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6.2023/2/14 許嫁の流行

2023/2/14

田中理恵


 去年の12月7日、神国日本回帰式の一周年記念日に、あまり大きな行事は無かった。

 元国会議事堂で虐殺事件を起こした人達が殺した人達を慰霊するなんて事も無く、なぜ彼らを殺す必要があったのか、なぜ神国日本に回帰する必要があったのか、2年目を迎えた神国日本が辿るべき道筋とその理由などを、英宏のおじいさんが滔々と述べて終わった。

 摂政によるスピーチが一時間程で終わった後は、各局がそれぞれに準備した、前政権まで長期に渡り日本の政治の大半を牛耳ってきた政権政党の腐敗ぶりの実態報道の総集編が夜通し流された。

 ちなみに連立で与党長期政権を支えてた政党もその母体の宗教団体も廃止されて、幹部以上の大半は処刑され全資産は没収。その政治活動などに関わっていたほぼ全員が奴隷とされ、そうでない人達も組員になる事すら許されず、政治的な活動を何かしらしたと判断されたら即座に処刑という半殺しの状態にされた。もちろん、新たな宗教団体の結成も、それに準じた集会をする事も禁じられた。外郭野党も連座されて処刑。政権与党議員の大半が所属していた、この国の名を冠した会議は、全員拷問にかけられた上で処刑されていき根絶された。

 まぁそんな感じの大量のいもづる余罪が一年かけて確認されていたので、局によっては三日とか一週間のロングランシリーズを組んだところもあった。政権広報と化していた国民放送局とかね。(癒着していた人達はとっくの昔に以下略されてた)


 ともあれ話を戻すと一周年記念の当日、通貨切り替えの実施とか、別の何かまた大きな変革が発表されるのでは?と心配してる人も多かったけど、その節目のタイミングでの発表は無かった。

 年が明けたタイミングでは、有った。特に女性達には人生に関わる大きな変更が発表された。

 義務結婚制度が導入されるという話は12.7の頃から発表されていたけど、その詳細はまだ明らかにされていなかったものが、明らかにされたのだ。

 

・女性は男性と平等な存在ではない。

・女性が持つ生殖機能、妊娠と出産という行為を可能にする状態を故意に損なってはならない。

・妊婦に対する暴力を振るった者は重罪に問われる。妊娠していた子供が流産したり身体的精神的に何らかの障害を負うかあるいは母体の健康や生命が危険に晒されたり損なわれたりした場合、その暴力を振るった者には死罪が科される。そのような行為が胎児の父親によって為された場合でも、情状酌量はされない。

・母体を生命の危険に晒す事が懸念される場合を除き、中絶や堕胎は認められない。

・生体的に不可能な場合を除き、女性は二人以上の出産を義務付けられる。

・生体的に妊娠や出産が不可能と判断された女性は、他の女性が出産した子供の育児行為に一定時間以上奉仕する事で、義務を履行したと見なされる。

・出産の義務を避ける為に手術や薬物等の手段で妊娠出産を不可能にするような処置を自らの体に処した女性は、奴隷以下の身分に落とされ、死刑や拷問以上の苦しみを死ぬまで科される。そのような行為に協力した者も相応の処罰を科される。

・二人以上の子供を出産した女性は、義務を履行したと見なされ、準組員なら一般組員に、非組員でも望むのなら準組員に身分を繰り上げられる。これは奴隷身分の者も含む。

・二人以上の子供を出産した女性に限り、望むなら同性との結婚も認められるようになる。

・二人以上の子供を出産した女性は、望まぬ性行為を強いられる事は無くなる。男性側が強いた場合は罪に問われ、自分でない誰かに所有される女性に強いた場合は最悪で死刑に処される。

・未婚の女性の所有権はその父親にあるが、これは性的虐待や性交渉の権利を父親に与える事を意味しない。娘を性的に虐待し性交渉を強いた場合も最悪で死刑に処される。

・望まぬ婚姻を強いられる事を避けたいのであれば、女性は許嫁を選定する事を許される。これは選ぶ側と選ばれる側のみの合意が必要とされる。

・許嫁の選定に、父親の合意は必ずしも必要とされないが、合意がある事が推奨され、何らかの合理的な理由で許嫁の選定に同意し兼ねる場合は、異議を申し立てる事が可能である。

・父親が死去している等の理由で不在の場合、母親が所有権と、許嫁選定の異議申し立ての権利を有する。両親が不在か不明の子供の場合、その身分は内務省預かりとなり、婚姻あるいは婚約の認可は忠臣組が行うものとする。

・妊娠出産する子供の片親が、婚姻あるいは婚約している相手である事は義務付けられていないが、婚姻あるいは婚約相手の合意も無しに性交渉を当該女性に強いた場合、罪に問われる。

・性交渉が一般的に可能になる年齢に達していない女性に対し性的行為を強いる権利は、何者も有さない。忠臣組の特級組員が奴隷に対しても、例外は認められない。

・肉体的な性交渉可能年齢は十三歳から、婚姻が可能な下限年齢は十六歳からとする。ただし性交渉可能となる十三歳から十六歳の間の女性と性交渉可能なのは、その女性自身が選んだ許嫁のみが対象とされる。これは性交渉の結果として生まれうる子供の扶養義務が、主にその許嫁に対して課される為である。

・一夫一婦制は義務付けられないが、出産した子供の扶養義務はその生体的な両親が負う物とする。女性側が妊娠等の理由で労働の義務を免除される間の扶養負担は男性側のみに課され、この負担を免れる事はあらゆる意味で許されず、公費から一時負担して立て替えた場合でも、その費用は生体的父親から必ず徴収される。

・離婚は禁止されない。

・重婚も禁止されない。異なる相手と結婚した場合でも、生体的子供の扶養義務は引き継がれ放棄される事は無い。

・生体的子供と両親の関係は、DNA調査結果で必ず確認される。神国日本の国民全員のDNA供出は義務付けられ拒否権は認められない。DNA検査の結果が肉体的距離的など合理的な理由で覆される場合、再検査と審査が実施され、再判定が下される。

・十三歳以上から、許嫁を選べる。両親は娘の判断に意見する事は出来るが、最終的な選定者は娘である。

・両親特に父親は、娘の許嫁を娘が十三歳になる前に選んでおけるが、娘が十三歳以上になった時に異なる相手を許嫁に選んだ場合、その判断が基本的には優先される。

・十六歳未満が当事者となっている場合、選べる許嫁は最大で一人までとされる。それまでは基本的に義務教育期間にあり、就労しておらず収入源も貯蓄も無い者が大半だからである。ごく一部の社会的経済的例外が、抜け道的に大量の相手の許嫁相手となる事を避ける為の措置でもある。

・婚姻は、その両者が合意している場合、十六歳から可能である。

・夫婦同姓は強制されない。これは、一般庶民が姓を持ったのが明治時代以降からの風習であり、江戸時代やそれ以前でも入り婿や養子がその家(姓)を継ぐ事が一般的に行われていた伝統を踏まえた措置である。

・組員が非組員に、上位の立場の男性が下位の女性に性交渉を求める事は可能である。ただし求められる相手は、許嫁や婚姻相手のいない、十七歳以上の女性に限定される。また奴隷以下の身分でない限り、女性は男性に下記条項の履行を求める事が出来る。

 1a.コロナウィルスその他の疾病に罹患していない健康体である事の証明。証明出来ない場合、男性は女性に性交渉を強要出来ない。証明せずに性交渉を強要した場合、その後の健康診断や罹患状態の結果に関わらず、男性側は死刑に処される場合がある。

 1b.女性側の意識を薬品や酒類、あるいは言動や暴力により奪い性交渉を強要した場合も、罪が処断される事に変わりはなく、女性の健康状態を損なったと判断された場合は、単に自らの健康状態を証明せずに強要した場合よりも重罪に問われる。量刑の例としては、1aが初犯で懲役十年、再犯で性器切除と奴隷身分落ちとされるのに対し、1bでは初犯で懲役二十年、初犯で性器切除と奴隷身分落ちが確定される。

 1c.準組員以上の女性であれば、非組員の男性から性交渉を強要される事は無い。同様に、立場が下位の男性から上位の女性が性交渉を強要される事は無い。 1d.立場が同等の場合の性交渉も、基本的には両者の合意が求められる。

・婚約の締結あるいは破棄は、女性と男性間の意志によって主に行われるが、その情報は同等以上の相手には公開される。

・十六歳未満で行っていた婚約の場合、両者が十六歳に達した時点で結婚する事が義務付けられる。十六歳以上で婚約した場合も、一年以内に結婚する事が義務付けられる。結婚して夫婦となった場合は、性交渉は国家存続に寄与する重要な奉仕行為となり、少なくとも第二子が産まれるまでの間の避妊は禁止される。ただしこの義務は、婚姻する対象の女性がすでに二人以上を出産している場合は免除される。

・女性は、第一子の出産で生涯に渡る納税の義務を5%免除され、第二子の出産でさらに5%を免除される。

・妊娠出産に関わる費用は、全て公費で賄われる。

・夫婦が十代の間の育児費用は全て公費で賄われ、教育あるいは労働で当人達による育児が困難である場合、育児は公的手段に委託できる。

・十代から二十代前半までの夫婦は、希望すれば公的な住居を提供され、第一子の妊娠出産により、それまでの家賃は全額返納される。第二子の妊娠出産以降は家賃は請求されなくなる。第一子の妊娠出産までの家賃負担が難しい場合、最大で五年間所得レベルに応じて減免される。

・嬰児遺棄は重罪に問われる。身体的精神的経済的な理由などで自身による育児が困難と思われる場合、親権を放棄する事で、子供の扶養を神国日本に委託する事が義務付けられる。この場合でも、経済的に可能な範囲で生体的両親の扶養負担は課される。

・一般組員の間の子供は一般組員の立場を与えられる。準組員/中級/上級も同様であるが、特級の場合のみ、幹部会による審査と承認を必要とする。

・異なる立場の両親の間に産まれた子供の場合、基本的に、下位の立場の親と同等の立場を与えられる。ただし上位にある親が自分と同等の立場を与えるだけの金額を奉納した場合は、上位の親の立場がその子供にも与えられる。特級の場合のみ、幹部会による審査と承認を必要とする。


 大事な部分の抜粋だけでもこれくらいの分量があって、その他詳細などの全体量ではこの数倍はあったけど、特に、女子達にとっては死活問題だったので、誰もがどんな試験問題よりも真剣に取り組んだ。

 許嫁を誰に選ぶか、誰なら無難そうか、受け入れてくれそうか、競合しなさそうか。たかが小学五年生、十歳から十一歳のバレンタインと侮るなかれ。十三歳以上からは許嫁が決まっていってしまうのだ。小学六年生は目の前という事は、実質、あと一年から二年未満の間に、望ましい相手を確保している事が求められるのだ。

 中学や高校に姉がいる友人達から聞く話は、もっと直接的に壮絶だった。これまで忠臣組への加入をためらっていたり、両親の方針に従って加入していなかった女性達も少なくとも準組員以上として加入したそうだし、神国日本の成立というか、義務結婚制度の詳細が明らかにされる前と後とで、フリーの男性の需要が全く変わってしまった、らしい。

 非組員よりは一般組員、一般組員よりは中級、中級よりは上級という感じだけど、実際身近にいる大半は中級までだし、クラスにいる中級男子の数もかなり限定されていたので、それはもうえげつないくらいの争奪戦が、全国の教室や塾などで繰り広げられた。十代専用の出会い系マッチングサイトなんて物まで出現したけど、忠臣組公認の物以外はすぐに禁止された。年齢詐称しようとしたおじさん連中が大量に捕まって罰金刑などに処されたらしい。実害を及ぼしてた奴にはもっと重罰が科されたりもした。


 私は、ほら、うん。ご想像の通り、そんな喧噪からは幸か不幸か隔離されていた。渡瀬さんからは、聞かれたけどね。英宏を許嫁として選ぶつもりはあるのかどうか。

「今のところ、その気持ちは無い」

 というのが正直なところだった。選定する必要性すら疑ってもいたから。

 渡瀬さんも、私のそんな態度も理由も見透かしたように落ち着いていたし、焦ってもいなかった。

「英宏さんは、あなたと私くらいなら、軽々と囲い養えるでしょうからね」

「まぁ、可能だろうね」

「上級組員の女子という事で、自分を選んでくれという申し込みも全国から頂いてますから、私もじっくり選ぶつもりですわ。あなたが英宏さん以外を選ぶ可能性もあるのですし」

「あるだろうね」

「誰か特定の想い人というのはいらっしゃらないのでしょう?」

「まだいないね。十一歳なんだし」

「女性にとっては、いろいろ勝手が変わってしまいましたからね」

「男性もやり逃げが出来なくなったとかはあるだろうけど」

「それはともかくとして、あなたは英宏さんに本命チョコは渡しますの?」

「義理チョコかな」

「準備してあるなら、一緒に渡しに行きませんか?どうせあなたのを心待ちにしてるでしょうから、私はその後で渡したいので」

 私も特に反対する理由が無かったので同行する事にした。英宏のおかげで助かってる部分があるのは事実だったし、お礼くらいはきちんとしておかないとね。


 渡された英宏は、義理チョコと言われても、笑顔で応じてくれた。

「神国日本になったからといって、バレンタインは禁じてないんだけど、まあありがとう。素直に嬉しいよ」

「お団子とかの方が良かった?」

「おじいちゃんもお父さんもそこまで締め付けるつもりは今の所無いみたいだよ。平均出産年齢を下手したら半分くらいに切り下げるんだからね。本人同士の意志をなるたけ尊重するようにしたんだから、そういった意志を互いが確認できるイベントは手を付けないでおこうって」

「それはお優しい事で。完全に放っておいてくれたら一番良かったんだけどね」

「コロナで大変な事になってるんだから、そのままで済ませられる筈が無いのも、理恵にならわかってる筈だよ」

 私は沈黙で答えたけど、英宏は微笑でスルーして、護衛役の人が持っていた鞄から一輪のピンクのカーネーションを私にくれた。

「これは?」

「アメリカとかだと、男からも気になる相手に渡せるんだって。神国日本がキリスト教の聖人の名前を関したイベントを残らせるよりは、まだ花の方が良いかも知れないって」

「ふぅん、ありがと。ちなみに花の色は何か意味があるの?」

「ピンクは、好き、かな」

「私が、ピンクのを贈れるようになるかは、わからないから」

「わかってるよ」

 ここで渡瀬さんがずいっと脇から進み出て、ハート型のチョコを差し出しながら言った。

「私のはもちろん本命チョコですわ。英宏様。好きです。あなただけをお慕い申し上げております」

「ありがとう、ゆかりさん。ぼくの花は白だけど、許してね」

「もちろんですわ。頂けるだけでありがたいです」

 英宏はもう一輪の今度は白いカーネーションを渡瀬さんに渡した。

「白は、友達?義理チョコみたいなもの?」

「それに近いって聞いてるよ」


 私はふと、英宏の机に置かれたのが私と渡瀬さんからのチョコの二つのみだという事に気が付いて尋ねた。

「やんごとなき立場、特級の中でもさらに特別なのに、もらったチョコは私達からだけなの?」

 英宏が苦笑して何か言おうとしたのを、渡瀬さんが遮った。

「受け取れる相手が私達だけだった、という事でしょう。信頼されている証ですわ、理恵さん」

「そんな感じだね。勇気振り絞って持ってきてくれた子も何人かいたけど、気持ちだけもらうねって言って断ったよみんな」

「そりゃどうも・・・」

「テロ対策でもあるし」

「そっか。狙われて当然の対象だしね」

「理恵さん、もう少しくらいは英宏さんへ敬意を示した方がよろしいのでは?」

「いいよ、縁さん。理恵とは今みたいな感じのままがいいんだ。敬語使われるようになったらお仕舞いかなって思ってる。その時ぼくに抱いてる感情は恋愛以外の何かになってるだろうから」

「誰かを殺す事にためらいがない誰かさんに恋愛感情抱くのが難しい事も、わかってもらえたら嬉しいかな」

「理解は出来るよ。でもね、言わせてもらうなら、自分の首を締めてきてる相手を殺して、何がいけないのか、ぼくにはわからないよ。理恵だって、そんな愚かじゃないさ」

「手が届く相手なら殴り返してはいるだろうけどね」

「今はそれでいいよ。だけど理恵。将来的に、もしかしたら君は、ぼくじゃない誰かを許嫁や結婚相手に選ぶかも知れない。その場合でも君の立場未満の誰かを選ぶ事は絶対にお勧めしない。出来るだけ、上級以上の誰かを選んだ方がいい」

「中級でも上級でも特級の誰かを選んだとしても、あなたには絶対服従させられるのに?」

「さすが理恵。気が付いたんだね。女性が守られているようには、男性は守られてはいないからね。気を付けた方がいい」

「それは脅迫と違うの?」

「ううん、警告というか助言だよ。君が選ぶかも知れないぼく以外の男性に不幸が訪れない為の、ね」

「はぁ・・・。気が付いてなかったとでも思う?」

「思ってないよ。義理チョコ、ありがとう」

「どういたしまして。お花、ありがとね」

「理恵から本命のチョコがもらえたら、赤いカーネーションを贈るよ」

 色の説明が無くても意味は想像できたので、私はそれ以上なにも言わずにきびすを返してその場を離れた。

「まだしばらく、ぼくも許嫁を選ばないでおくよ」

「そりゃどうも」

 私は背中にかけられた言葉に対して、おざなりな返事をして手をひらひらと肩越しに振るだけで済ませた。


 私に、そんなに時間は残されていなかった。英宏が十三歳の誕生日を迎えた時に許嫁を選んでいないかどうか。私が十三歳の誕生日を迎えた時にまで空席のままかどうか。もし私以外の誰かが英宏の許嫁になっていた場合、私も、真剣に誰かを探さなくてはいけなくなる。そしてその真剣に探した誰かは、英宏に他の相手がいたとしても、英宏か誰かにどうにかされてしまうかも知れないのだ。


 自由恋愛。自分のパートナーを、自分と相手の意志だけで選ぶ事。そんな、最低限の自由が奪われてしまった事が、私の将来に重くのしかかってきていた。


 今更親を恨んだところで何にもならない事は理解していた。昔はずっと、親に一方的に結婚相手を決められてた歴史からすれば、最悪な状態ではないのかも知れないけれど、そんな事は慰めになるわけもなく、私はため息をつきながら家路を辿った。



(神国日本は)男女平等ではありません。いろいろと"歪んだ"形で。

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