一週間もたたずに干上がるぞ。


 でも口さみしい。


 菓子とかは無かったような・・・。


 あー、ちくしょう。


 意識したら改めて食いたくなってきた。


 コーラ・・・。


 せんべい・・・。


 ケーキ・・・。


 だめだ。


 もたない。


 食う。


 喰う。


 くう。


 カップラーメンカレー味!


 お湯を入れて三分!


 ・・・ふぅ。


 ごちそうさまでした。


 ・・・はぁ。


 どうしようかな。


 救難信号は一応出した。


 いつ助けが来るか分からない。


 内蔵されているアプリ以外は使えないし、通信はどこかの誰かに制限されている中で配信されている訳のわからないアプリをインストールするのはためらわれる。


 やることがない。


 いや、無いわけじゃないんだ。


 ベッドのある部屋にある、まだ開けてない扉。


 こいつをどうするかだ。 

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