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エピローグ

●ほぼ初めての投稿となりますので優しいご指摘お願いします。

●週に2回ほど投稿できたらと思っています。

●頑張っていこうと思いますので応援よろしくお願いします。

●思いつきで書いているところがあるので、噛み合わないところがあるかもしれません。

ブゥゥッ!フフッフッ!!


物音しない静かな空間に盛大な笑い声が響き渡る



いや、これ本当なのか?そんな死に方あるのか?今まで何万人も見てきたけどそんな死に方初めて見たのじゃ!



その声の主は美術の美の頂点に君臨するような美しさと絹のような白い髪を持つ幼女から発せられていた。



一方俺は顔を真っ赤にして体を縮こませて体育座りをしている。



「もう、……勘弁してください…」



と叫んでも…



いや、だってそれはっ!笑わない方が無理なのじゃ!



そして俺は体感時間1分前のことを思い出す。




**********






〜3時間目体育体力テスト〜





「よーし!今日も体力テストやるぞ!まぁ体育テストの中では簡単な部類だな!上体起こしと握力測定だぞー!男子は特に気合い入れてけー!」



周りからは、「よっしゃー」だの「まだシャトルランじゃなくてよかったー!」などと聞こえてくる。


ちなみに俺は「えー」と答えたが内心では、よっしゃ!やってやる!などと拳を力一杯握っていた、

俺はこの時のために一年前から気合いを入れて腹筋を家で鍛えていたのだ。

普通体力テストのためにここまでしない。


しかし!!


今年は去年に引き続き俺のクラス人気一位であり、俺の初恋の相手でもある女子が腹筋の回数測定時に俺の膝を抑えてくれるのだ!!


去年は20回という微妙な結果に終わり、その後に苦笑いで言われた


「まぁ、あんたにしては頑張ったんじゃない?」


この言葉が彼女と話した最初の言葉である。

初恋の相手との最初の会話がこれは相当ひどいと自覚している。


だから!だからこそ今年は


「凄いじゃん!」


と本心で言われるようにと去年から努力し続けてきた。



そして今、先生の手に握られたストップウォッチがおされようとしてきる!



そして………


ストップウォッチが動き出す


「始め!」



ピッ!




始めの15回くらいは鍛えてきただけあって余裕だった、

しかし、25回くらいからやっぱりきつくなってくる


一回一回彼女の顔が近づいてもうそれだけで死んでいいような気になってくる、

今までの成果を出すために頑貼ってるんじゃなく、彼女に近づくために今頑張ってる気さえする。

もうこの体験ができただけでいいんじゃないだろうか…..



30を超えた


もうきつい腹が痛い、腹が…腹が力む…?



でも、でも、俺は彼女の本心の笑顔が見たい、


でも、痛い、あれっ?この痛み…?


なんか違っ…



もう時間もない



35を超えた


彼女がビックリした顔でこちらを見てくる


そう!その顔が見たかった!


俺の事前練習では40を超えてる!


もっとビックリさせてやる!


と思った時…



あっ…



やばい腹が




ブゥゥッ、ブウッッ!!!!




お腹のガスが爆発した


賑やかだった体育館に一瞬大きな音が走り、初めて体育館の時計の針音を聞きいた。



2つの緊張に気を取られて3つ目の爆弾に注意を怠っていた…。


体育座りの時はおなら注意しないと…。





ブゥゥッ!ププッ!それで死ねるのもすごいのじゃ


幼女は腹を抑えてジタバタしている


まぁそう言われればそうかもしれない。


しかし、改めてこの真っ白な空間を見てると不思議な気持ちになって来る


だって何もない真っ白な空間にまるで、ありえないとまで思われた本物の二次元美幼女のように金色を持った髪、さらに整った容姿、肌は今まで外に出た時ないと言われても納得できてしまう美白である。


「てか、ここはどこなんでしょうか?たぶんここあれですよね?なんか…神さまの部屋?みたいなやつ…?」


んー、部屋じゃないけど私の空間なから私の部屋なのじゃ


「あー、やっぱりそうなんですね、てことはこれから生き返してくれたり?それもと最近小説で有名な転生とかしてくれるんでしょうか?」


んー、生き返すこともできるし、転生もできるのじゃ!

しかし、生き返すとしたら君がおならをして恥ずか死んだその瞬間になるのじゃ!

ちなみに生き返った後、君の未来を予知すると君は、君の好きな彼女には白い目で見られ、周りからは美少女におならをかけた勇者として、オナ勇とか呼ばれるようになるのは確定なのじゃ!


「いや、それ違う意味に聞こえちゃうんですけど…てか、それは最悪ですね。

なら…転生することにします。」


随分と即決で決まるからビックリしたのじゃ!

もう少し悩むものかと思ったのじゃがの

家族は大丈夫なのか?


「……………家族はもういないので大丈夫です。」


俺は精一杯の笑い顔を作る。

もし、無事に転生できたなら幸せな家族作ってのんびり暮らしたいと思う、転生してまで、また後悔したくはない。



すまない、余計なことを聞いたの…

こちらがしっかりと君を調べていなかった不手際に対する詫びと言っちゃなんじゃがの、お詫びをしたいのじゃ。

もし、このまま君の能力で転生すると君は必ず転生先で奴隷におちることになる。


「えっなんですか?その情報!酷すぎませんか?地球では恥ずか死、異世界では奴隷生活確定って!」


まぁ落ち着くのじゃ

その理由は地球と異世界では環境が違いすぎること、それにそもそも君には力が足りない。

そんなことにはなってほしくないと思う。

だから、私から2つ授けたいものがあるのじゃ!


よかった、この神さまの温情がなかったらマジもんの奴隷確定になるところだ…神さまに感謝です。


1つ目は無属性魔法!

これは、転生先の世界では魔法と認知はされているが、ほぼ都市伝説化されてるレベルじゃ。

それに、使える素質を授けるだけで、扱えるかはわからないのじゃ。

そこは努力次第とあったところかの


「ありがとうございます!この能力を伸ばしていけば奴隷ルートから逃れられるんでしょうか?」


まぁ、伸ばしていけば…たぶん…たぶんだけど逃れられると思うの。

努力次第では、英雄にまでもなれるかもしれない能力ではある。とても難しいがの。

難易度を説明するとすると、君が転生前の世界でサッカー日本代表に選ばれるくらいの努力することが出来たのなら転移くらい使えるようになると思うのじゃ。


美幼児は自分が言ったことが間違ってないか確認しながらコクコクと頷いでいる。


俺は幼女の説明を聞いて、興奮を隠せないでいた。

だって、まず神さまがテレパシーっぽいもので脳内に直接話しかけてきた事で魔法は本当にあったんだ!と確信を得たが、異世界が魔法ありありの世界だということ、さらには無属性魔法が使えて努力次第では転移も使えるなんて!夢が広がる!これで興奮しない男子はいない!


あっ!1つ言い忘れていたんじゃが、君は転生より転移の方が素質があるからそっちの方がいいと思うのじゃ!転生だと体の一部がない状態で生まれてしまう可能性が高い、だから転移がオススメじゃ!


「転移に素質とかあるんですか、ならそっちでお願いします。俺も慣れ親しんだ体の方がいいですし。」


じゃ、そうしとくのじゃ


「あの、すみません傲慢だとは思うんですが、冒険とか危険な事はあんまりしたくないので可愛い子とのんびり田舎で暮らせる加護的なの2つ目の願いにお願いしたいんですけど…」


なんじゃ?無属性魔法使えると聞いてめちゃ興奮してたじゃないのか?


「それはそうなんですけど、それは奴隷ルートから逃げるために必要なのと自己防衛のためにある程度強くなっておきたいからでして…」


わかった。わかった。君の考えは

私と一緒に田舎に行きたいんじゃろ?

一緒に行ってやろうか?



「あっ、それは大丈夫です。」


俺は大きく首を振った。

神さまと一緒に行ったら2つ目のプレゼント的なものが無くなる気がするし。

世間知らずな神さまと一緒に行ったら絶対トラブルに巻き込まれる!

俺はのんびり暮らしたい!




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