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真・こことは違うどこかの日常  作者: カブト
過去(高校二年生編)
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第五話 お~ぷにんぐ

連夜:さてと、食器の後片付けは終わったし、洗濯も終わった、リビングの掃除も完了。折角のお休みだし、今日は自分の部屋の模様替えでもしようかな。



(がちゃっ)

 


玉藻:きゃ、きゃああああっ!! ま、まだ着替え中なのに!? 連夜くんの、えっちぃっ!!


連夜:あわわわわ、た、玉藻さん、ご、ごめんなさい!!



(ばたん)



連夜:しまった、僕としたことが。玉藻さんの部屋を開けてしまうなんて・・って、あれ? 表札はちゃんと『れんやのへや』になってる。あれ? あれれ?



(かちゃ)



玉藻:きゃ、きゃああああっ!! ま、まだ着替え中なのに!? 連夜くんの、えっちぃっ!!


連夜:・・


玉藻:・・


連夜:・・


玉藻:・・



(ばたん・・かちゃり・・スタスタスタスタ)



玉藻:え、え、れ、連夜くん!? ちょ、ああっ!? 外側から鍵がかけられているぅっ!!


連夜:よし、今日は自分の部屋じゃなくて、リビングのほうの模様替えにしよう。そうしようそうしよう。


玉藻:れ、連夜くん、ちょっと、ひどい!! スルーしちゃいやああっ!! 扉に鍵をかけて封印しようとしないでええええっ!!





 真・こことはちがうどこかの日常


 過去(高校生編)


 第五話 『心友と戦友と』


 

  CAST


 宿難(すくな) 連夜(れんや)


 言わずと知れた本編主人公。

 都市立御稜高校に通う高校二年生。人間族。男性。十七歳。

 全種族の中で最も差別されている人間族であることから、学校中の不良達の標的となっている。

 これまでは親しき者達に害が及ぶことを恐れて積極的に自分から動くことはなかったが、心友フェイとの間に絆を取り戻したことで、その心境に変化が。


「と、いっても油断はできないんだけどね」




 (ルー) 緋星(フェイシン)


 御稜高校三大実力者の一人と言われる武術の達人龍乃宮 剣児に匹敵する武力を持つ少年。朱雀族。男性。十七歳。通称フェイ。

 連夜が小学校時代に親交を結んだかけがえのない大切な心友であることをようやく知り、連夜の為に力を尽くすことを誓う。

 

「聞こえないフリも、見えないフリも、そして、『死んだフリ』もしない。絶対にだ」



 クリス・クリストル・クリサリス・ヨルムンガルド


 連夜の戦友。妖精族。男性。十七歳。通称クリス。

 一年前、『人』の手で倒すことは不可能と言われる『貴族』クラスの『害獣』を倒した英雄達の一人。

 美少女のような姿をしているが、れっきとした男性である。アルテミスとは男女の深い仲で、九月に結婚する予定。


「おまえが腹をくくるの待ってたつ~んだよ」



 アルテミス・ヨルムンガルド


 連夜の戦友。狼獣人族。女性。十七歳。

 一年前、クリス、連夜をはじめとする英雄豪傑と共に、『貴族』クラスの『害獣』を討伐した勇士の一人。

 白銀の美しい獣毛をした美しい狼で、獣人系の中では間違いなくトップクラスの美少女。クリスを溺愛している。


「えへへ、ありがと、クリス。大好き」



 

 龍乃宮(りゅうのみや) 姫子(ひめこ)


 連夜のクラスの委員長で、御稜高校が誇る最高にして最強のスーパーアイドル。上級龍族。女性。十七歳

 上級種族中の上級種族である龍族のお姫様でもある。

 不純同性交友に反対していることを表明。


「連夜は私の手で正しい異性交際の道に戻すからお主は引っ込んでおれ」




 龍乃宮(りゅうのみや) 瑞姫(みずき)

 

 姫子の腹違いの妹。上級龍族。女性。十七歳。

 姉の姫子に比べるとやや細身ですっきりしたスタイルの持ち主の美少女。

 姉同様に不純同性交友にはやっぱり反対派。


「ここは私が引き受けますからどうぞ御姉様はその奇麗な身体を守ってくださいませ」




 龍乃宮(りゅうのみや) 剣児(けんじ)


 姫子と瑞姫の腹違いの兄。上級龍族にして上位の王位継承権を持つ少年。上級龍族。男性。十七歳。

 御稜高校三大実力者の一人にあげられるほどの武術の達人であると同時に、三人の美少女達を恋人に持つハーレムマスターでもある。

 何人もの女性と関係を結んでいる自他共に認める女好きだが、実はそれは求めても手に入れることができないある人物に対する気持の反動からくるもので・・


「連夜は・・連夜はなあ!!」





玉藻:連夜くんのいぢわる!! 連夜くんのはくじょうもの!!


連夜:まったくもう、僕の部屋で何やってるんですか、玉藻さん。


玉藻:せっかくどっきりドキドキハプニングごっこしていたのに!! 連夜くん、ノリが悪いんだから!!


連夜:どっきりドキドキって、それならほぼ毎日どっきりドキドキさせられていますよ。もうお互いいろいろ恥ずかしいところ知ってるのに、今更じゃないですか。


玉藻:それはそれ、これはこれなの!!


連夜:そ、そうですか。それよりもいいんですか? もうじきレポート提出期日なんでしょ?


玉藻:え? レポートってなんだっけ?


連夜:もう~~。臨時保険医の研修レポートですよ。二か月に一回ブエル師匠に提出しないといけないんでしょ? たしか、一回でも忘れたら他の方と交代させられちゃうんでしたよね?


玉藻:い、いやあああああっ!! 忘れてたあああああっ!!


連夜:お願いしますよ、ほんとに。ちょっと噂で聞いたんですけど、玉藻さんがもし臨時保険医から外されることになったら、み~ちゃんがその交代要員に任命されるかもって。


玉藻:げええええっ、それだけは絶対にいやだああああっ!! あいつが保険医になったら、間違いなく保健室に連夜くん連れ込まれてしまう。そうなったら連夜くんの貞操が・・


連夜:いや、そうなるまえに全力で逃げますけどね。


玉藻:甘い!! 甘すぎるわ、連夜くん!! あの変態が、一度や二度失敗したくらいで諦めるわけがない!! ○交するまで・・ああ、いや成功するまで何度でも何度でも襲いかかるに違いない!! 諦めるってことを知らないんだから。


連夜:うんうん。ほんとそういうところそっくりですものね。(じ~~っと玉藻を見つめる連夜)


玉藻:でしょ~。って、誰と?


連夜:こほん。さて、それでは、そろそろ本編いきます。第五話『心友と戦友と』です、どうぞ。


玉藻:連夜くん。誰とそっくりなのかしら。私の目を見て話してくれる?


連夜:え~っと、あ、そうだ、玉藻さん、レポート書かないと。


玉藻:ああああ、そうだったあっ!!


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