次回予告
たった一人だったはずの優しい夜。
己自身と、そして、なによりも大切な人達を守る為に一人でいることを選んだ夜。
だが、そんな夜を照らすために、少しずつ星が集まり始める。
強く頼もしい星達が、傷つき疲れ果てた夜を守るために、今、立ち上がろうとしていた。
次回
真・こことは違うどこかの日常
過去編(高校二年生編)
第五話
『心友と戦友と』
雌伏の時は過ぎた、友よ、今こそ立ち上がれ!!
玉藻:いま気がついたけど、連夜くん、これまでずっと一人で戦ってきたの?
連夜:僕に関わるとロクなことになりませんし、なによりも、人質にでもされたらね。
玉藻:でも、危ないときもあったんじゃないの? 一人しかいないとできることも限られてくるでしょ?
連夜:まあ、なんとかなるもんです。ならなかったこともありますけど、今、生きていますから、それはそれでよしということで。
玉藻:・・連夜くんをいいようにやってくれちゃった不良達は、絶対いずれフルボッコにする。
連夜:お気持ちは嬉しいですけど、やめておいてください。玉藻さんがいくら強いと言っても、何が起こるかわかりませんから。もし万が一、玉藻さんに何かあったら、そっちのほうが嫌ですよ。
玉藻:連夜くん。そこまで私のことを・・
連夜:さて、次回も僕の大切な友人達のお話です。お楽しみにっ!!
玉藻:でも、やはり、連夜くんをいじめた奴らには地獄を見せてやらねば・・
連夜:た、玉藻さん? もしもし?