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31話:マンション購入、福島原発事故とポルトガル留学

「その後、池松さんのマンションを後にして、自宅へ帰っていった」

「その後、伊賀は、学生時代の友人に相談するとMMタワーイーストの最上階3LDK84平米が、3億円なら安いと言われた」


 池松さんの所へ、返事の期日になり再度訪問。その席で3億円で購入したいと言うと奥さんが喜こんだ。数日後、購入した不動産屋に立ち会ってもらい売買することにした。その後、不動産屋から売買に必要書類を送られ役所でとってくるべき必要書類を指示されて手にいれた。


 そして2週間後、池松さんの家で売買薬契約を結んで、近くのTM銀行から池内さんの銀行口座に3億円を振り込み、池松さんの奥さんがそれを確認して売買契約は10月に終了した。この結果、伊賀夫妻の資産合計が9億円となった。


 一方、東日本大震災で福島第二原発の炉心を冷却するポンプを作動させる電源は津波をかぶり停止して核分裂の高温で炉心溶融がおきて建物が爆破して、黒煙を上げた。それに伴い、太陽の有害な放射線が空気中にまかれてしまった。


 これによる放射能汚染という形で長い間、続くことになった。放射線濃度が高くて立ち入り禁止区域が決められた。それにより住民達は強制的に故郷を追われ、希望しない土地での生活を余儀なくされた。また、福島、茨城の農作物の風評被害もひどくかった。


 特に原子力発電所から近い福島、茨城の農家は、大打撃を受けた。また、津波被害を受け人々は、沿岸地域に戻らず、海から離れた土地での生活を希望した。それにより過疎化に拍車をかけ、日本の景気の立ち直りは遅くなった。


 伊賀俊二の所有してる会社「伊賀実業」の資産が、9億円と増え、投資先を考えた。その時、学生時代からの友人の朝永安男に電話して、相談に乗って欲しいと言うと快諾してくれ、翌週の土曜日、横浜に来てくれた。


 福島原発の事故依頼、自然エネルギー発電が積極的につくられ始めてると言われ、それに投資してみないかと言われた。そして、朝永も既に3千万円を投資していると打ち明けた。来週まで資料をそろえると言ってくれた。


 理工学部電気科出身のの常磐義彦に太陽光発電の現状も聞いてみよと言われ、伊賀が、承諾。伊賀の奥さんの妙子さんも、この案には賛成してくれた。翌週の土曜日、みなとみらいのカフェに、朝永と常磐が集まってくれた。

 

 その席に、最近の傾向として大きな流通基地の屋根の広い太陽光発電用パネルに投資用のクラウド・ファンディングの案件が頻繁に乗るようになっていると話した。その他にも強大な風力発電の案件も出ているし良い時期かもしれないと常磐が言った。


 その後、5億円の予算で大企業の流通基地の大手建設会社の巨大な屋根での太陽光発電と地方自治体と民間の風力発電会社の5軒が良いと思われると言い、奨めてきた。予定、収益率、3%から7%と予定収益率を提示してあり、これに投資することにした。


 2012年2月、伊賀仁美は、上智大学英文科を受験して合格を勝ち取った。

「合格発表の時、母が、最初に、仁美の受験番号を発見し」

「良かったわねと言うと仁美は、堰を切ったように目に涙があふれ母に抱きつき号泣」

「これを見ていた伊賀俊二の脳裏に、仁美が生まれ、可愛かった頃を思い出し目頭を熱くした」


 その後、鉄男は、以前から話していたヨーロッパのポルトガルに留学行く計画実行。留学専門と打ち合わせて2012年春期ポルトガル・コインブラ大学4週間留学、費用総額100万円コースに決めて出発した。2012年3月15日出発で4月16日帰国で大学の講義は4月10日終了。


 3月15日、朝、鉄男を家を出た。成田からマドリードへの直行便で到着。その後、マドリード・バラハス空港からバスに乗ってマドリード・アトーチャ駅へ行った。その後、コインブラ行きの切符を見せ、列車で7時間でコインブラ駅に到着。


 そしてコインブラで予約した宿にタクシーで向かった。ホテルで夕食をとり早めに床についた。翌3月16日、コインブラ大学へ行き留学の手続きの書類を見せた。その日、構内を散策して、学生寮に入り、学食も見学してきた。


 そして、お目当てのコインブラ大学は有名な図書館を見に行った。すると、コインブラ大学は、1290年に設立された,ヨーロッパでも古い、由緒ある名門大学と大学のパンフレットに書いてあった。15,16世紀、あの日本でもなじみのあるイエズス会によって運営された様だ。

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