美学
美学というからには学問として専攻している人がいるのだと思う。
どんな講義をするのだろうか。
少しだけ興味がある。
文献を検索してみたけれど、いまいち自分にとってヒットなものはなかった。
興味をそそられるようなテーマの論文は見つからない。
それでも美学という言葉は、私を惹きつけてやまない魅力を持っている。
哲学、美術、音楽、自然、政治……俗なものまで含めると、本当に多種多様、様々なものに美学が存在するらしい。
おそらく、人の数だけ美学が存在するのだと推測する。
私の求める美学は、どれに該当するのだろう。
己の深淵を覗いてみる。
なぜ自分は美学という言葉に固執しているのだろう。
私は美学の何を理解したいと思っているのだろう。
そう自分に問いかけてみる。
私の思い描く私の美学というものは、精神性に関連するもののように思えた。
人の精神。
そしてその美学。
そこに言及したいという欲求がある。
美学を追い求めたその先に何があるのか。
そんなことを考えながら訥々と語ってみたい。
そう、これはただの思考の外在化。
そのためだけのメモに過ぎない。