次回予告
非情な一族の元から抜け出し、都会の真ん中で孤独に生きる霊狐族の美女 如月 玉藻。
灰色の世界の中、ただただ漠然と時だけが流れ、その流れに身を任せて流れて行くだけの生活を繰り返す玉藻。
そんな玉藻の前に一羽の鴉が舞い降りる。
城砦都市『嶺斬泊』最大の歓楽街『サードテンプル』周辺に出没する正体不明の怪人『祟鴉』。
『祟』の一文字が刻まれし仮面を身に着け、玉藻の前に幾度となく姿を現す謎の人物。
闇夜から現れしその者は、果たして玉藻に福をもたらす優しい『聖鴉』か、それとも凶をもたらす『怪鳥』なのか。
次回
真・こことは違うどこかの日常
過去(高校二年生編)
第二話『狐と鴉』
灰色の世界、蹴り砕け玉藻!!
玉藻:どうでもいいけど、なんでミネルヴァが予告ナレーションやってるのよ?
ミネルヴァ(以下ミネ):いいじゃん、これくらい。私、本編じゃいまいち影薄いし。ところで前から気になっていたんだけど祟鴉の正体って誰なのよ? 玉藻、本当は知ってるんじゃないの?
玉藻:・・えっ
ミネ:『えっ』って、何その間は。やっぱ知っているんでしょ? そうでしょ?
玉藻:・・
ミネ:・・
玉藻:じ、次回もお楽しみに!!
ミネ:めっちゃ、誤魔化した!?