第52話 タイール中央駅と近接領開発
いつもご愛読ありがとうございます。
第52話をお届けします。
収益計算に時間が掛かり、少し短めですが
ご容赦ください。
ブックマーク、本日もありがとうございます。
PVも驚くほど増えていました。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
チュッ・・・
頬にくすぐったい感触を感じて目を覚ます。
「おはようございます!
昨夜は凄かったです、ありがとうございました。
子供の名前を考えておいてくださいね!」
そもそも昨夜と言うよりさっきまで致してました
よね。サナエさん。。。
しかも一晩でご懐妊しました?
いや。。。突っ込みどころ満載なんだが。。。
でもきっと、突っ込んではいかん奴だ。これ。
「サナエ、おはよう。」
笑顔で返事をする。
「さて、お風呂に入って朝食がてら8Fに行こう。今日は
タイールの中央駅設置作業だよ?」
「はい。お背中をお流ししますね。」
まあ、風呂に小一時間掛かったのは良しとしよう。
8Fの会議室ではすでに朝食が始まっていた。
「すまんね。遅くなった。」
「いえ、明日は我が身なので問題ございませんよ」
ミナミが不穏な発言をしてくるがスルーだ。
「うん。ハルメットも居るね。」
「はっ!おはようございます。早急に王都へ向かい業務を
誰かに引き継いで戻ってまいります。」
「ん?誰かに?勘違いしてないか?
王国傭兵ギルド長になった引継ぎの時間をやるって言っ
たんだよ?
ハルメットの配属は近衛師団の技術大隊でサナエやアヤ
メ達のように、日頃の担当業務割合が比較的大きい人員
の部隊なので心配はいらんよ?」
「なるほど。サナエ殿は王国冒険者ギルドの副ギルド長で
したな。承知致しました、今後はラファエル様の臣下と
して傭兵ギルドの運営を行います。」
「うん、そうしてくれ。
今日は竜種が不足気味なので、タイールの中央駅区画の
建設に同行して終わるまで見学してくれ。
それが終わったら輸送部隊の第三中隊から専属のワイ
バーンロードを選んで貰う。王都は拙いから学園都市の
領主館を起点に自由に運用して良いよ。」
「お心遣い感謝いたします。主様。」
「それとミナミに和装騎士服と銃刀2丁を準備して貰って
くれ。柿色のナンバーはⅩⅥだ。」
そう、臣下組織の再編成時に和装メイド服に加えて和装
騎士服を決めた。まあ、男の服装には興味ないので適当
に浴衣に法被羽織って長靴って感じだ。
キョウコやツクヨミは男物の浴衣に和装メイド服の上
を羽織っている。動きやすくて良いらしいが、胸元と内
腿を見せつけて来る辺り、それ以外の理由が大半だと睨
んでいる。
まあ、簡単言うとメイド服はスカート+振袖法被で、
騎士服は男性浴衣+振袖無し法被って感じだ。
部隊識別は身頃と衿の色で
第一大隊 →白色身頃 + 黒色衿
第二大隊 →黒色身頃 + 白色衿
特務大隊 →黒色身頃 + 柿色衿
教導中隊 →白色身頃 + 桃色衿
魔導中隊 →白色身頃 + 水色衿
第一空輸大隊→黒色身頃 + 紫色衿
儀典局 →黒色身頃 + 緑色衿
キョウコ →白銀色身頃 + 白金衿
ラファエル →白銀色身頃 + 金衿 + 金糸装飾
となっており、部隊長には各個別に好きな装飾を許可
している。ナンバーと紋章は黒又は白刺繍だ。
ちなみにメイド隊は白色花柄身頃に黒色衿の紋章は
刀抜きの上り藤改だ。
本日の作業はアルス兄様の率いる第一大隊が8名、第二
大隊からサナエ、マナミ、ニムルと傍仕えのアマネとミナ
ミを加えた13名が作業に当たり、第一大隊の第三中隊の
ワイバーンロード20頭が輸送に当たる。
ロジーナはスサノオと共に土木舗装班と建築班各1班
と共にすでに現地で測量を行っている。
朝食を終えて、ロジーナからの念話による合図を受けて
空輸中隊で現地上空に向かう。現地には測量結果を杭とロ
ープでマーキングしてあり、早速3班に分かれて作業を開
始した。1班は北街の防壁の一部取壊し、1班は中央街区
の防壁の新設、1班は橋梁下部の設置だ。
俺はミナミとアマネを伴って橋梁の橋台掘削に向かった。
橋台の設置位置も杭によりクロスを描くようにマーキング
されていたので、俺は一旦河川と海水を押し戻してミナミ
に計3箇所を掘削して底面を転圧させた。
向きを確認しつつ、アマネにマジッグバッグから橋台を
取り出し設置させる。ミナミが水平と高さを確認している
ので簡単なお仕事だ。
「アマネ!その向きじゃないぞ?一度収納して向きを反対
にして設置してごらん。」
「慌てなくて良いですよ。
ラフィー様が水を寄せ付けないので。」
ミナミ。。それはいじめじゃない?
余計緊張しているよ。
「うん。本来の橋台は横から見ると逆三角形だけど、うち
の橋台は持ち運んで設置が前提だから底版が出ているか
ら判りにくいよね。直に切り立った面が河川側だよ。」
「は、はい。」
ようやく3基の設置が終わり、特殊コンクリートで根巻
きをして安定させる。その後転圧しながら埋戻して、法面
を成型して完了した。
「アマネ、だいたいやり方は判ったね?
今、ロジーナが再測量をしているから向きを間違えない
ようにして、この鋼鉄のテープで距離を合わせて設置す
るよ?」
「えっと。。。向きは大丈夫ですが、距離の調整はどうした
ら宜しいでしょうか?」
「ああ、マジックバッグは収納したときの掌の向きと位置
で取り出されるから、収納時には先ほどの垂直面の中央
に掌を当てて収納してあるから、手のひらを逆にテープ
側から添えればそこを起点に展開するよ。
ほら、あっちの橋台に手形マークがあるでしょ。
あれが位置と方角合わせのマーキングだよ」
「なるほど、先ほどは結構適当にやってしまいましたが、
大丈夫でしょうか?」
「起点側は結構適当で大丈夫だよ。対になる終点は合って
ないと橋が掛からないから頑張ってね。」
「はい、わかりました。」
その後は順調に橋台、橋脚を設置して行き3本の橋梁が
掛かった。この先はロジーナ商会の出番だ。
町の方を見やると、防壁の取り壊しは既に終了してスサ
ノオが温泉を掘削していた。新防壁は埋戻しの最終段階だ
な。俺は全体を一旦整地した後にロジーナに再測量させて
街路位置を再度マーキングし行く。
ミナミはアマネを連れて北街側の街路を掘削して、既設
の上下水道管や電気用配管を露出させている。
新防壁班も合流して、街路すべてに上下水道と電気用配
管を敷設して埋戻して行く。その間に既設配管とのジョイ
ントをロジーナ商会の建築班が接続してくれたので、
昼前には予定通り街路の埋戻しを終えた。
北街の食堂で昼食を摂ったのちに、駅舎と建物の設置を
始める。線路部分はマジックバッグから多量の砕石を取り
出して敷均して25m当たりで40本の枕木を設置して行く。
丁度良い練習にはなった。旅客ホームは4番線までとし
て島状ホームを2本設置して、空中通路2本を用いて北東
口と南西を結ぶ。
貨物駅は強固な地盤としたいため、厚さ25cmのコンク
リート舗装を行ってから線路の設置なので、建築班を手伝
って、20m角で区切られたメッシュ筋入りのコンクリート
版を打設して行く。コンクリート版とレールの上端は高さ
を合わせるので、アマネには1マス240tのコンクリート
をピストン輸送して貰った。」
夕刻には橋梁上の床版コンクリートの打設、建物の建設が
ほぼ終わった。残りの細かい造作は建築班に、街路の舗装
は土木舗装班に任せて領済館に帰宅した。
「アマネ。初めて建設作業に参加してみてどうだった?」
「はい。見るとやるとでは全然違って勉強になりました。」
「結構、魔力も使うからね~」
アマネ達メイド昇格組は一般人に比べると魔力や耐力など
も多い方だが、我々ほどではない。一旦教導中隊と合流
させてレベリングも有りかな?
その晩はミナミとアマネとマッタリと過ごした。
翌日の昼過ぎにマナミとニムルが訪ねて来た。
「お疲れ様です。ご主人様。」
ニムルがあいさつした後に
「お疲れ様です。ご主人様の坊ちゃま」
マナミが笑えない冗談を言ってくる。
「マ・ナ・ミ・!?」
「失礼しました。少し下品でした。
ですが、偶には我々にもお声を掛けて頂いても良いの
ですよ?ニムルも私も毎回ご主人様に気に入って頂ける
下着を2時間以上吟味して伺っておりますので。。。」
「マナミ。。。それは内緒の約束。。。」
ニムルが顔を真っ赤にしている。。。可愛い。。
「わかった。わかったよ。
後でその下着は拝見させて貰うから。
鉄道の件で来たんだろう?」
「約束ですよ?
鉄道の件ですが、充足率60%での試算を行いました。
路線はご希望のとおりタイールからロールの2400kmと
学園都市の半径7.5kmと12.5m路線で、
王国東西線が貨物複線と旅客複線の4線、
学園都市が旅客複線の2線となり、総線路延長は
9600kmと252kmで9852kmとなります。
線路敷設地盤補強費9852km 5億/kmで49,260億
地域振興防護柵費4800km 5千/kmで24,000億
地域振興発電所 12所 1000億/所で12,000億
王国東西線旅客車両72編成 42億/編成で3,024億
王国東西線貨物車両72編成 42億/編成で3,024億
学園都市旅客車両 48編成 24億/編成で1,152億
王国東西線駅整備(タンク含む)12駅で 11,800億
学園都市駅整備(タンク含む) 12駅で 1,800億
貸し出し用コンテナ 15,000個 300億
貸し出し用ハーフコンテナ 30,000個 300億
初期投資に白金貨106,660枚となります。
タイールの駅整備も終わっていますので
白金貨100,000枚で良いですよ?
収支予測ですが、ざっくりと
王国東西線旅客48編成/日で白金貨10,231.6枚
王国東西線貨物48編成/日で白金貨33,638.4枚
学園都市旅客 40編成/日で白金貨115.9枚
合計43,985.9枚/年
これを充足率60%として26391.5枚/年の収入
人件費は4026人で 白金貨242枚
燃料費が4205万Lで白金貨42枚
被服・食料経費が 白金貨1000枚
切符販売経費が 白金貨20枚
施設維持費が 白金貨1000枚
諸雑費が 白金貨100枚
合計2405枚/年
利益は23986.5枚/年ですのが、
王国税としては売上の1割で年白金貨2639枚
領地税は地域振興を考えると無料が妥当でしょう。
すべてこちらの資本で建設ですから。
初期援助としての判断はお任せ致しますが、別会計で
お願いします。
さあ、早く建設しましょう!」
マナミは資料を提示すると一気に説明を終えて急かして
くる。儲かりそうとなるとこれだよ。。。。。
ん~手順としては、各領主への挨拶と概要説明、駅舎
及び橋梁の現地調査、駅舎・橋梁の建設、詳細線路敷設
ルートの調査、それから線路建設と安全柵の設置だな。
発電所と燃料タンクは駅舎に含めて考えればいいな。
面倒くさいな。特に領地周り。。。
駅が建設されない領主が何を要求して来るのやら。
頭が痛いわ~
あ、でもほとんど北部諸侯だな。
北部諸侯3領地、東部諸侯1領地だけやん。
ユニエールとゲルニウム公爵にすぐに承諾書を取って
寄越せと言おう。元々この鉄道は東部と北部の救援の意
味合いが大きいからな。
時間が掛かるようなら西部と南部だけでやるとストレー
トに書き添えた手紙を書く。
「ミナミ、誰かにユニエール公爵とゲルニウム公爵の元へ
この手紙を配達させてくれ。直接本人に渡して結果を貰
う事。3日間は待っていて良し。
4日目になっても結果が出ない場合は、こちらの手紙
を門番にでも渡して帰領する事。」
「2通目には何と書いてあるんですか?」
「いや、一言「敵」って書いてあるだけ」
「一言では無くて一文字ですね。ふふっ」
「では、頼んだ」
「御意!」
とりあえず、建設班自体は学園都市の馬車鉄道。まだ一回
も運用してないけど撤去してやり直しだな。
領主回り中に手の空いている学生組を中心に進めて貰おう。
(白金貨215649大金貨9金貨1大銀貨1銀貨7大銅貨2銅貨2)




