表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

しるし2(詩集)

日溜まり

作者: さゆみ

どこかに見つけられる時もあった

たまたま それは ほんの偶然

温かい場所に巡り合えた

優しさの上澄みだとしても


けれど余りにも狭くて小さくて脆くて

それは長く生きてはくれない

私の寒さが壊してしまう


冷たい息づかいばかりで

嫌いでもいいよ どうでもいいよ

なぜ こんなに激しく凍るのですか?


あなたに逢いたいわけじゃない

愛してるなんて言ってはいけない

冷たいラブはいつもヒビが入ってる


とても澄んだあなたの心を知ってる

沢山の日溜まりを抱え込んでるあなたを知ってる

あなたを想うと溢れでる氷片に愕然とするのです


もしも小さな日溜まりが私の中に再び作れたなら

消えないうちにあなたと手を繋いであなたの胸の鼓動を耳に焼き付け

見つめあって笑いあって あたたかい涙を流してみたい

そして今度はちゃんとあなたにサヨナラをして血の通った人間になる

それから死にたいのです






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 拝見いたしました。 心の中に日溜まりとして「あなた」の存在を作る。 それほど「あなた」の存在が大きく、拠り所となっているのでしょう。 悲しくも切ない恋の詩です。 いつも素敵な詩をありがと…
2014/02/07 00:07 退会済み
管理
[一言] さゆみ樣 こんにちは(*^^*) 読ませて頂きました。 少し切なさが残る詩ではありますが、蘭ちゃんは、そこがさゆみ樣らしくて好きです。 さゆみ樣の詩は、蘭ちゃん大好きですから(^_-)…
2014/02/04 11:27 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ