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87.ニドとヴォルク


 倒れたニドはいびきを掻いていた。


「寝てる‥‥?」ヴォルクは恐る恐るニドの体に触れ、上衣を掛けようとした。


「ああ、もう大丈夫だ」そう言ってニドは目を醒ました。「一気に色んな精霊魔法を使ったから流石に体力が持たなかった」


「もう平気なんですか?」ヴォルクは上衣を引っ込めて手にかけたまま訊いた。


「寝ている間に一瞬で体力を回復してくれる精霊と契約している。ヤマタノオロチを撃墜する時にソーカルを使った時は流石に一瞬では体力を全回復出来なかったがな」伸びをしつつヴォルクは続けた。「さて、行くか」


 キョトンとした顔つきでヴォルクは尋ねた。「え? どちらに?」


「ユカラの所に決まっている。多分今頃ユカラはベソを掻いているだろう。弱ったところにつけ込むのが恋の必殺技だ」


 そう言ってニドはシザーバッグからシリンを出した。

「乗れ。主人の謎が分かる時が来たぞ」


「お嬢‥‥、ハルニレ王女に謎があるんですか?」ヴォルクはシリンに乗り込みつつ訊いた。


「ニドのスキルで何が起きたのか大体想像はつく。多分驚くぞ」そう言ってニドはシリンに指示を出した。「行き先はユカラの生地・ゴルゴタ。ユカラとオキクルミが出会った森だ」


 シリンは窓を飛び出して走り出した。


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