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方言版 津軽藩以前  作者: かんから
鹿角合戦 永禄十二年(1569)秋
13/105

他国者とは 2/5

 “他国者” だばって()……。


 為信はさらに問いかける。


 「理右衛門殿は万次()繋がってらべ。だはん(/\)でこうすて(_/)小笠原殿()預が()てら()。そうだべ。」


 理右衛門は思案すてら(/\)(つら)っこだ。


 「んだの(/\)……。万次殿には月毎じぇん(\/)こばけてら(/\)。」


 もすや()それは喝上げが。


 「いえいえ、なんも(_/)なんも(_/)。用心棒どすてで(/\)ございます。これがまんづ( ̄\)役立づのです。」


 ……こったに(_/)ったら(/\)な港町()は、警護必要。大浦家の保護を受けてるばって、突然の時には陣所から出遅れでまる(/\)そった(_/)ときに、彼らの出番だ。


 「五年前さ、海からあらん(/\)どが押す寄せだ()時があった。為信様がいらっしゃる前でございます。万次殿の下っ端が、見事退治すて()くださった。」


 「(わあ)は港町久慈の出だばって()そった(_/)の一度もねがったぞ。」


 理右衛門は口ば(/\)手で隠し(/\)、微笑んだ。


 「んだべ(/\)()。久慈は南部様の港どいえど、漁船すかね()。鯵ヶ沢はでったら(/\)だ船っこ()ぎがう(/\)裕福な町。襲うだげの価値はあるべ。」


 ……“(ふと)”は、使いようだっきゃ( ̄\)の。



 んだ()ばって()……


 為信は腕組み()ばす()、わんつか( ̄\)考え込んだ。理右衛門は、手元にある茶碗()とり、残りをすする。


 …………


 「……ひとまず、家来さ命ずで港警護の強化()させる。ばって(_/)……。」


 ん、なんだべ。


 「なあは(_/)なすて(_/)あんき(_/)ぇんこ(_/)()らまぐ(/\)。用心棒代は仕方ねえばって、一揆勢すべで()行ぎ(_)わだる(/\)ようなじぇんこ(_/)多さ()。もぢろん、飢えるごど(_)ねぐ()助がりはするばっ(/\)て。……そごまで(/\)する訳はなん(_)なん()だば(_)。」


編集者の方です。 ありがとうございました!


だっじ@etcSORA

‏@SoraikeYoh


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