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詩シリーズ

白い弾丸

作者: まさかす

私は鳥になりたい


鳥になって誰憚る事無く

あの青い空を自由に飛び

風の向くまま気の向くまま

空の果てまで飛んで行きたい


私は鳥になりたい


鳥になってあの人の元へと飛んで行き

溢れる程の白い弾丸をそっと届けたい

鳥になってあの人の頭の上へと舞い降りて

零れる程の白い弾丸をそっと積み上げたい


鳥になって今直ぐあの人の家へと飛んで行き

溢れる程の白い弾丸をベランダに敷き詰めたい

零れる程の白い弾丸を車の上へと積み上げたい

洗っても洗っても決して落ちない程の痕跡を

あの人の身体や持ち物に刻みたい


私は鳥になりたい


鳥になって誰憚る事無く

あの青い空を自由に飛び

空の上からあの人に向けて

白い弾丸を撃ち込みたい


2021年07月30日 初版


※念の為、白い弾丸とは鳥のフンである「うんこ」の事です

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