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王道冒険×推理「LAST DAWN」  作者: d.2026


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第14話「倉庫街のハイエナ」

潮の香りに混じって、焦げたオイルと安酒の匂いが鼻腔をくすぐった。


ジュダヴェルニ


霧の街の華やかさとは無縁の、剥き出しの裏社会。


古い石造りの倉庫が立ち並び、街灯の光は平たく、地面に落ちる影を薄くしている。


「そういやシンはどこに買い物行っとったんや?」


ソラが軽く問う。


「ロワー・クリフの中心街です。」


アイが答える。


「ここから少し離れているんですが、飲食店が多くて、そこで食料と、香辛料も切らしてたからその補充に行っていたようです。」


「なるほどな」


レンが前方の薄暗い桟橋を指差した。


「ソラさん、あそこですか?ザガンとの待ち合わせ場所って」


その時。


背後、霧の向こうから。


三人の男が音もなく姿を現した。


中心に立つのは、使い古されたナイフを弄ぶ狂気じみた男――リク。


瞳には獲物をいたぶる嗜虐の光が宿っている。


********************************************************************

????????

所属:ソルジャーズ


リク・ファウル

********************************************************************




「おやおや、見つけたぜ。」


「騎士団から逃げやがった、お尋ね者のガキどもだ」


嘲笑に合わせ、両脇の屈強な男たちも武器を抜き、距離を詰める。


「ソラさん、俺らがやるよ。 」


「ここで逃げたら、一生シンを助けられない気がする。」


レンが腰の古びた長剣 ”リベリオン”を引き抜き、切っ先を地面に向けて構えた。


ソラは筆〈雲断〉を回しながら一歩下がる。


背後にあった木箱に腰をかけた。


木箱は複数積み上げられており、Eと半円の紋章が刻まれている。



「ええ心意気や。 実戦こそ、一番の修行になるからな。 アイ、レン。後ろは俺が守ったる。思う存分、暴れてきい」


空気が一瞬で熱を帯びる。


戦いの火蓋が切って落とされた。


――リクの舌が、獲物を味わうように唇を舐めた。


「泣かせてやるよ。孤児院のガキ共」


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