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銀河戦争?こちとら中世剣と魔法の世界ですが何か?  作者: 窓際の憂鬱
第二章 幼少期
57/71

第55話 移民と軍備増強

いつもご愛読ありがとうございます。

本日ギリギリ2話目の投稿になります。

皆様のおかげで20000PVを突破いたしました。

ありがとうございます。

また、引き続きブックマーク感謝しております。

今後もよろしくお願いいたします。


タイールから帰宅した翌日、王都の宰相から知らせが

届いた。簡単に言うと国税の納税額が飛躍的に伸びたので


予算の編成比を大幅に変更した旨の報告で、


第一点、学術費を白金貨600枚に増額。

第二点、街道整備として白金貨300枚を予算化

第三点、国軍を1個師団7000人に増強、近衛軍も2個

    連隊3500人、宮廷魔術軍1個大隊460人と併

    せて10960人規模とした事。

第四点、これらの予算を元老院及び宮廷貴族と折衝

    した中で彼らの年費である貴族費を白金貨

    12枚増額した事。

が記されていた。


 要点には書かれていないが、王家経費が白金貨20枚

減らされているのが笑える。。。宰相は上手くやっている

ようだ。

 王都分の学術費は年1100枚位になるが、あくまで最大な

ので初期の6年間はそこまで掛からない。

 直轄領分としては9年目程度までは俺が補助する必要が

無いくらいだ。まあ、初期投資を除いてだが。。。

それから街道整備費(街道舗装費)は直轄領での主要街道

延長が720km~800km、非主要街道が900km位なので、この

予算で8~9年で舗装を完了できる。


 正直85点の回答だった。これを各宮廷貴族に根回し

するのに白金貨12枚は必要経費としては安い方だろう。

40人の平均で1億の歳費が妥当かは置いておいてだが。



 実はこちらの辺境伯の私軍も編成を変更している所だ。

海軍は、1小隊がイースト国に駐留しているので1小隊

を増強した。戦列艦2隻とフリゲート4隻だが増強は完了

している。司令部100人と併せて4020人の年間経費は白

金貨201枚で、建造費や燃料費、武器弾薬費は俺持ちだ。

これは、新壁の開発等に係る部分なので現在は別枠として

いる。


 そして念願の陸軍だが、常設領軍3個中隊の520人とは

別枠で編成を行っている。また、辺境伯軍は王軍等等とは

編成の概念が違う。今回編成中の1個師団に関して言うと

直接戦闘員は歩兵4760人+魔導連隊1560人+砲撃連隊1560

人の7880人(司令要員含む)で後方支援部隊の兵站、補給、

整備、施設、衛生の各大隊2600人が加わって10480人とな

っている。

 辺境伯領には20万tの小麦が常時備蓄されており、約

3ヶ月の糧食は即時準備が可能である。

 尚、魔術は編成上はかなり万能だが、素質のある人間に

は限りが有るため、後方支援に関しては衛生部隊以外での

魔術師の運用は行わない。尚、戦場での戦術判断による移

動補助などでの魔術運用は禁止にはしていない。

 こちらも現段階で武器弾薬や燃料費を予算化していない

ため、俺の持ち出しだ。すでに訓練費名目で白金貨が10枚

単位で支出されている。まあ、その前に白金貨300枚が赤

字なのだが。。。

 現在、前装式小銃、大砲、衛生兵、建設機械や整備の習

熟訓練中だがまだ人員が足りない。60%程度である。

ヘルメットが紹介してくれる傭兵上がりの連中は下士官と

して配置しているが、肝心の兵卒が足りない。



 そこで思い出したのが、ゲルニウム公爵とカイザード

伯爵から苦情が来ているリスリッドとウリエルの難民達だ。

 苦情はまあ、難民の数が加速度的に増えたらしい。カイ

ザード伯爵領のウリエル王国の難民が12万人、ゲルニウ

ム公爵領のリスリッド王国の難民が25万人だそうだ。

 経済的に支えきれないから何とかしてくれと言って来た。

この難民を利用しようと思う。

 元々は亡命政権でもでっち上げようと思っていたのだが

どちらかというと、難民は度重なる増税や貴族の専横に

ほとほと嫌気が指しており、移民を希望しているらしい。

 公爵と伯爵には何とかこちらで引き取っても良いが、

行く行くは貴重な労働力になるから金なら貸して上げる

から頑張ったら?と言っていたのだが、年利20%の利子は

払いたくないらしい。。。この難民を使おう。

 

「ミナミ。、ヤマト、ザンザ、アツコ、マサキの4人を

 呼んでくれ。」


「御意!」



 ザンザも含めて1時間ほどで皆が揃った。


「ご苦労。皆も知っている通り現在陸軍の編成を行って

 いる最中だが、辺境伯領の景気が良すぎて人が集まらん。

  皆には、リスリッドとウリエルの難民を取り込んでも

 らいたい。合計で37万人ほど居る。

 陸軍は後3000人ほどだな。残りは各都市で受け入れ

 る形になる。」


「主、ですがその人数の王国横断には非常に手間が掛かり

 ます。第一空中輸送大隊を総出で動かしても一回当たり

 600~800人が限度ですよ?」


ヤマトが代表して異論を挟んできた。


「うん。まあ、落ち着け。まだ話の途中だ。」



「まず、第一段階で公爵領と伯爵領の難民キャンプに行

 って、移民の意思を確認する。何だかんだ言ってある

 程度は故国に戻りたがるだろう。

  次に辺境伯陸軍に所属できるかの確認。これは元同胞

 に武器を向けられるのかの確認だな。例えば故国の貴族

 には恨みがあるから積極的に参加したいと言うような人

 間がベストだな。スパイには気を付けるように。

  まずは、この陸軍配属希望者を最優先にする。本人及

 び家族を第一空輸大隊総出でタイールに連れて来ること

 にする。最大で15000人ほどかな?20回ほど往復する必

 要があるな。

 よし、学園都市まで輸送船を回すから学園都市まで空

 輸大隊に往復させる。伯爵領が600km公爵領が900km位

 だからそれぞれ2往復と1往復は可能だろう。

  次に孤児、病人、老人を学園都市に移送する。これは

 シェルム商会の荷馬車の1/3を当てて移送させる。約400

 台に20人で8000人を一週間から一週間半で移送できる

 だろう。

  そして、健常な移民希望のリスリッド難民はまず半分

 は東都ケルムからロールまでの鉄道建設作業に従事して

 貰い、残りの半分はケルムからトラルまでの区間の建設

 に行って貰う。カイザード領のザードに居るウリエル難

 民はトラルからニキル迄の鉄道建設だな。

  給金は日割りで成人一人当たり銀貨2枚を基本とする。

 未成年や高齢者などは最小で半値の銀貨1枚を支払う。

  ロジーナ商会と臣下のロジーナ支援人員は彼らの指導

 と測量に向かう。」


「なるほど、海運を使えば一度に大勢をタイールに移動

 させられますね。」


 ザンザが相槌を打つ。


「仮に20万人を受け入れる場合は2万人を学園都市、

 ランデッシュ子爵領に3万人、ロンドに3万人、レイム

 に2万人キリング侯爵領に4万人、タイールに3万人、

 マノール伯爵領に3万人を受け入れる。」


「ああ、忘れてた。神意教会への改宗と人族至上主義の

 放棄が第一条件だ。亜人差別は問答無用で死刑だと言っ

 て良い。」



「詳細はロジーナ班と詰めて明日から始動してくれ。人数

 が人数だから3ヶ月もあれば目途が立つかな?

  ロジーナ班には砕石とレール、パレット、糧食の運搬

 にマジッグバッグを使えと言ってくれ。マナミが持って

 るだろう。」


「ここに白金貨が3600枚入っている。彼らの給金用だ。

  こっちは、20万人の食費3ヶ月分白金貨540枚だ。

 シェルム商会に依頼して温かく、美味くて量の有る

 ものを毎食用意させろ。昼は甘味もだぞ?

  難民には週に1日必ず休日を与えてくれ。彼らには

 新生活のために金を貯めさせるように。但し、簡易浴場 

 を無料で開放して、下着や既製服に関しては常識の範囲

 で売ってやれ。

  神意教会のカイウスに言って各地の司祭に慰問をさせ

 て神意教会の好感度を上げさせるのも忘れないように

 な。」


「「「御意!」」」



「俺は明日から第二大隊の6人と一緒に各都市に駅を建設

 してくる。建物が間に合わなければ軽油の燃料タンクを

 埋めて駅の大まかなマーキングと整地もだな。悪いが第

 一大隊の竜族4人を空けてくれ。残りは好きに使って良

 い。」


「畏まりました。」

 

 ヤマトが返事をした。



 そして解散として、オオワシやロジーナと細かい打合せ

 を実施して、今日こそ早く寝る事にする。が。。。。


「主様、ただいま戻りましてございます。」


 キヨカが返って来たようだ。。。

 だが、なんで?

 ここお風呂なんだけど。。。。

 いや、お風呂で服を着ていないのは分かるよ?

 その前に何故お風呂に報告に来たのかな?

 キヨカさん?

 

 今までスルーしてたけど、そのお胸は凶器ですよ?

 そんなに腰が括れているのにロケットみたいな。。。。



「主様、ユニエールめには厳しく教育を施して身の程を

 弁えさせて参りました。」


「ああ、ご苦労。ありがとうね。」


 こ、こわい。。。


「弁えさせて参りました。」


「う、うん。」


「ご、ご褒美を所望します。辺境伯領にいつも居残って

 いる司令達ばかりがご寵愛を頂いてずるいです。」


いや。。。キヨカさん。。。そんな近寄るとね。。。

ロケットが。。。。。



ええ。。。そのまま朝まで頑張りましたよ。。。



*******************************

アルケイル王国 王宮

*********************************



「ふっ。。。あの生臭坊主ども。。。ついに泣きついて

 来おったな。。。」


 玉座に座るチョビ髭の男は聖国の使者が退出すると

今までの丁寧な口調を変えて呟いた。


「なんでも、長年貯め続けた財宝を根こそぎ盗まれる

 オマケ迄ついて首が回らないようですよ?」


玉座の横に立ち使者の仲介をしていた宰相が言う。


「ふん。。あの坊主共がそんなタマか?

 金なんて信徒から毟り取って後は天に祈っておけって

 連中だぞ?」


「まあ、こんな手紙一つとたかが白金貨1000枚の軍資金

 で良いように使われるのも業腹ですな。」


「まあ、宗教は厄介だからな。あまり表立って対立はしな

 いに越した事はない。」


「では?」


「うむ、海軍にも陸軍にも亜人狩りが好きな連中が居ただ

 ろう?」


「あ~獣人浚っては奴隷にして売り払って私腹を肥やして

 いる海軍部隊と獣人を性奴隷にして壊すのが趣味の将軍

 が確かに居りますな。」


「奴らに糧食だけ渡して適当にやらせろ。正教会の旗を

 掲げさせるのを忘れるなよ?」


「御意!」




*****************************

リシャール魔導王国 王都王宮

*****************************



「そもそも、貴国は山脈に隔たれているとは言え、なぜに

 あのような薄汚い獣人共にダムド獣王国などと、王と国

 を名乗らせているのですかな?」


「そう言った亜人共に寛容な姿勢が、神意教会などと言う

 邪教団を生み、神を蔑ろにする現在の風潮につながった

 わけですぞ?」


「貴国には直ちに山脈を超えてかの汚らわしい獣人の国を

 滅ぼすことを神の名において命じます。」



「ん?終わったでありんす?」


玉座に座っていた傾国の美女が薄紫の和装の乱れも気に

せずに口に扇子を当てて欠伸をした。


「なっ。。。な。。。聞いていなかったのか!?」


「そんな事はござりんせん。

 野暮な茶坊主が、わちきに好かねえことをいいなすんな。

 主さんは聖国本国からわちきに喧嘩を売りにおいでなん

 したか?」


「そのような事は無い」


「さいでありんすか?

 ならば武左のようにいいなさんな」


「神の命なるぞ!」


「何でもようござりんしょう。

 わちきはその神とやらに世話になつたりやせんし、

 主さん、ちょいと呼んで来なんし」


「何を言っているのか。。。まさかアルテイシア神様を呼べ

 と言っているのか?もう良いわ!」


「あい。おさらばえ」



大神官がドタドタと退出する。



「ククッ。。。七夕坊主が。。。」


「太夫。。。宜しかったのですか?」


 傍に控えていた振袖新造が問う。


「宜しいも何もわちきは何も言っとりゃーせんし」


「太夫。煙に巻くのはおやめください。」


「ふふっ。。。うぬも野暮やんな。

 正教に神などついておらんえ。

 神は真意教会についとるえ

 使徒のラファこそ間夫でありんす。」


「なるほど。。。使徒は我らを受け入れましょうか?」


「わからんえ、まあ頃合いではありんすな。

 ぶつかって粉になるも一興であるんす。」


「そんな事言わないでください。」


「シュキ、お眼めが赤うなっておるえ」


「ふふっ。筆をもってきなんし、一筆したためるゆえ

 ラファに届けたりん」


「かしこまりました。」




**************************

 バルハラ騎士国 首都

**************************



「騎士王におきましてはご機嫌麗しく。。。」


「心にも無い追従はけっこうですよ?大司教殿。」


 騎士国宮殿の玉座に座る甲冑服の男が挨拶を遮った。


「そのような事は。。。」


「用件をお聞きしましょう?」


「は、我がアルテイシア正教会の教皇からの檄文をお持ち

 致しました。」


「ほう、あの見た感じ穏和な御仁が檄文ですか。」


「はい。」


「それは先日の真意教会とやらの立ち上げにかかわる事

 ですかな?」


「な。。なぜ、それを?」


「真意教会とやらはもう大分前に自分たちの正当性を世界

 中に訴えかけて来ておりますよ?竜を使役して文字通り

 飛び回ってね。」


「なんと。。。飛竜ですか。。。。」


「いえ、正確にはカラードドラゴンで騎士国に来た使者が

 騎乗していたのは漆黒のブラックドラゴンでしたよ。」


「そ、それで何と?」


「いえ、単純に正教上層部の金満主義に嫌気が指したので

 使徒の指示により独立すると。」


「ふう。そうですか。言いがかりだけですか。。。」


「ああ、ついでに使者のステータスは見せて貰いました

 よ?2名で来られましたが、2名共に恐ろしくレベルが

 高く、称号にアルテイシア神の加護が付いておりました。

 2名共ね。。。」


「まあ、我々としては主神の加護を持っている方々を邪険

 にも出来ませんのでね。丁寧にご接待の上、模擬戦まで

 して頂いてお帰り頂きましたよ。」



「それで?大司教殿は本日は何用ですかな?」


「そ、その真意教会に与する獣共の王国を滅する檄文を

 お持ちしました。」


「ほほう、それはアルテイシア神様の神託が下ったと考え

 て宜しいかな?教会の個人的な敵に関して我らに命令な

 ど寄越す訳も無いですよね。

  教会が各国元首に上から命令できるのは神託が下った

 神敵の討伐のみですよね。」


「も、もちろんだ。。。」


「わかりました。では、大司教殿のステータスをご開示く

 ださい。アルテイシア様の加護なり、使徒なりが刻まれ

 ていますよね?」


「いや、私はまだまだ未熟の身でアルテイシア神の信徒し

 か称号を持っておりませんので。。。」


「まあ、その称号でも良いでしょう。

 称号を見て敵対、味方、傍観を決めますよ。

 お見せ下さらないなら敵ですね。」


「止むを得ませんな。マイステータス オープン」


仕方がない。騎士国は強力だ。。。敵にならない確約だけ

で良しとしよう。。。。


「大司教殿?ご自分の称号をご覧になられたらどうかな?」


「えっ?」


 咄嗟に視線を走らせる。。。


  称号:アルテイシア神の信徒(破門)


「は、破門??」


「大司教殿、今日の所はお帰り下さい。身の安全は保障い

 たしましょう。速やかに国外へ退出してくだいますな?」


「は、はい。。。。し、しつれいをば。。。」


 何度も裾を踏んで転びながら退出して行った。。。



「時代が動くか。。。」


 騎士王が呟く。


「速やかにマキシアム王国と使徒周辺の調査を行え、

 虎の子のグリフォン部隊を運用して構わん。」





(白金貨211169大金貨9金貨1大銀貨1銀貨7大銅貨2銅貨2)



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