14話:漁夫の利
そして、魚型の魔物ーーアイアンランスフィッシュは槍の様な形に変形し、こちらに向かって突っ込んで来た。
(当ったらきっと防御しても1撃だろう。
ならば避けるしかない。)
こちらの場所を誤認させるようイメージ
しながら、スキル:幻覚を魚型の魔物に使う。
アイアンランスフィッシュは私の横を通り過ぎていきそのまま後方の蟹型の魔物に近づく。
(2つの魔物の興味の対象が私からそれぞれ魔物に変われば良いが...)
互いには気も触れず私の方を追いかけてくる。
(いやいや、普通小さいプラナリアの様な魔物を追いかけるより大きな魔物が居ればそっちに興味が向くだろ!
どうなってやがる!?)
【スキル:ターゲットにより存在が大きくなっている為です】
(そういえばスキルを試す時にぷちぶちプラナリアが大プラナリアに対してかけたな。)
プラナリアヒーラーのスキル:レジストを用いてターゲットのバッドステータスを解除し、追いかけて来ていた2体の魔物にターゲットを使う。
すると今まで鬼の様に追いかけて来ていたカニ型の魔物と槍型の魔物は互いに戦闘をし始めた。
(この間にこの場から離れよう。)
近くに水草の影があったのでそこに急遽隠れる。
数十秒後、
【スモールクラッシャーキャンサーの討伐の補助により、
大プラナリアリーダーは1502経験値を獲得しました。
ぷちぶちプラナリアサーヴァントは908経験値を獲得しました。
ぷちプラナリアヒーラーサーヴァバントは625経験値を獲得しました。】
【大プラナリアリーダーのレベルが10に上がりました】
【ぷちぶちプラナリアサーヴァントのレベルが5に上がりました】
【ぷちプラナリアヒーラーサーヴァントのレベルが5に上がりました】
【レベルアップボーナスによりHP,MPが全回復しました】
スモールクラッシャーキャンサーがアイアンランスフィッシュに倒されたようだ。
(直接倒さなくても戦闘補助で経験値が貰えるとは思って居なかった。
経験としては今までになく濃厚だっただけに間違ってはいないが。
おそらく経験値が超過して入手してしまっているのが勿体無いが、助かっただけでも十分だと考えよう。)




