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銀河戦争?こちとら中世剣と魔法の世界ですが何か?  作者: 窓際の憂鬱
第二章 幼少期
9/71

第7話 魔術

今日からしばらくの間、キョウコに基本的な戦闘方法を

レクチャーして貰うことになった。

いくらステータスが高くても、平和な日本で生まれ育った

俺には戦闘に関する経験が全く無いからだ。


ご想像のとおり、姉様たちも一緒に訓練したがったのだが

チートなスキルやステータスの事もあるので、元々面倒を

見ていたアルトに押し付けた。



キョウコとも相談したが、知識も経験も無い俺では

一朝一夕に技術は身に付かない。

まずは抜刀しての一撃、いわゆる居合を練習する。

一撃で相手を倒せなかったとしても打ち合いに持って

行ければ、ステータスに物を言わせて有利に戦闘を

進められるとの判断だ。


もう一つは、鎧の隙間や魔物の急所を狙うために、

とにかく突きを練習する。

特に対人戦において相手が防具を付けている場合は、

よほどの武器性能の差が無ければ、刀剣で防具の上から

深手を負わせるのは不可能だそうだ。


キョウコ曰く一番重要なのは体幹を鍛えて、どんな時も

ブレない安定した身体を作ることだそうだ。身体の芯を

意識して重心を安定させる事を心掛ける。


「格闘技も刀剣術も結局のところ、相手を崩して隙を作り、

 その隙にダメージを与えるのですから、基本は同じで

 ございます。」


ふむ、確かに柔道や剣道はわかりやすいな。

相手の先手を読んで虚実を織り交ぜてタイミングを伺う。

なるほど。なるほど。。。



あ、そーいえば。。。


「キョウコ、姉様たちは魔術を取得していたんだけど?

 この世界では、生活魔法はすべての人族と亜人、その他

 の魔術は加護を持っていれば、必ず取得できるのでは

 ないのか?」


「坊ちゃま、基本的にはその理解で間違っておりません。

 ステータスに表れていなくても加護を持っている魔術は

 使用可能です。」


「但し「魔術」はそのクラスの魔術を発動した時に初めて

 レベルが上がります。レベルアップに必要な経験値を取得

 すると、次レベルの呪文が自然と頭に思い浮かぶのですが、

 生活魔法と属性魔法の初級だけは呪文を勉強する必要が

 ございます。」


「昔は精霊を呼び出して教わったなんて話もございます。」


「坊ちゃまはMP量や魔力的には、すでにレベルCの中級上位

 魔術までは取得可能だと思われますので、纏めて取得して

 しまいましょう。」


 「火魔術はファイアボール、ファイアアロー、

      ファイヤウォール、ファイヤレイン」


「ちょ、ちょっと待って」

そう言って、羊皮紙を取り出し線を引いて表を作る。


「水魔術はウォーターボール、ウォーターアロー、

     ウォーターウォール、アローレイン。

 風魔術はエアーボール、エアーカッター、

     ウィンドウウォール、スラッシュ。  

 雷魔術はサンダーボール、サンダーアロー、

     サンダーレイン、ボルト、メガボルト。

 土魔術はアースホール、アースバインド、ストーンアロー、

     アースプレス、ストーンウォール。

 光魔術はヒール、キュア、エリアヒール、

     ハイヒール、パニッシュ。

 闇魔術はコンシール、ポイズン、ダークネス、

     ハイポイズン、シャドウウォーク。

時空魔術はアストレイ、シールド、フロート、ギビング、

     アイテムボックス。

 以上になります。」


 「それから生活魔法はファイア、クリーン、ウォーター、

  アースの4つです。いかに坊ちゃまであっても

  MPが不足すると思われますので、3日ほどかけて

  取得していきましょう。」


ふむふむ。。ん?どうした?キョーコ


「いつも拝見いたしますが、線を引くことによって

 ずいぶん理解しやすくなりますね。」


「あーこっちでは無いのかな?表って言うんだ。

 表にまとめるってよく言うね。」


「この表を広めると領地改革や読み書き、計算が非常に

 効率的になりますね。」


「ん?って事は帳簿も文章で記録してるのか?」


「はい、数字の集計などは大仕事になります」


おおう!簿記の無い世界か。。異世界舐めてたわ~


「ちなみに、100個のリンゴの箱が10箱あったらリンゴは

 何個?」


「・・・千個でございます。」


ふむ、掛け算はあるのかな?


「100掛ける10の計算は算術スキル3レベルです。

 ですが、4より上のレベルは現在失われております。

 私も555掛ける3の計算はできても、555掛ける12は

 簡単には計算できません。」


ほう、実質足し算だな。555+555+555なのだろう。

九九が無いっと。。


「よし分かった。時機を見て算術の教科書を作ってやろう。

 複式簿記や賃借対照表、損益計算書もだな。」


でも、俺の算術スキルそんなに高くなかったよな?」

(マイステータス オープン)


「キョウコ、見てごらん?」


********************************


  ラファエル ロンドベル


 種族 人族   性別  男

 年齢 5歳    Lv  15


 HP 220 / 220

 MP 870 / 870

 筋力   45

 耐久   44

 敏捷   46

 知力   56

 魔力   58



【スキル】

 wiki    Lv 3 / 5 ※

 経験値増加 Lv 2 / 5 ※

 血族    Lv  ∞  ※

 鑑定    Lv 2 / 5

 刀術    Lv 2 / 5 

 体術    Lv 3 / 5

 指揮    Lv 1 / 5

 読書    Lv 5 / 5

 算術    Lv 5 / 5

 礼節    Lv 4 / 5


【加 護】

 主神アルテイシアの加護 ※

 火精霊の加護

 水精霊の加護

 風精霊の加護

 土精霊の加護

 光精霊の加護

 闇精霊の加護

 時空神の加護


【魔 術】


 生活魔法


【称 号】

 転生者       ※

 アルテイシアの使徒 ※

 性豪

 辺境伯家 次男


********************************


「すばらしいです。これなら冒険者にも登録できますね。

 えっ?読み書きと算術がLv5??」


「ふふん。前世の記憶を思い出して頭の中で実践してみた。

 ある意味、思い出したからレベル表示が追い付いて来た

 感じだな。」


「さすがは我が主様です。元々前世からこれだけの能力を

 お持ちなのですから。」



「話を魔術に戻すけど、呪文ってもっと長い物じゃないの?

 父上に治癒魔法を使った時のカナエは長く唱えてたよね?」


「呪文の本文はこの部分だけです。

 これらに追加して補助的な文言を紡ぐ事によって

 本来の威力や精度をブーストさせたりします。

 特に定型文はありません。

 あの時のカナエは、主神アルテイシア様にカトウ家の末裔

 である事と使徒ラファエル様の願いでもある事を加えて

 おりました。

 日頃からカトウの末裔は加えておりましたので、

 ラファエル様の願いでもある事を加えたただけで3~5倍の

 治癒力になったわけです。」


「なるほど。じゃあ強化した呪文は個人の財産になるわけだ。

 どちらかと言うとスムーズに発声し易く、判りやすい言葉

 のセンスが必要だな。」


「そうなります。私は祝詞的で詩的表現と教わりました。」



「そーいえば」にやりっ


・・・(。´・ω・)ん? キョウコが首を傾ける。

長い髪がハラリと肩を滑りドキッとする。


「クリーン使えるようになったよね~♪

 もうキョウコに裸に剥かれて拭かれなくても良いんだ~」


・・・・沈黙・・・


「坊ちゃま、クリーンをお使いになってください」


「う。。うん。。クリーン」


ん?あれれ?


「坊ちゃま、クリーンは塵埃を払うだけの魔法でございます。

 皮脂や汚れは落ちませんよ?」


ガーーーン


「今日は念入りにお拭きいたしますね♪」


は。。はい。。。。よろしくおねがいします。。。


当方、初めて物書きに挑戦いたします。

誤字脱字、読みにくい等のご指導をお願いいたします。

豆腐メンタルなので過激な指摘はご容赦くださいますようにお願いいたします。

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