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あるあるその8 ギブアンドテイクじゃなくてギブアンドギブっていいすぎ

 ギブ! それは与えるという魔法の錬金術! あげればあげるほど、実は物は増えていくんです!


 知っている情報は惜しげも無く与えましょう!

 持っている物は惜しむことなく寄付しましょう!


 ……という本が多いですが、あげているだけでは半人前と言えます。




 個人的な話になりますが、WEB小説家などというクリエイター稼業をやってると(一応月100円程度だがカネをもらってるのでプロだが)「安売り」をしがちなんですよね。

 「こんなもの(大抵のクリエイターにとって自分の作った物に価値があるとは思えない)でカネ取ったら迷惑だから」とついつい安売りしがちなところを抑えて対価を要求するのはとても大切な事だと思います。


 それに安売りすると「安いから」選ばれるという事にもなりかねません。こういう安さで選ぶ客層は大抵「殿様気分の顧客」であり「お客様は神様」だから「相手はどんなに理不尽な要求も受け入れなくてはならない。だってオレ様はお客様でカネを払ってやっている(・・・・・・・・)んだから」と本気で思っている非常に質の悪い顧客です。


 そんな連中に振り回されると気力や体力を無駄に消耗して潰れてしまう事もあります。

 何でもかんでも無料で配るとそれだけ「安い人」とみなされてしまうわけです。


 実際、ニンテンドースイッチというゲーム機のオンライン対戦機能が有料化(といっても月200円~300円ほど)された際、「切断」と言って「負けた記録を残したくない」からオンライン回線を強制的にオフにして試合を無かったことにするマナーの悪いプレーヤーが激減したとの事です。

 このように有料化は「無料だからこそ飛びつく質の悪い客」をふるいにかける効果があるのです。




 対価を取って初めて1人前になるし、相手も真剣に話を聞いてくれる。そういうもんだと思います。

 特に今は電子書籍による自己出版やクリエイター支援サイト(ファンティアとか)で自分で商品の金額を決められる事が昔に比べて多くなっています。なおさらこの能力が重要視される時代は確実に来ています。


 無料な情報はしょせん無料の価値しかないと思われてしまうのです。対価をとればそれだけ価値はあると、少なくとも相手は思ってくれます。


 しかし魔法の錬金術って……自分で書いといていうのもアレですが魔法と錬金術って相反するものなんじゃないのかと思いませんか?

 これに気づけたのならあなたかなり鋭いですよ。(錬金術は現代化学のベースとなったれっきとした学問です)

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