表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/18

▼第004話 魔の森2 厄災の狼王

「うっわ……こりゃやばいね……。」


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□□□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□□□◆□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■44339◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Uゾーン5:【?】

 ・vs:【ウェアウルフ】×6 ☆4 レア ユニティ 攻撃禁止

 ・vs:【ウェアウルフ】×? ☆4 レア ユニティ

 ・vs:【狼王ルプス】☆7 エピック リマーカブル


 吠えたのは仲間を呼んだんだ……。

 それでも【ウェアウルフ】はまだ良い。

 【縛鎖】の餌食になれば攻撃を仕掛けてくる事は無くなる上に

 【縛鎖】自体はそもそも永続効果のあるマギウス(魔法)だから

 逃れようがない……だけどもう片方は間違いなくヤバい。


 カード性能もぶっ壊れてるけど、何よりこの世界でいう【厄災】だ。


 この世界に存在する冒険者と呼ばれる魔物の討伐等を生業とする

 職業の人々が所属する公器で独立機関である冒険者ギルド。

 その冒険者ギルドが冒険者と魔物の強さを比較する為に始めたのが

 ランク制度、というものでこれによって対比が用意になったという経緯を

 この世界の常識非常識のような部分に軽く書かれていた。


 だけど問題はカードユニットとして☆7というのは

 冒険者で言えばランク7になる。

 このランク7以上の冒険者達は凡そ人とは思えない力を持っている事から

 【人外】とか【人外級】と揶揄されているのだとか。


 そして魔物であればたった1匹ですら街や村を滅ぼせるだけの力を

 持っている事から【厄災】とか【厄災級】と呼ぶのだとか。


 【狼王ルプス】。

 これがただのカードユニットなら倒すのは簡単なんだけど

 これが魔物だという事がかなり厄介なんだよね……。


 【狼王ルプス】は融合系リマーカブル(卓越)ユニットとも呼び

 【ウェアウルフ】と【リカオン】というユニットをUゾーン上に

 表向きで呼び出した状態で融合させる事でRデッキから呼び出せる。


 カード効果は2つあってカード効果1が【狼の鳴音(ルプス・ハウリング)】。

 全てのR・Uゾーンを対象に自分のターンに1回発動させる事が出来て

 【狼】【ウルフ】と名の付かないユニットに付与されている

  全ての良い(バフ)効果を消滅させる事が出来る。


 問題はこれと連動しているカード効果2の【狼瘡(ループス)】で

 【狼の鳴音(ルプス・ハウリング)】の発動と同時に自動発動して

 狼瘡ループスカウンターを対象に付与させる効果がある。


 この狼瘡ループスカウンターが付与されると実は

 その数値分だけ☆が下がるのです!

 それも下がる数値は【狼王ルプス】の基本☆分なのでこれなら7。


 【守護者ヒロ子ちゃん】なら【狼の鳴音(ルプス・ハウリング)】を受けても

 【専守エクスクルーシヴリィ防衛・ディフェンス】と【スケープゴート(身代わり)】に

 影響は無いけど【狼瘡(ループス)】の方は今受けたらマズい。


 攻撃☆や防御☆ではなく☆が下がるから

 【守護者ヒロ子ちゃん】は攻撃☆0だけでなく防御☆も0になる……。


「ならここに到着するまでに先手を打つ!【縛鎖】を

 コストとして5マギを消費して再発動!」


 同時にカードから再度鎖が噴き出して

 森の奥へと消えていった。


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□□□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□□□◆□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■44334◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Uゾーン5:【?】

 ・vs:【ウェアウルフ】×? ☆4 レア ユニティ 攻撃禁止

 ・vs:【狼王ルプス】☆7 エピック リマーカブル


「よし!」


 私からは見えなくとも全ての【ウェアウルフ】が

 これで【縛鎖】に掛かった事が解る、と言っても

 正直どの位の範囲までが認識されているのかは解らないけど……。


「そしてUゾーン5のエピック級ディフェンダーを表向きへと反転!

 おいでませ!【カクカクPAND/a(パンダ)】!」


 裏向きのカードが姿を現し、表向きに反転すると

 カードから初期のポリゴン格闘ゲームさながらの

 カクカクした白黒のパンダが飛び出してくる!


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□□□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□□□◇□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■44334◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Uゾーン5:【カクカクPAND/a】☆4

         エピック ディフェンダー 後4T

 ・vs:【ウェアウルフ】×? ☆4 レア ユニティ 攻撃禁止

 ・vs:【狼王ルプス】☆7 エピック リマーカブル


『ぱん!ぱん!だぁー!』

「喋った!?ってそれ処じゃない!」


 いきなり喋ったのには驚いたけどそれより【狼王ルプス】の

 対策を間に合わせる方が最優先!

 これは私の命が懸かってるんだからね!


「さらに【カクカクPAND/a】のカード効果1【パンダコール】を発動!

 呼び出しに成功した際に【パンダ】と名の付くユニットを

 手札・デッキ・Bゾーンのいずれかから1体呼び出す事が出来る!

 おいでませ!【カクカクPAND/A(パンダ)】!」


『パン!パン!ダァ―!』


 また喋ったけどマジでそれ処じゃないんだよね……。


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□□□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□□◇◇□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■44334◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Uゾーン4:【カクカクPAND/A】☆4

         エピック ユニティー 後4T

 ・Uゾーン5:【カクカクPAND/a】☆4

         エピック ディフェンダー 後4T

 ・vs:【ウェアウルフ】×? ☆4 レア ユニティ 攻撃禁止

 ・vs:【狼王ルプス】☆7 エピック リマーカブル


「そしてさらに【カクカクPAND/A】の【パンダコール】で

 おいでませ!【カクカクPANd/A(パンダ)】!!」


『パン!ダァー!フォ(前進)―――――――――――!!』


 ……………いつからここに戦車の道が……。


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□□□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□◇◇◇□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■44334◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Uゾーン3:【カクカクPANd/A】☆4

         エピック アタッカー 後4T

 ・Uゾーン4:【カクカクPAND/A】☆4

         エピック ユニティー 後4T

 ・Uゾーン5:【カクカクPAND/a】☆4

         エピック ディフェンダー 後4T

 ・vs:【ウェアウルフ】×? ☆4 レア ユニティ 攻撃禁止

 ・vs:【狼王ルプス】☆7 エピック リマーカブル


 3体のカクカクパンダ達が揃った!ここから一気に決める!


「手札からレジェンダリー級マギウス(魔法)カード

 ☆3【アブソリュート・スター・ドレイン】の

 カード効果3を正位置で発動!

 このカードは正位置・逆位置とカードの上下を向ける方向で

 カード効果が変わり、さらに3つのカード効果がある為

 合計6つのカード効果から1つを選択して使う事が出来る!

 カード効果3の正位置は任意ユニット3体までの基本☆を

 それぞれ1つ減らす事が出来る!発動コストは9マギ!

 対象は3体のパンダ達!!」


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□□□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□◇◇◇□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■22221◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Uゾーン3:【カクカクPANd/A】☆4-1+0

         エピック アタッカー 後4T

 ・Uゾーン4:【カクカクPAND/A】☆4-1+0

         エピック ユニティー 後4T

 ・Uゾーン5:【カクカクPAND/a】☆4-1+0

         エピック ディフェンダー 後4T

 ・vs:【ウェアウルフ】×? ☆4 レア ユニティ 攻撃禁止

 ・vs:【狼王ルプス】☆7 エピック リマーカブル


『あれ、兄ちゃん達。もう僕達出番終わり?』

『楽な仕事だったな……声優も台詞が一言で終わっても

 長々と台詞を喋っても貰える金は一緒らしいから

 同じようなもんだろ?』

『パン!ダァー!ツリュック(後退)!!!』


「3体のパンダをブレイクゾーンに送る事で私は条件を満たし

 Rデッキからゴッデス級リマーカブル(卓越)ユニットを呼び出す!

 おいでませ!☆3【火雷神(からいこう)】!!」


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□◇□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□□□□□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■22221◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Rゾーン3:【火雷神】☆3+9+0 ゴッデス リマーカブル

 ・vs:【ウェアウルフ】×? ☆4 レア ユニティ 攻撃禁止

 ・vs:【狼王ルプス】☆7 エピック リマーカブル


 それはこれまで呼び出してきたユニットとは違った。

 カードが現れてそこから出てくると思っていた私は

 突如空が暗くなり、目の前に激しい音と共に雷が落ちると共に

 周囲に火柱が上がった事に驚いた。


 目の前には公式ファンブックで身長4メートルとされている

 全身艶のある黒毛で包まれた、ミノタウロスに近い牛の獣人とでも

 言うべき姿の【火雷神】が立っていた。


 未だ落雷と火柱という驚きに心臓がバクバクしている中

 【カード・ハンドラー】と【シングル・カード・ハンドラー】

 共に共通する機能が働いた事で、私が既に何かを言うまでも無く

 考える事も無いまま、この戦いは終わりを告げる……。


 立ち尽くす【火雷神】へと【狼王ルプス】が腕を伸ばし

 指を揃えるように鋭い爪を全て向けてくる中

 それを遮ったのが【守護者ヒロ子ちゃん】だった。


 【スケープゴート(身代わり)】は【守護者ヒロ子ちゃん】以外への

 攻撃は全て【守護者ヒロ子ちゃん】が防御して受ける。

 盾を僅かに斜めに構えて【狼王ルプス】の腕が盾を滑るように

 逸らされる中、【火雷神】が自らの尾を握る。


 【火雷神】の武器は自らの尾。

 ブチリと引き千切るかと思われる程に雑な外し方だったけど

 間もなくそれが巨大な鎌へと姿が変わった後、大きく振りかぶった。


『於於於於於於於於於於於於於於於於於於於於於!!!』


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□◇□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□□□□□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■22221◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Rゾーン3:【火雷神】☆3+9+10 ゴッデス リマーカブル

 ・vs:【ウェアウルフ】×? ☆4 レア ユニティ 攻撃禁止

 ・vs:【狼王ルプス】☆7 エピック リマーカブル


 【火雷神】の叫びと共に☆が3+9+0から3+9+10へと変わる。


 【火雷神】は☆3ユニットではあるけど呼び出しに使われた

 全てのユニットの基本☆を自らの基本☆へと加算された分が

 最終的な☆数になる。


 基本☆はカードに描かれている☆の印の中に書かれた数値で

 後付されたものは指定が無い場合に限れば☆として扱われる。


 計算式としては基本☆+☆であれば☆3+9と表示され

 基本☆+基本☆であれば3+9+0と表示される。

 この違いは多くのカード効果は☆を加算する事はあっても

 ☆を元にそのn倍加算する、等の場合は基本☆を対象とする為

 微妙にその意味合いが変わってくる。


 そして今回加算されたのは☆。

 その正体は【火雷神】のカード効果1。

 1ターンに1度、プレイヤーの手札の合計枚数を

 ☆に加算した攻撃を行う事が出来る。


 だけどそんな事をしなくても【狼王ルプス】の防御☆は7。

 【火雷神】の攻撃☆は元々12だから倒せる。

 それがカード効果1によって22へと跳ね上がる。


 そこに私の意図はない、指示もしていなければ考えても居ない。

 それが【火雷神】の意志であり判断、という事になる。

 全てのカードには自己意識、自我がある。

 現実と戦うのにカードユニットだからと1ターンに1度限りの攻撃では

 流石に制約が強すぎて戦えない為

 【カード・ハンドラー】も【シングル・カード・ハンドラー】も

 ユニットは実体化すれば大半が自らの判断で攻撃・防御を行う。

 精々影響を受けるのはターンを数える必要性があったりする

 カード効果位で放置しておけば敵意のある相手全てと

 戦い始める事も解っていた。


 解っていたけどこの時、その見通しが甘かったのだと思い知らされた。

 私は頭の中で【火雷神】の攻撃を止めるまででは無くとも

 カード効果を発揮せずに攻撃する、と考えておくべきだった。


 何しろ☆7で【厄災】、街や村を単独で滅ぼせるだけの力を持つ訳で

 ☆22の攻撃☆ダメージともなれば………。


 【火雷神】の振り下ろした攻撃は体制の崩れている

 【狼王ルプス】を横から真っ二つ。


 【狼の鳴音(ルプス・ハウリング)】も【狼瘡ループス】も

 発動させるまでも無く素早く切ると同時にその大鎌の攻撃は

 地面にまで大きな亀裂を作り、遥か遠くまで地面が割けていくと共に

 割けた場所には大量のカードがヒラヒラと舞っていたのです……。


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□◇□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□□□□□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■22221◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Rゾーン3:【火雷神】☆3+9+10 ゴッデス リマーカブル

 ・vs:【ウェアウルフ】×? ☆4 レア ユニティ 攻撃禁止


 【火雷神】の攻撃は基本範囲攻撃。

 (じん)二十七にじゅうななちゅうと呼ばれる

 二十七種存在する主役級ユニットの一端の持つ力……。


「じゃない!!」


 失念していた。

 1ターンに攻撃は1回限りではないのだから

 大鎌の返す刃にまで気を回す必要性があった……。

 まだ【ウェアウルフ】が残っている。

 気が付いた時には【火雷神】は返す刃を横薙ぎに掃っていた……。


 【セリカ】【☆40 Md:092】

 ■□□◇□□■ 手札枚数【U:06 C:04 M:00】

 ■◇□□□□□ ◆:裏向きカード ■:デッキ・ブレイク(休息)

 ■◇◆◆◆□□ ◇:表向きカード □:空白マス

 ■22221◇ 数字:マギカードと☆ ×:封鎖マス

 ・Pゾーン:【ねこねこローブ】☆6 レジェンダリー 装備

 ・Cゾーン1:【縛鎖】☆5 レア 魔法:【ウェアウルフ】

 ・Cゾーン2-4:【?】

 ・Uゾーン1:【守護者ヒロ子ちゃん】☆4 エピック ディフェンダー

 ・Rゾーン3:【火雷神】☆3+9+10 ゴッデス リマーカブル


 そして私がこれまで見た事も無いような光景が広がる。

 【ウェアウルフ(人狼)】だけでなく森の木々すらも同時に切られ

 倒れてくる木はそのままカードへと変わり、地面に埋まっている

 切り株すらカードへと変わり、周囲一帯は木が倒れ大きな音が響くでも無く

 どこまでも穴という穴がボコボコと開いた広い空間が出来上がっていたのです。


「は、はは………。」


 私の異世界での初バトル(戦闘)は誰も人が巻き込まれていなければ

 良いな……そんな感想で締めくくられたのでした。

 ■新規登場カード■


 ・☆7エピック

  ・【狼王ルプス】制限カード

   【ウェアウルフ】+【リカオン】を融合した後Rデッキから呼び出す。

   特性:【リマーカブル】【陸ユニット】【融合】

   ・カード効果1:【狼の鳴音ルプス・ハウリング

            このカード効果は全てのR・Uゾーンを対象とし

            自ターンに各1回のみ発動させる事が出来る。【狼】

           【ウルフ】と名の付かないユニットに付与されている

            全ての良い(バフ)効果を消滅させる。

   ・カード効果2:【狼瘡ループス

            このカード効果は【狼の鳴音ルプス・ハウリング】の

            発動直後に自動発動される。

            【狼の鳴音ルプス・ハウリング】の効果を受けたユニットに対し

            【狼瘡ループス】カウンターをこのカードの基本☆分与え

            ユニットの☆をその数値分減少する効果を与える。

            カウンターが取り除かれた時、この効果を失う。

            ユニットの☆の合計値が0より下がる事は無い。


 ・☆4エピック

  ・【カクカクPAND/パンダ】制限カード

   特性:【ディフェンダー】【陸ユニット】

  ・【カクカクPANd/パンダ】制限カード

   特性:【アタッカー】【陸ユニット】

  ・【カクカクPAND/パンダ】制限カード

   特性:【ユニティ】【陸ユニット】

   ・攻撃名:【ローリングパンダ】

   ・カード効果1:【パンダコール】

            このカードの呼び出しに成功した場合

            パンダと名が付くユニットを手札・デッキ・Bゾーン

            から1体呼び出す事が出来る。

   ・カード効果2:【パンダの昼寝】

            このカードは呼び出してから4ターン後に

            表向きでゾーン上に残っていた場合

            ゲームから除外しなければならない。

※カクカクの元ネタはセガが開発した3D対戦型格闘ゲーム「バーチャファイター」。

※パンダ三兄弟として今後もそこそこ出てくる。

 長男:ユニティで酒焼けたようなしゃがれた声をしている。

    セリカを姐さんと呼び、まぁまぁ普通なお兄さん。

 次男:アタッカーで長男と同じく声がしゃがれている。

    かなり変わった性格で大酒飲みでTPOを弁えない。

 三男:ディフェンダーで声が可愛い天然さん。

    但し天然過ぎてたまに毒を吐くも悪気は一切ない。

       


 ・☆3レジェンダリー

  ・【アブソリュート・スター・ドレイン】マギウス(魔法)

   発動コスト:基本☆1辺りの増減に対して3マギ

   このカードはカード効果3つのうち、1つを選択して使用する。

   またこのカードは正位置・逆位置の2つの使い方がある。

   このカード効果は永続効果となり、カード効果を妨害する事は出来ない。

   ・カード効果1:正位置

           ・このカードは任意のユニット1体の基本☆を

            1つ減らす。発動コストは3マギ。

           逆位置

           ・このカードは任意のユニット1体の基本☆を

            1つ増やす。発動コストは3マギ。

   ・カード効果2:正位置

           ・このカードは任意のユニット1体の基本☆を

            3つ減らす。発動コストは9マギ。

           逆位置

           ・このカードは任意のユニット1体の基本☆を

            3つ増やす。発動コストは9マギ。

   ・カード効果3:正位置

           ・このカードは任意のユニット3体までの基本☆を

            それぞれ1つ減らす。発動コストは9マギ。

           逆位置

           ・このカードは任意のユニット3体までの基本☆を

            それぞれ1つ増やす。発動コストは9マギ。


 ・☆3ゴッデス

  ・【火雷神(からいこう)】リマーカブル(卓越)・制限カード

   特性:【リマーカブル】【神二十七柱】【陸ユニット】【範囲攻撃】

    呼出条件:Uゾーン上に表向き表示で存在する基本☆3の

         アタッカーとディフェンダーを1体づつをBゾーンへと送る。

         この際このユニットは☆3+6+0となる。

         またここにユニティを加える事で☆3+9+0となる

   ・カード効果1:1ターンに1度。手札の枚数と同じ分だけ

           ☆数を加算する事が出来る。

           このカード効果は手札の枚数が変動した場合

           即座に変動し、次ターンの最初に効果が消滅する。

   ・カード効果2:このカードの通常攻撃は範囲攻撃である。

           但し攻撃行動時にコストとして3マギ支払う事で

           その攻撃行動時に限り、範囲攻撃でなくなる。

   ・カード効果3:このユニットは気絶した場合に攻撃行動を

           受けた場合、即時気絶状態から復帰し

           防御行動を取る事が出来る。

   ・カード効果4:攻撃行動時、Uカードを1枚ドローし☆3以下のユニットで

           あった場合、アタッカーかディフェンダーの場合☆+1

           ユニティの場合☆+2の装備カードとして扱い

           このユニットに装備させる事が出来る。

※親和性が高い上にセリカのエースユニットとして基本これからも

 それなりに出てくるお方で一人称は「我」。声のイメージは玄田哲章さん。


 ■新規登場特性■

 【リマーカブル】:Rデッキを構成する【リマーカブル】【エクシード】の

          ユニット2種のうちの【リマーカブル】に付く特性。

          他のカード効果による影響を表す範囲指標でしかない。

 【融合】:呼出を行う際、2体以上の指定ユニット同士を【融合】させる事を

      条件としたユニットに付く特性。

      【分離】効果を受けると元の2体の指定ユニットに戻る性質を持つ。

      但し戻す為の空きマスが無い場合、指定ユニットがBゾーンではなく

      ゲームから除外されている場合はそのまま消滅する性質を発揮する。

 【アタッカー】:【アタッカー】【ユニティ】【ディフェンダー】の3属性の

         攻撃特化ユニットに付く基本特性の1つ。

         攻撃時、自らの持つ☆を2倍とした数値が攻撃☆となり

         防御時、自らの持つ☆を半分と繰り上げとした数値が

         防御☆となる。

 【神二十七柱】:二十七種存在する主役級ユニットに付く特性。

         他のカード効果による影響を表す範囲指標。

         またこの特性を持つカードはデッキ(山札)内に一種しか

         入れてはならない特殊制限を示すものでもある。

         

 【範囲攻撃】:範囲攻撃はRゾーン1を攻撃した場合はRゾーン1~5。

        Cゾーン1を攻撃した場合はCゾーン1~5と

        同名ゾーン内全てを攻撃対象とする事が基本となる

        ユニットに与えられる特性。

        またカード効果にも【範囲攻撃】は存在し

        カード効果範囲が同等の扱いなるものである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ