表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王道冒険×推理「LAST DAWN」  作者: d.2026


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/17

第7話「霧の灯《リュミエール・ブリュム》」


ソラ周辺の瓦礫は全て赤熱し、一部は溶岩と化している。


その地獄のような光景をレンとアイは信じられない思いで見つめていた。


さっきまで騎士団を圧倒していたソラを、さらに圧倒的な力で“理不尽に潰す”ルタオ。


その姿は恐怖そのものだった。



「おいコラ、アタイはこの時間帯は仕込みで忙しいんや」


「アホみたいに連絡よこしてからに、、、思わず大事なバーレム10 EX壊してもうたがな!」



赤いオーラを全身から噴き上げ、肩で息をする女性。


彼女こそがこの店の主、ルタオだった。


********************************************************************

隠れ家レストラン 霧のリュミエール・ブリュム

店主


ルタオ・フェディルン

********************************************************************


ルタオは深紅の髪を乱暴にかき上げ、鋭い眼光をレンとアイへ向ける。


「で……なんだ、そのガキ共は。ソラ、殺される前に説明しな」


破壊され赤熱した瓦礫と溶岩を払いながら、ソラが立ち上がる。


焼け焦げたシャツを破り捨て、苦笑い。


「相変わらずの歓迎やな。ルタオ。」


「このシャツPReMIOの最新作やったのに、、、高かったんやぞ」


まるで軽いじゃれ合いをしたかのように平然とする2人にレンとアイは目がくらみ始めた。


「えー、この子らはな、、、よう知らんけどちょっとした訳ありやねん。」


「ほんで腹を空かせとる、ちょっと飯を食わせてやってくれへんか」


「あぁぁぁぁああ?ここは託児所ちゃうわ!!!!」


ルタオが更なる追撃をソラに仕掛ける直前。


ソラの右手に何かが現れた。


そして、それはルタオの左手に向かって投げ渡される。



「!!!!!!!!」


ルタオの目が見開かれる。


「これバーレム14 Pro EXやん!!!!」


「まだ発売されてへんやろ?あんたどこで手に入れたん?」


「ルタオ、腹減ったなー」


「ふん、まぁええわ、入り」


鼻を鳴らし、乱暴に扉を開け放つ。


顎で中を指し示した。


「あんたらも!騎士団に追われとった孤児院の子らやろ?噂は聞いてる。入りなさい。」


レンとアイは、ソラの背中を追って店に入る。


一歩足を踏み入れた瞬間。


霧に包まれた外の世界が、嘘みたいに遠ざかった。


――ここは、別天地だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ