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銀河戦争?こちとら中世剣と魔法の世界ですが何か?  作者: 窓際の憂鬱
第二章 幼少期
64/71

第62話 戦闘開始

いつもご愛読ありがとうございます。

第62話を投稿いたします。

戦闘シーンの描写が稚拙で申し訳ありません。

思い違いや違和感が有っても心に仕舞っておいて

頂ければ幸いです。

ブックマーク、評価ありがとうございます。

今後もよろしくお願いいたします。



 攻撃開始の伝達を終えると今まで安全のため高度を下げ

て飛んでいた第二中隊の飛竜が降下に備えて高度を上げ始

める。第三中隊はレイールに向かうため高度を維持したま

ま南下を続けている。

 我々第一中隊のドラゴン達はリミットでの降下を確認し

た後、プルートへ向かう予定だ。



 まだ夜明け前のためリミットの全容は掴めないが、糧食

を運搬していたシェルム商会の輸送隊がリミットの南側で

大きな焚火を焚いて目印となってくれている。


・・・第2混成旅団降下準備!・・・


 アルス兄様の指示と共に空輸第二中隊から一斉に火の玉

が放出された。眼下に円形城壁都市のリミットの全容が

把握できるようになった。


・・・第2混成旅団、第1から第3混成大隊は降下を

開始せよ・・・


・・・コピー・・・


「第一大隊は手筈どおり小隊単位で、城壁上に降下、制圧

 第二大隊は領主館占領、領主一家の捕縛及び武装解除

 第三大隊は兵舎を制圧、指揮者を確保の後、2個中隊に

 傭兵及び冒険者ギルドを制圧せよ。

  兵器使用は自由、初弾を装填せよ。略奪は処刑対象だ

 民間人の被害を最小限に収めよ。

 状況、今!」


 第2混成旅団長のマリアムが念話を受けて指示を叫ぶ。


 3個大隊を空輸している飛竜9騎がリミット上空で速度

を落として旋回を始めると、その後方の大型パレットから

次々と空挺降下パレットが飛び出して行く。

 1パレットには1個分隊18名前後が乗っており、約120

基ほどの空挺降下パレットが降下して行く。

 もちろん、2個分隊が援護中に1個分隊が防壁上に降り

立ち、順番に援護と降下を繰り返して行く。この間にも

照明弾代わりのファイヤーボールは都度追加詠唱されて

町を照らしている。


防壁上には第2混成旅団の司令部も降下が完了したらしく、

マリアムの声が風に乗って響いている。


「我々はマキシアム王国軍である。民間人は速やかに南門

 から都市外に非難せよ。都市内の安全については保証し

 かねる」


 降下中から散発的に銃撃が轟いている。そもそも警戒中

の防壁の上から兵が降って来るとは想定外の為、防壁上の

戦闘は組織的反撃には至っていなかった。


「第一大隊第二中隊第一小隊、防壁南守兵制圧、指揮官

 捕縛、敵味方に死亡者無し。敵に数名重傷者あり。」


「第一大隊第一中隊第二小隊、防壁北守兵制圧、指揮官

 捕縛、味方に死傷者無し。敵に数名死亡者あり。」


           ・

           ・

           ・


 防壁上からは次々と制圧の報告が上がってくる。



「第二大隊第一中隊、領主館外周制圧完了。第二中隊が

 領主館内部に突入。第三中隊が続きます。」



「第三大隊第三中隊、兵舎不寝番排除。兵舎周辺の確保完

 了。第一及び第二中隊が突入します。」




***********************

リミット領主視点

***********************



 な、なんだ?何が起きた?

昨日は帝国軍の糧食が届き始めたから

少し勝手にお裾分けを頂いて。。。

そう、久しぶりに満腹になって普段は絶対しない

使用人のメイドを部屋に連れ込んだのだった。。。


 先ほどからドタドタと忙しない足音と大声、時折

聞こえる、パーンッと言った音で目を覚ました。


「何が起きている!」


「はっ。。。ご領主様、現在マキシアム王国の襲撃を受けて

 おります。すでに各所門と防壁は陥落しており、この領

 主館も包囲されております。」


「なんだと?急ぎ我が槍を持て!

 王国貴族の気概を見せてくれるわ!」


「はっ。。。。あ?。。。」ドサッ。。。



「それには及びませんよ。伯爵殿、既にこの屋敷も制圧は

 この部屋を残すのみです。抵抗しなければ危害は加えま

 せんよ?降伏しませんか?」


 全身黒い服装に所々黒い金属製の防御板を縫い付けた

 珍しい服装をした獣人の女が、手に握った刀剣から血を

 垂らしながら聞いて来た。


「これでも王国貴族の端くれ、そういう訳にも行くまい。」


「まあ、それも良いでしょう。ご家族は保護済みで危害を

 加える事は禁止されていますので、ご存分に。。。」


 そう言うと女は愛用の槍を投げて寄越した。



 ふっ。。。帝国のように真綿で首を絞めるような真似を

 され続けた我らからすると、いっそ気持ちの良いものだ。

 既に守る物も無い方が清々しい気持ちで戦えるとはな。。。

 では、一人の騎士として暴れてくれようぞ!



 槍を振るうには十分すぎる天井の高い部屋で、黒尽くめ

 の獣人女と相対する。何やら見たことも無い武器を抱いて

 いたが、部下らしき仲間にそれを渡すと腰を落として身構

 えた。


「せやぁ!」


 私はまだ抜刀していない女に対して、生涯最高、最速の

 突きを放つ。


「ふんっ!」

「なっ!?」


我が生涯最高の突きを潜り抜け、刹那の抜刀を見せて

我が腹を切り裂いて来た。


「と、東方に伝わる抜刀術か。。。何故に獣人如きが。。。。

 凄まじき速さ。。。」


「獣人如きとか言っているうちはダメなんですがね。。。」




************************

 レイール上空3000m

************************



・・・領主一族捕縛、領主伯爵は私が打ち取りました。・・・


 マリアムからアルス兄様に報告が入る。



・・・了解、全支援部隊も降ろすぞ。東門前だ。

   警備の為、混成1個小隊及び砲兵1個小隊を残す。

   砲門は外壁上東門付近に配置。

    第二旅団の残りは補給後夕刻には進撃の準備を

   済ませる事。軍政は旅団本部に任せる。・・・



 アルス兄様はマリアムに指示を出しつつ、我々と共に

レイール上空で降下高度に達していた。



・・・ミリアム。マリアムの方は上手くいったようだ。

   焦らずに行きなさい。・・・・


・・・主様、ありがとうございます。承知しました。



・・・アルス兄様、こちらは任せます。俺は予定通り

   臣下と合流してリスリッド南部の都市を制圧して

   反転、第1旅団に合流する。

    第2及び第3旅団の東進のタイミングはアルス

   兄様に任せます。・・・


・・・承知しました。・・・




**************************

 第4艦隊 旗艦ムサシ

**************************



「全艦、全砲門空砲装填。」


「了解!全艦、全砲門空砲装填。」



「装填完了!」


「全乗員に衝撃に備えよ。全門空砲放て!」


「全乗員に告げる。耐衝撃態勢。。。」


「全門空砲放て!」



ヤマトの命令を復唱したのち、轟音が次々と轟いた。

5km程しか離れていない港湾都市ゲットーでは死者も

目覚めた事だろう。

 超重量艦の武蔵においても凄まじい轟音と衝撃に

見舞われた。耳当てをして口を阿呆のように開いて

鼓膜を保護する。


 便宜上、第4艦隊と呼んでいるが、通常編成の第4

小隊は木造船の72門戦列艦2隻、フリゲート4隻で編成

されている。

この小隊に総鋼鉄艦の武蔵型弩級戦艦2隻、妙高型巡洋

戦艦4隻の新型艦を加えて第4艦隊である。

 実際には起動艦隊編成には程遠いが、便宜上である。


 武蔵型弩級戦艦は主砲に射程40kmの45口径46cm3連

砲塔を5基、副砲に射程18kmの60口径15.5cm連装砲塔

を4基備えた戦艦。妙高型巡洋戦艦は主砲に射程20kmの

50口径20cm3連砲塔を6基備えた巡洋戦艦で、本作戦では

この6隻が都市破壊を行い、第4小隊の各艦は護衛である。



「どうだ?都市内にまだ人は残って居るかな?」


「一応、門には群集が集まっている様子は有りません。

 これ以上の警告は時間の無駄かと。。。」


 艦隊参謀が答える。


「まあ、意思が有るなら仕方が無いか。。。」


「武蔵、信濃、妙高、羽黒、霧島、榛名は弾種榴弾を装填。

 港湾都市ゲットーに照準。地上目標なので全門斉射と

 する。装填、昇順急げ!」



「武蔵、信濃及び妙高、羽黒、霧島、榛名に告げる。

 全門一斉斉射準備!弾種は榴弾。

 目標は港湾都市ゲットー、

 装填、照準急げ!」



 今回準備した榴弾は各砲塔に300発の虎の子である。

TNT火薬を充填しており時限信管によって起爆するが、

今回は瞬発で爆発と共に砲弾の破片を飛び散らせる。

一発1.5tにも達する重量の運動エネルギーと共に凄ま

じい破壊力を持っている。


 現在は港湾都市に対して横向きに10ノットで横切り

ながらの斉射の為、今この時も砲塔の向きは少しづつ

変化して行っている。


「各艦斉射準備完了」



「願わくば、民衆の身体的被害が無き事を。。。」


「艦隊司令より告げる。全門一斉斉射!

 続けて別命あるまで攻撃を継続せよ。」


「全艦、全門斉射!別命あるまで攻撃継続!」


 目の前で主砲指揮所の運用班長が射撃装置の引き金

を引いた。


ドッゴーン。。。ドーンッ。。。。


 主砲と副砲の発射にわずかなタイムラグがあるようだ。。。

今回は主砲と副砲から1発づつが修正射として発射された。


「主砲近弾、副砲右遠弾」



「誤差修正、効力射斉射!」


ドドドッゴーン。。。ドドドーンッ。。。


 それぞれの誤差を修正して斉射が開始された。

片舷の斉射により艦が傾く。修正射から一斉斉射の傾きは

考慮済みの砲撃だが、つい転覆が頭を過って踏ん張ってし

まう。

 いや、斉射砲門の火炎に怯えてじゃない。。。たぶん。

斉射側の舷側の海面が火炎に包まれて地獄絵図なのは否定

しない。。。


1分間に2斉射できるはずだが、2分ほど3斉射足らず

でゲットーが黒煙で目視出来なくなった。


「全艦、砲撃停止。観測飛竜隊出せ」


 幸い、武蔵型の2隻には観測用の飛竜が2騎づつ艦尾に

搭載されている。


「全艦、砲撃停止。観測飛竜隊出ます。」



「飛竜隊の信号旗確認。砲撃効果最大。

 二次攻撃の必要は無し。」


この辺はまだまだ不便だよな。主のように念話かwikiに

載っていた無線とやらが欲しい。

まあ、すぐ帰還するだろうから聞けば良いか。。。


 観測飛竜隊の帰還を待つ間に艦隊はゲットー沖合を

北方に抜けた。風も相まってゲットー付近を目視する

事が出来たのだが。。。。


何も無い。。。

防壁や家屋の屋根より高い物は何も残って

おらず、炭火で肉でも焼いているかのように、所々

赤い炎が燃え上がり、燻っている瓦礫だけが残され

ていた。



これが、主の言っていた無慈悲で相手を選ばずに死を

与える兵器か。確かに人如きが抵抗できる物では無い。

何よりも引き金を引くだけ。。。

そこに鍛錬や技術、意思は必要無い。

確かに「無慈悲」。。。背筋がぞっとした。。。



・・・総司令、港湾都市ゲットーを殲滅しました。

   民間人の被害は確認できず。灰塵と化しているため

   敵方の詳細被害は不明。艦隊に被害及び故障は無し。

   敵方の詳細調査の必要はありますか?・・・


・・・ヤマト、ご苦労様。詳細調査の必要は無い。

   帝国の沿岸都市に大きな打撃を与える事のみが目的

   だからな。

    速やかに残りの3沿岸都市に移動して攻撃を実施

   しろ。これは私総司令キョウコからの命令である。

   世代を超えた近代兵器による攻撃の破壊力は分か

   っていた事ですよ?思い悩まないように。兄様・・・


・・・拝命した!速やかに作戦を遂行します。

   すまんな。気を遣わせた。キョウコ。。。



「全艦攻撃完了、次目標オダオに向かう。第一戦速」


「全艦第一戦速、オダオへ向かう。」




*******************************

 ランテ近郊上空 300m 

*******************************



・・・ラフィー様、第4艦隊が港湾都市ゲットーの攻撃を

   完了しました。・・・


・・・民間人の被害は?・・・


・・・勧告等は都度時間を置いて、十分に行ったので無い

   と判断しています。詳細は降り立って見ないと判ら

   ないほど灰燼に帰しているようです。・・・


・・・そうか。。。やはりな。

   ヤマトは大丈夫だったか?・・・


・・・若干動揺を抑えきれていませんでしたので、速やか

   に作戦を継続するように命令という形を取りました。

   兄様と呼んであげたので大丈夫ですよ♪・・・


・・・兄様なんて呼んでるの聞いた事無いぞ?

   対外的に言えない腹違いの兄弟だよね。・・・


・・・ええ、私は別に呼んでも良かったのですが、

   こういう時の為に取って置きましたので、

   効果倍増です。・・・


 キョウコ。。。。恐ろしい子。。。。



・・・それから国軍ですが、既にルピトを制圧したとの事

   です。予定通り再編成を行い旅団毎に分かれて、

   リスリドとレイスに向かうと連絡がござましたので

   止めておきました。・・・


・・・ん?どうしたんだい?・・・


・・・ルピトに軍需物資が無かったのです。事情は分かり

   ませんが、リスリドに物資と共に纏まった敵軍が居

   る可能性が否定できませんので、そのまま2個旅団

   でリスリドへ進撃するように指示しました。・・・


・・・なるほどね。その判断は支持するけど、レイス、

   メイス、ランスはどうする?・・・


・・・ラフィー様に任せします。どのみちセラフ、ヒルダ

   ナポリ、イエンを制圧後には北方に飛ぶので通り道

   ですよね?・・・


・・・キョウコさん?また簡単に言う。。。。

   てより、その時点でナポリとイエンが増えている

   んだけど?・・・


・・・我々の攻勢が強すぎます。ミリシア連邦が色気を出

   して、イエンからナポリに進撃する可能性を考える

   と先に楔を打った方がよろしいかと。

   既成事実化されてしまうと面倒ですよ?

    守兵は4男爵領から4個小隊準備して貰いました

   ので、空いた飛竜をお戻し下さい。

   戦況が落ち着くまで、守兵に加えてニキーロと

   セトラに防衛をして貰いましょう。男爵家と子爵家

   の立場を向上できます。・・・


・・・了解だよ。

   で?レイス、メイス、ランスの守兵は?・・・


・・・タジール子爵と北部諸侯のテンドール、トカシェー

   ド男爵に2個小隊づつ出させました。

    彼らもジリ貧なので戦果が必要だったので快く応

   じて下さいました。・・・



・・・ん?それはどうやって交渉しているのかな?・・・


・・・えっ?め、女神の声??・・・


 おいおい。。。キョウコさん可愛いじゃないか。。。



・・・3人はそこから動かないようにね。飛竜を戻す時に

   リンコとキミカを戻すから、伝令・交渉は彼女たち

   に頼むように・・・


・・・はい。畏まりました。・・・



 俺は既に臣下と合流して、プルートを制圧。と言っても

門兵位しか配備されておらず、領主館の制圧と門の制圧だ

けの簡単なお仕事だった。

 プルートの方はシフォンの私兵小隊に引き継いで現在は

ランセ上空にまで来ている。



 ああ、もう良いかな?


・・・ロジーナ、準備は良いか?・・・


・・・はい、暇だったので東都郊外の仮設司令部裏に

   貨物駅ターミナルを建設しちゃいました。

   それと、ロールからセンブ、ラクレドを経由して

   シンバルまでの路線の建設許可を頂けませんか?

    一部残った難民が仕事を求めているので、扱き

   使った後に帝国に放逐したいのですが?


・・・何かあったの?・・・


・・・いえ?

   移民した連中に手厚い援助をしたんだから自分達

   にもしろとか。難民キャンプに永住するとか。

   リスリドに連れていけとか。

   好きな事を言われているだけですよ?


   ああ、人族の自分の方が優れているのだから、亜

   人を排斥して自分を雇用しろとかも言ってきました

   かね。。。

    権利だけ主張して自分達では何もしない連中って

   日本に沢山いましたよね。。。

   思い出させてくれてありがとう。

   死んでしまえばいいのに。。。・・・


 ロジーナが珍しくやさぐれている。。。。

 怖いっす。。。


・・・ああ、許可する許可する。必要だからな。

   後で請求書をくれ・・・


・・・もう国軍もルピトを落としたそうだ。

   リスリドへの線路の建設を始めてくれ。・・・


・・・御意!・・・




 その日はその後、大きな変更も無く順次都市を制圧して

行った。移動時間だけが問題だったが、仕方が無いので

我々も2班に分かれて、夕暮れ前にナポリとイエンを制圧

した。

 ナポリにはニキーロ男爵のラムダ、イエンにはセトラを

それぞれ男爵家領兵2小隊と共に配備した。



 我々の本隊は一旦東都ケルムに戻って、明朝からレイス、

メイス、ランスを制圧する事にした。まだ、各領兵が到着

していないのだ。


 ケルムには暗くなってから到着したが、貨物ターミナル

駅周辺に街灯が設置されて引っ切り無しに貨物が捌かれて

いるため、問題無く着陸できた。



「ラフィー様、お帰りなさいませ」


 お腹を大きくしたツクヨミが迎えてくれた。キョウコは

指揮所だろう。マニエットが飛び回っていたのかな?



「ご心配をおかけしましたが、マニエットも戻って早めに

 休ませております。キョウコはもうしばらく指揮を執っ

 て貰って、私と後退します。」


「そうか。。。リンコとキミカとうまく連携して無理しない

 ようにな。」


「はい。戦況ですが、第4艦隊は本日オダオとアイロを

 殲滅。今夜から明日の夕方まで掛けて沿岸から見える

 位置を南下してインテルを夜襲する予定だそうです。」


「国軍は?」


「現在、リスリドの西方120kmに野営しています。

 リスリドへの攻撃は明後日以降になるかと思います。」


「私軍は?」


「リミットとレイールに方向部隊の一部を残して進軍して

 明日早朝にスタールと二エットを襲撃します。」


「判っては居たが、国軍の動きが遅いな。

 駄目だな。リミットの背後が心配だ。。。

 これは俺の作戦ミスだな。」


 これは危険だな。。。万が一の場合取り返しがつかない。



「すまん。空挺パレットの準備をしてくれ。

 シャルに連絡、1時間後に飛竜部隊と空挺パレットで

 国軍を回収して、リスリドまで10km地点まで運ぶ。」


「空輸大隊と皆はすぐに飯を食ってしまってくれ。」


「「「御意!」」」



「ラフィー様。。。あまり根を詰めないでくださいね。」


「わかっている。無理はしない。

 最悪でもミスミドを制圧できれば、北方3都市は

 少し予定を後ろに送るよ。」


「第一旅団は既にラクレット軍と合流しているな?

 こちらの到着を絶対に待つように伝えてくれ。

 明日の夜の予定だ。」


「御意!」



「そう言えばバグリド獣王国軍は?」


「申し訳ありません。報告を忘れていました。パルマを

 制圧、今夜はパルマ泊まりで明後日には王都ウルスを

 攻撃するそうです。

  どうもバグリドは獣化可能な者だけで侵攻しており、

 移動も獣化により非常に速いそうです。うちの者は飛竜

 で移動しておりますが。。。」


「ほう、さすがだな。切り札部隊なんだろう。」



しばらくツキヨミと情報交換していると準備が整い、

キヨカが握り飯どっさりと水筒を持って来てくれた。


「ちゃんと、鮭、梅、おかか、味噌、塩です。

 海苔で巻いてありますので楽しんでください。

 多いのは竜族のローザちゃん達の分です。

 積込みの時間にでも食べさせて上げてください。」


キヨカ。。。。。惚れてまうやん。。。

あ、ツキヨミ。。威嚇しないの!


「じゃ、行ってくる。」



そう言うと俺は再び空の人となった。


挿絵(By みてみん)


********************************

フィステント帝国 帝都宮殿

********************************



「ふう。。。やはり、もうこ奴らには飽きたな。。。

 反応が死んでいてつまらん。。。

 もっと泣き叫ばなくては興奮しないでは無いか。

 宰相に処分させてしばらくは平民でも愛でるか。。。」


コンコンッ


「陛下。危急のご報告が有ります。」


「宰相か?入れ。」


 帝王は薄衣を一枚羽織ると構わず宰相を導き入れた。


「夜分に申し訳ありません。報告がございます。」


 宰相は真っ青な顔をして震えている。

 先日のマキシアム王国の使者の時以来だな。。。


「どうした?」


「はっ!未確認情報ながら港湾都市ジッド及び沿岸部の

 都市のアイロとオダカが消失しました。」


「消失だと?」


「はっ!文字通り瓦礫と炭の山だそうで何も残っていない

 そうです。」


「住民は?全滅したのか?」


「いえ、事前にマキシアム王国海軍の避難勧告と警告砲撃

 があったため、ほとんどの民間人は避難して無事です。

 ですが、備蓄食料などはすべて炭となりました。現時点

 で30万人ほどの難民が発生しております。」


「仕方が無い。とりあえず予備費で食料を買い漁れ。

 奴らの強気はこれだったのか。。。海軍とはな。。。」


「はい、我が帝国も大規模な海軍は持って居りませんから。

 但し、インテルが襲撃を逃れたのは僥倖です。

 インテル近郊の秘密造船所の艦船を出して可能なら

 迎撃をさせましょう。

  食料はすぐに予備費白金貨1000枚で商連合国に手配

 いたします。」


「うむ、明日はもう少し良い話を聞かせてくれ。」



 こうして目まぐるしく変化する戦争初日は更けて行った。





(白金貨105849大金貨9金貨1大銀貨1銀貨7大銅貨2銅貨2)


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