日溜まり
どこかに見つけられる時もあった
たまたま それは ほんの偶然
温かい場所に巡り合えた
優しさの上澄みだとしても
けれど余りにも狭くて小さくて脆くて
それは長く生きてはくれない
私の寒さが壊してしまう
冷たい息づかいばかりで
嫌いでもいいよ どうでもいいよ
なぜ こんなに激しく凍るのですか?
あなたに逢いたいわけじゃない
愛してるなんて言ってはいけない
冷たいラブはいつもヒビが入ってる
とても澄んだあなたの心を知ってる
沢山の日溜まりを抱え込んでるあなたを知ってる
あなたを想うと溢れでる氷片に愕然とするのです
もしも小さな日溜まりが私の中に再び作れたなら
消えないうちにあなたと手を繋いであなたの胸の鼓動を耳に焼き付け
見つめあって笑いあって あたたかい涙を流してみたい
そして今度はちゃんとあなたにサヨナラをして血の通った人間になる
それから死にたいのです