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精霊からの加護①

 家族からたくさん愛情をそそがれ、すくすく育ち私は3歳になった。

 この国の貴族の子供たちは13歳になる年の4月から王都にある王立学園に6年通うことになっており、長男のケンジットお兄様が3年生、ミリリアお姉様が2年生として学園生活をおくっている。

 グラスリー辺境伯家は王都から馬車で1週間ほどかかり、お兄様たちは長期休暇の時しか帰ってこないから少し寂しいが、ナリスお姉様とカインお兄様が私の遊び相手になってくれている。

「今日は僕とお庭でお散歩だよ!」

 カインお兄様はよく私を庭にお散歩に連れて行ってくれるが…

「カイン、今日は先生がくる日だって言ってるでしょ!」

ってナリスお姉様が怒りにくる。

 わりと最近定番になってきてますこのやりとり。

 カインお兄様も10歳になり、本格的な家庭教師がつきはじめたが、どうも机に向かう勉強は好きじゃないらしい。

 逆に来年から学園に通い始めるナリスお姉様は気合いが入っている。

「それなら私とレミーナでお散歩しましょう」とお母様がきてくれた。

「おかあちゃまとちゃんぽんちてくるね!カインおにいちゃまとナリスおねえちゃまおべんきょがんばって!」

と声をかけ、お母様とお散歩に出発した。


 よく行く東の庭は花壇に色とりどりの花を咲かせていて、いつ来ても私の心を和ませる。

 お母様と花壇の花を眺めながゆっくり散歩していると、綿毛のような白くふわふわとした物が目に止まった。

 「おかあちゃま、ふわふわだ!」

と私は声をあげて綿毛にかけよると…

『ふみゅ〜?』と綿毛が鳴き声?をあげた。

「まぁ、フミュルシュカだわ!」とお母様が驚いた様子で綿毛を見ており、私はなにがなんだかわからないとばかりに首を傾げながらお母様に視線を向けた。

 お母様は私の横にしゃがみ込み、綿毛を見ながらフミュルシュカについて教えてくれた。

 フミュルシュカはここグラスリー領の精霊で、強い守りの力を持っているそうだ。

 その力を使いグラスリー領と隣接する『原始の森』の魔物が領内に入ってこられないよう守ってくれている。

 エベントラ王国は精霊の住まう国として世界から一目置かれており、ほぼ全ての国民が力は違えど魔法を使うことができ、魔法の性質は親からの遺伝で決まる。

 グラスリー家は攻撃特化の雷魔法を得意とする血筋であり、フミュルシュカと共にこの国を魔物から守るため辺境伯の任についているのだそうだ。

 

 

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