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6話:書生としての仕事開始

「これも見て倉木先生が、人の心の中を見通そうとする様な鋭いまなざしを思い出した」

 そして図書館での調査を終えた。そんな倉木先生だが、宜しく頼むよと上司に言われ、勤務時間はと伊賀が聞くと住み込みと言われた。


 先生の面倒を見て話しを聞き、小説に書き起こして1つの小説に作り上げるのが仕事と言われた。

「期間はと聞くと死ぬまでと笑いながら言い、冗談だと言った」

「当社が、契約金を払い、倉木先生に小説を書いてもらう事になっていると告げた」


 そこで、まず、先生に密着して、小型ラジカセで先生の話を録音しろと命じられた。その後、文章にまとめ上げて、小説を書き、先生に出版許可をもらうのが仕事と言われた。1990年5月10日から早速、頼むと言われ、先生に家の住所を教えられた。


 そして、先生の情報、小型ラジカセと筆記用具、大学ノート10冊と多くのメモ用紙を渡された。

「伊賀が、前担当者のメモはと編集長に聞くと、ないと一言」

「前任者は、7日で会社を退社したと恐ろしい事を伝えた」


「この話を聞いて、伊賀は、とんでもない仕事を仰せつかったと途方にくれた」

「もし失敗すれば、クビ宣告されると、わかると切羽詰まった」

「伊賀は、背筋が、凍る程、冷たくなり、あせった」

 その上司が、数日後、先生と3人で話そうと言った。


 これに対して選択の自由は奪われ、はいと首を垂れるしかなかった。現実も、そうなって上司からの連絡を待つ日々が続いた。数日後、今日の14時、先生が5月10日、会社に来ると連絡が入った。


「待っていると応接室に先生が来て、伊賀が、挨拶」

「伊賀が、私はと語り始めると言わなくてよい興味ないと言葉を遮った」

 明日から家へ来なさいとだけ言った。

「何時、こちらへ来たら良いのですかと聞いくと明るい時間なら、いつでも結構」


「そう言うと倉木先生は、自分で言って、自分でおかしくなり、笑いだした」

「内心、この先生は、手ごわいと直感」

「食事も風呂も自由に使って宜しい」


「僕が、仕事を申しつけをから、その仕事をしなさいと、先生が告げた」

「まずは、朝の散歩に、ついて来てと言われ、ハイと答えた」

「ものの30分で、倉木先生は、以上と言って部屋を出ていった」


「気になって、チームリーダーの早乙女さんに聞いた」

「明日、午前中の明るい時間に、先生の家へ行けと言われた」

「10時半に行くと倉木先生が来て、お手伝いの吉野さんを呼んでくれ彼女に聞いてと言われた」


 太めの、お手伝いさんが来て、

「あんたかい、今度の担当者はと言い、じっと上から下まで見られた」

「そうです何卒宜しくお願いしますと言うと、わかったとぶっきらぼうに答えた」


「先生は、相当な変わり者だから前任者の様にクビにならないと良いねと笑った」

「頑張りますので宜しくと言うと、朝食は、前の晩に作っておく」

「昼食は11時半には用意する」

「夕食と風呂の支度は、18時には、できてると答えた」


「今後とも宜しく、お願いいたしますと、伊賀が、挨拶」

「すると、あんたも、頑張んなさいと、軽く肩をたたいた」

 その後、先生の書斎に行くと、何かの手紙を読んでいた。



 そんな倉木先生だが、伊賀には、優しく接し、これ宜しく頼むよと言われ、仰せつかった仕事を黙々と処理した。そこで、新聞をじっと読み終えるのを待ち、今日は、どちらかへお出かけですかと聞くと、KR病院に14時に行き、会議に参加すると答えた。


 17時には病院を出ると言われ、全てメモした。タクシーを13時半に用意しますと言うと、これからは、言わないでもよいから、実行してくれと言われ、ハイと答えた。定刻にタクシーを用意し先生を後部座席に座らせた。


 自分も乗って20分しての病院の玄関に下り、先生の後をついて行くと、玄関近くの喫茶店で、待てと言われ、喫茶店に入った。16時半、先生が来るのを待つと17時前に来てタクシーの後部座席にのせた。案内し自分も同乗して先生宅へ帰った。

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