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隣の彼女は幼馴染み!?  作者: 水崎綾人
第2章「幼馴染みと部活」
9/100

第9話「部活動見学!後半戦」

 俺たちは、校庭を後にして体育館に向かった。俺たちの学校には体育館が二つ存在する。最初に俺たちが向かったのは、体育館Aだ。体育館Aでは、バスケットボール部と卓球部が体育館を二つに分けて使っていた。



 バスケットボール部には、柏崎がいた。ワックスでガチガチに固められた柏崎の髪の毛は、スポーツをするのには、適していないようだった。


 柏崎のやつ髪型やばくなってるぞ…。


 柏崎の髪は汗でグチャグチャになっており、明らかにおかしくなっていた。例えるなら、タケノコのようだ。


「どうだ?ここも女子マネ――」


「却下」


 即答かよ。


「んじゃ、卓球は?」


「卓球いいわね!」


 おお、食いついた!ここに来てようやく手応えが。


 大空は、少し周りを見渡した。


 そして一言。


「やっぱり、いいや」


「え、ど、どうして?」


 大空は、少し困った顔をした。


「だ、だって…あれ…」


 大空が指さしたのは、一人の女子だった。

「あの子がどうかしたのか?」


「違う。あの子がどうこうじゃなくて…格好が…その…」


 それは、女子生徒を指しているのではなく、女子生徒が来ているユニフォームのことだった。


 女子の卓球のユニフォームは上半身こそ半袖のシャツ的なものなのだが、問題は下半身の方だった。それは、とても短い短パンだった。もしかしたらパンツに匹敵するんじゃないかまで行く。


「あー。でも、あれだよ。きっとプレーしてれば熱くなって、ちょうど良くなるんじゃないか?」


「でも、恥ずかしいし…」


 大空って変なとこ恥ずかしがり屋だよな。見た目は派手っつうか、今時イケイケ女子風なのに。やっぱ、人間見た目じゃないのか?


「ま、お前が嫌なら仕方ないわな。次行くか」


「遥斗…」






 その後、俺たちはバレー部、園芸部、合唱部、吹奏楽部など様々な部活を見て回った。


「えーっと、次がラストだな」


 俺は、手に持った部活動リストを見ながらいう。


 正直、この部活は部活なのかすら分からない。薫先生からリストを貰った時からずっと疑問だった。


「行くか?ラスト?」


「行くでしょ!どうして?」


 俺は、渋々部活動リストを大空に見せた。そこには、『しーくれっと』と書かれた部活があったのだ。それを見た大空は、


「な、何か…シークレットな感じね」


 まんまじゃねぇか。


「なんか怪しすぎるだろ」


「でもとりあえず行ってみようよ」


 大空にそそのかされて俺は、渋々そこに行くことにした。


 活動場所は我が校の4階の使われていない教室だった。恐らくは、使われていない荷物などが置かれているのだろう。


 中からは、小さな話し声が聞こえる。何を話しているのかまでは聞こえない。


 俺と大空は、目配せでタイミングを取り合い、意を決してドアを開けた。


「失礼します。部活見学に来まし――ってあれ?」


 中にいた人物に俺は見覚えがあった。


 それは――――――――。


 こんにちは水崎 綾人です。

 部活動見学の後半戦です!木葉は一体どんな部活になら入りたいんでしょうか?

 前回、柏崎に話しかけられた木葉ですが今後、柏崎とはどういう絡み方をするのかというところにも注目していただけると幸いです。

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