8話:伊賀の結婚と旅行
前もって買ってきた菓子パンを飲み物を飲みながら食べた。6月17日、9時15分には支度を終え妙子さんの方が先に部屋を出た、10時前に、伊賀が出てて言った。支度する部屋に入り、タキシードに着替え終わり鏡を見て終了。
10時半頃、結婚式に参列する8人がやってきた。妙子さんは、女性たちにきれいねと言われ、満面の笑みを浮かべていた。良家の両親の方がむしろ緊張している位だ。やがて、神父がきて、形式の乗っ取った文句を言い、指輪交換をした。
次に、新婦の父と秦王がバージンロードを歩み、途中で新郎に交代し結婚の儀式を終了。そして待っている参加者に新婦がブーケを投げて結婚式が終了して披露宴会場へ向かった。司会の人が上手に新郎新婦を紹介して、歌や余興が始まった。
新郎新婦は、キャンドルサービスのため各テーブルを回り、祝福の言葉を受け、満面の笑みを絶やさなかった。次に、新郎新婦の両親の言葉と移って、ほろっと来るような話となった。それが終わると若者達で2次会へ出かけた。
それでも16時には新郎新婦はホテルに帰って来て着替えた。そして、八王子から中央線の快速特急で東京経由で舞浜に18時前には到着。ヒルトンホテル近くの東京湾の海沿いを散歩して涼しい風に吹かれてホテルへ戻ってきた。
その後、夕食をとって、その晩、ブランデーを飲んで遅くまで話し込んで夢の中へ。翌日は、遅くまで寝て9時に起きた。朝食を食べ10時に東京ディズニーランドに入園。そこで、ウエスタンリバー鉄道に乗ったり、カリブの海賊のアトラクションを見た。
昼食後、イッツ・ア・スモールワールドを見て、いかだに乗ったり、船の乗ったりして楽しんだ。また、ここでしか見られないとっておきのショーを見て楽しんだ。その後19時には、東京ディズニーランドを出て、ホテルに戻って、夕食をとった。
雨が降っていなかったので、この日の夜も海辺を散歩して部屋に帰って飲んで寝た。翌日、ヒルトンホテルをチェックアウトし帰りに銀座をぶらついた。その後、レストランに入り美味しい昼食を食べ彼女に銀座のデパートで結婚記念品を買った。
それに感激して妙子さんが、人目もはばからず伊賀のホッぺにキス。これには驚いて恥ずかしいから、やめろと言った程だった。その後、バスで日本橋の上手い珈琲ショップで、ケーキセットを食べて、両親の住む藤野に戻り、お土産を渡した。
2人は、八王子の賃貸マンションに帰っていった。翌朝、朝早く6時に、家を出て、東京の倉木先生はの家に、7時過ぎに着いた。これを見て倉木先生が、珈琲、紅茶とケーキを食べながら早かったなと言った。これで、お前さんも1人前だなと言い珍しく笑った。
あとは、可愛い子供を作り育てあげるのだねと言い、これが、なかなか難しいんじゃと上機嫌で話した。そして、また、新しい日が始まり、やがて梅雨、7月になり、8月には台風に見舞われて、お盆が過ぎると涼しいが、最近は9月過ぎまで暑い日が多い。
涼しくなると朝9時から倉木先生の日記のコピーを見ながら話を聞いた。その聞いた話を録音し続けた。昼食後、機嫌が良い時は、話をして、悪い時は、部屋に入り音楽を聴いたり物思いにふけったりして終了になる。
調子の良い時は、まれに、夕食まで話すが、普通、15時に終了。16時まで昼寝となる。夕食後、テレビを見たりして雑誌を読み仕事はしない。やがて11月になり、12月、木枯らしが吹いてきた。この年、倉木先生が、久しぶりに高尾山に行って紅葉を見たいと言った。
そこで伊賀が、先生の車を運転し高尾山へ行きケーブルー・リフトで山頂へ。ケーブルカー高尾山駅付近の展望台からの眺めが素晴らしく、近くの休憩用のいすに座り山の紅葉と関東平野を眺めた。その時、倉木先生が長生きするのも悪くないとつぶやいた。