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方言版 津軽藩以前  作者: かんから
石川高信、病没 元亀一年(1570)春
24/105

鉄砲との出会い 3/5

「この図面、すば()らぐ()えでも(/\)いが()。」


 為信は手っこ合わせ、二人()懇願する。二人とすては(/\)()すべ()がね()


 そうすて()為信は帰ってった。


“…………危ないところだった”


“殿自ら、下々のところに来るとは”


 “今後は気をつけねば”



 道すがら、為信は(かんげ)えた。鯵ヶ沢のおお家主かまどと言えば、(ふと)すか()いね()えと。理右衛門だ。そこで面松斎は世話へわさなってらびょん()


 話っこ(_/)の種とすて、火縄のこともしゃべっ(/\)てみよう。


 山々の頂上の葉は落ちきり、平野にかけては丁度紅葉のごろだ。理右衛門屋敷の庭先モミズ( ̄\)も、鮮やがな様であった。


 為信が客間で茶ば()すすってら()と、渡り廊下より面松斎、着飾った格好(えふりこきし)でやってきた。


 「為信様、お久しゅう。」


 思わず、わったど笑って()まった( ̄\)。面松斎も故はわかってら()


 「客もそれ相応のものを望んでおります。……仕方なしにこのような……。」


 手ば曲げで、いがにも芸者のような身振り()する。“大占学者”とすての(/\)雰囲気とはなんなんず。


 落ち着いたとこで、面松斎は客間()()る。早速、火縄の図面()せる。


 「確かに……こちらはこういうのが遅れておりますな……。」


 面松斎は相槌()打った。為信はしゃべる(/\)


 「一度でもいいはんで()、ちょしてえ(/\)ものだ。」


“……そうなると、やはり理右衛門様ではないですか”


 “理右衛門のう……”


 為信は、このの主人である理右衛門ば()ばる。理右衛門はむったど朗らかで、大黒様だんた。火縄のこと()ゃべっ(/\)てみると……。


 「一丁だげ、持ってら。よろす()ければ、けますか。」




編集に関わった方です。ありがとうございました!


津軽弁MC たろっく

@tsugarujuku017

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