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銀河戦争?こちとら中世剣と魔法の世界ですが何か?  作者: 窓際の憂鬱
第二章 幼少期
33/71

第31話 スタンピード

しばらくお休みを頂いておりました。

 あまり感想を気にし過ぎるのも良くないし

折角だからもう少しペースを落として書いた方が

良いのでは?との指摘を頂きましたので

週に1回以上の更新を目標として再開いたします。

 宜しければブックマークと評価をお願いいたします。

 冒険者と傭兵達と別れて、モフッ娘達の出せる全力に

合わせて疾走する。道中ではいくつかの魔獣集団と数回

遭遇したが、キョウコとミナミの二人が先行して討伐した

為、速度を保ったまま2時間ほどで、クエドの防壁が見え

る位置に到着した。


 クエドは高さ15mの防壁で周囲を囲まれており、周囲は

荒野のため見通しは良い。現在は防壁から南西に2kmほど

離れた小高い岩の上から望んでいるが、既にクエドは魔獣

に包囲されつつあった。



「ゴブリンがワラワラ。。きもいです。」

チョコが自分の目を手で覆う。


「獣臭いのです。」

ミュウが鼻を摘まんでしかめっ面をする。


「ギャアギャアうるさいのです。」

チェルが狼耳をパタンと塞いで手で押さえる。



 えっと。。。

 この子達怯えないのは良いんだけど。。。

 性格歪んだ??育て方間違えたかな?



 クエドは北門が無く、東西と南の三カ所に門があるが、

どうやら北側から押し寄せて東西に分散して押し寄せて

いるようだ。すでに溢れかえって南門にまで達している。


 一体どの位の数が居るのだろうか?100m四方に約150

匹として東側だけで20x100マス位かな?約3万。。。

北が6万で東西各3万で南に1万として、大雑把に言って

13万匹くらいかな?

 見える限りでは9割が普通のゴブリンとその亜種、1割が

上位種のマジシャン、ジェネラルって感じだな。



 すでにクエドの門は閉ざされており、防壁の上に冒険者

や傭兵の姿が見えて魔法や弓矢で散発的な攻撃を加えてい

る。だが多勢に無勢であり、ほとんど魔獣が減っている感

じはしない。



「さてさて、どうするかね。」


「キースクのユウコとキミカを呼びますか?」


キョウコが提案してきた。


「いや、キースク防衛も心配だからその2人は動かさない。

 サナエはクエドに来ているんじゃなかったか?」



サナエに念話を飛ばす。


・・・サナエ、どこに居る?・・・


・・・主、今クエドに居ますが、スタンピードが・・・


・・・ああ、確認した。今はクエドの南西に居る・・・


・・・総勢10万を超えています。・・・


・・・そっちの戦力は?・・・


・・・クエドは冒険者の多くが異変を感じて確認のために

戻って来ておりましたので、BとCランククランが1つづつ

で340人、クランに加入していない冒険者が1200人で冒険

者が約1500人です。

 幸いクランは魔術主体の(炎熱の爆撃)と(円環の誓い)

ですので遠距離攻撃が充実しています。

 そのほかに傭兵ギルドでAランク(蒼穹の誓い)の一部

100人と他560人で約660人。

 領備軍は2個中隊300人が居ます・・・


・・・わかった。オーサにマジックバッグを防壁上に落と

させる。

 弩100張と矢が各100本、ボウガン1000張とボルト各

1000本が入っている。弩は領備軍に防壁上から使わせろ、

ボウガンはとりあえず東門に傭兵と冒険者を集めて運用さ

せてくれ。

 領軍も傭兵もサナエの指揮下に入れる。その服を着てい

れば誰も異議は唱えないだろう。

 マジッグバッグに冒険者と傭兵の報酬、領兵の保証及び

臨時報酬として白金貨80枚を一緒に入れておくから、

上手く分配してくれ。

 我々は西門側から殲滅して行く、オーサ達飛竜が南門を

殲滅してから東門に行く。飛竜との共闘は難しいから順次

手の空いた者は我々の後衛に付けろ、数が多すぎる・・・


・・・御意!・・・



「良し、みんな聞いていたな。西門から押し戻して行く。

 中央は俺、チョコ、ミュウ、チェル、左にキョウコ、

 右がミナミの布陣で行くぞ。オーサはワイバーン2頭を

 率いて南門前を殲滅後、東門に向かってくれ。」


「「「御意はーい!」」」



 一足先にオーサがワイバーンを従えて飛び去り、南門上

の防壁に降り立つ、その両脇にワイバーンが同様に降り立

った。オーサ達は防壁上で咆哮をあげたかと思うとブレス

を放った。

 オーサのブレスは直径300m程の範囲を焼き尽くして、

ゴブリンの波を炭に変えて行く。

 ワイバーン達はオーサの討ち漏らしを直径5m程度の

ブレスで殲滅して行く。



 まあ、あっちは大丈夫だろう。。。



 こちらは西門に進攻中に3人娘が獣化した。普通は成人

後に才能ある獣人のみが獣化できるのだが、この娘達は

既に獣化を自由に使い熟している。

 獣化した姿はチョコが体長3m程の九尾の狐。ミュウは

体長2m程のサーベルタイガー、チェルが体長4mで白銀

のフェンリルである。


 ミュウはトップスピードで中央に突進すると、その自慢

の牙を使ってゴブリンを切り裂いていた。


 チェルは狼らしく突進力とバネを生かして縦横無尽に

疾走して、爪でゴブリンを切り裂き吹き飛ばしていた。


 チョコはその2人の後ろを悠然と走り回り、9尾のそれ

ぞれから魔術を放つ。それぞれ別属性だ。



 俺を含めた3人はいつもと違い手数勝負なので、3人共

に両手に刀を持ってゴブリンの群れを切り裂いて行く。

 大勢力との戦いで大規模魔術の殲滅力で突貫するのは

阿呆のする事だからね。

 30分ほど戦闘を繰り返すと1/3程を殲滅して西門に到達

した。これで誤射の危険も無いので数発だけ大規模魔法を

唱える。


「「「我は求める。紫電の牢獄を。ギガボルト」」」


 並列思考を駆使してギガボルトを5発同時に詠唱して

殲滅を行う。ギガボルト自体が落雷を効果範囲内に同時に

複数落とす魔術であり、効果範囲は直径300mに及ぶ。

それを同時発動で5発である。

 これだけでMP7500を消費するだけあって、効果範囲内

はきれいさっぱり焼き尽くされていた。



 防壁の上ではあんぐりと口を開けた領兵達が立ち尽く

していた。



「チョコ、ミュウ、チェル、まだ行けるかい?」


「「「大丈夫なのです!」」」

 獣化を解いた3人娘が元気よく返事をする。


「あ、でもお腹空いたです」

 食いしん坊のミュウが言う。


「じゃあ、先に行ってるからゆっくり食べたら、後から

 ついておいで。」

 

 アイテムボックスから焼き菓子と果実水を出して3人に

 渡しながら言い聞かせた。


「「「はい。なのです!」」」



「キョウコとミナミは俺ともうひと働きしようかね。

 東門はたぶんオーサ達で大丈夫だと思うから」


「「御意!」」



・・・ラフィー様、久しぶりの戦闘に興奮しますね!

今晩は一緒に燃え上がりましょう!・・・


エロメイドめ。。。


・・・お手柔らかにね・・・


・・・ジー・・・

・・・ジーー・・・


・・・ミナミ??そんなジーって言葉で主張して・・・


・・・ラフィー様、ずるいです。ミナミにも・・・

・・・キョウコ様、そろそろ独り占めは・・・

・・・さ、3人も楽しいと思うのですが・・・


・・・ミナミも御年頃ですものね。わかりました。

一緒にラフィー様にご奉仕いたしましょう・・・



 俺に選択肢など無いのはわかっているので、

何も言わないし逆らいませんとも。。。ええ。。。

せめて、マニエットが素直に許してくれる事を祈ろう。



 

 北門面に回ると、あまり状況は良くなかった。

領兵達は弩の矢が尽きたようだ。ゴブリンが壁面を攀じ

登って防壁上の防衛部隊に攻撃を仕掛けている。

 クロスボウ部隊はまだボルトはあるようだが射程距離が

短いために防壁上での近接戦だけしか出来ず、ゴブリンの

波に呑まれようとしていた。


 オーサと飛竜たちはすでに東門も制圧して北門に到着し

ていたが、防壁上が交錯しているためか、比較的遠方で

ブレスを吐いていたが、こちらもMPの枯渇なのか精彩を

欠く。その上、飛竜に目標を定めたゴブリンマジシャンが

時々連携魔術を放っている。



・・・サナエ。あとは北門だけだ。有るだけの兵力を

続かさせろ・・・


・・・御意!私も出ます!・・・



「キョウコ、ミナミ早く終わらせて帰ろう」


「「かしこまりました!」」


 疲れを見せていないのは良いけど注意力散漫に

 なってないよね?だいじょうぶかね~



 キョウコとミナミが双刀を持って突貫する。まるで漫画

かアニメのように切られたゴブリンが宙を舞う。血塗れに

なった二人が妄想でニヤニヤしているのが地味に怖い。。。

 

っと、二人の背後に回られる。


桃色な雰囲気で突貫している二人の後ろに回る魔獣は

、俺が双刀で処理する。

今使っている刀はすべてギムレットが玉鋼では無く、

タイール製鉄所で調整製綱した最高級ハイカーボン鋼

(炭素1.45%クローム0.47%モリブデン0.41%バナジ

ウム0.36%)を刃金として鍛えた刀だ。

 日本刀と同様に刃金、心金、棟金、側金の4種類の鋼を

鍛造して30000層を超える層組織とした刀である。

 固く、曲がらず、折れない現段階で可能な最高の刃物

だけあって、ゴブリンの錆だらけの鎧など何の抵抗も感じず

に切れる。


 まあ、そうは言っても各自既に三桁目の刀を使っている。

漫画やアニメと違い、如何な刀とて血油により切れ味が

鈍って来て、無理に切ろうとすると刀を駄目にしてしまう。

 そのため、切れ味が鈍ったと感じた段階で新たな刀に

持ち替えている。



そんなことを考えながら、北門面で1時間ほど戦い続ける

と、身長180cmほどのまるでオーガのようなゴブリンが数

体躍り出てきた。どこで手に入れたのか錆の浮いていない

野太刀のような剣を持ち、金属鎧を身に纏っている。

 なるほどこれがゴブリンジェネラルか。。。

ミナミに狙いを絞ったのか6体ジェネラルが一斉に襲い

掛かる。

 ミナミは普段から武器を使っている右手の刀でジェネ

ラル2体を切り捨てたが、左手の刀は2体目に切り上げた

拍子に鎧と筋肉に阻まれて止まってしまう。

左の刀を阻まれてバランスを崩したミナミに残りの2体

が襲い掛かる。


キョウコはけん制している他のジェネラルを振り切れて

いない。



「ちっ・・・」


 俺は左手の刀を投げ捨てて疾走すると一刀のみで片方

を肩口から袈裟懸けに切り捨て、反す刀でもう1頭を股間

から切り上げて切り捨てる。



「ミナミ?修練不足だよ?」


「は、はい。申し訳ありません。

 お仕置きは今夜如何様にでも。。。」


あ。。これ修練不足やないわ。思考が桃色だもの。。。

ただの注意力散漫だ。。。



なんて事を考えていると、チョコ達が追い付いてきた。


「臭いです。」

「みんな真っ赤です。」

「お風呂入りたいです。」


この娘達も緊張感ゼロやな。。。


「チェル。お風呂はもう少し待ってな。」


「ちょっとだけ待つです。」

「ちょっとだけね。」

「い~ち、にーい、、、」


 チェル。。。君のちょっとは何秒なんだい?


あ~もうチェルが可哀想だから一気に行くか。。。



「キョウコ、ミナミ!」


「「御意!」」



「我は求む。不浄な魔物の殲滅を。シャインレイ」


 雲間からレーザーのような真っすぐの光線が突き刺さ

ったと思うと次々に本数を増やして行き、光線の豪雨の

ように降り注ぐ。直撃したゴブリンたちはまるで雷に直撃

されたかのように灼け落ちて行く。

 たっぷり3分ほど経つと一面が緑の肌を白く灰化させた

ゴブリンの死体だけが横たわっていた。これ一撃で3000MP

なので、残りMPも半分を割ってくらくらして来た。

 まあ、これで終わりだから良いか。。。なんて思ってい

たら威圧を含んだ大咆哮が響き渡る。緑の肌から白煙を上げ

ながらこちらに敵意を向けて来るのは体長3mを超える

筋肉ダルマゴブリン。



 さすがゴブリンの癖にSSクラス魔獣だな。。。

あ~面倒くさい。俺文官なので戦闘嫌いなんだよね。。。


 とか思ってたら、サナエが薙刀を持って疾走して来て

ゴブリンキングに襲い掛かった。サナエは杖術を収めて

いるので実戦では薙刀や槍を使い熟す。お気に入りは刀と

同じくギムレットが鍛え上げた、あの鋼拵えの薙刀である。

 ゴブリンキングの巨大な大剣をその鋼の長柄を利用して

巻き上げて吹き飛ばすと得物の無くなったゴブリンキング

をあっさりと切り捨ててしまった。



「サナエ、ご苦労!」


「いえ。。。今回活躍すると主様の寝室に

 閨に入れるとお聞きしましたので。。。」


「こんな年増ですが未通女です。ダメでしょうか?」


 濡れた瞳で見つめないで。。。しかもそのセリフに断り

 入れたら拙いじゃん。断れないじゃん。。。


「そんな事は気にするな。」


 あ。こうやって深みに嵌って行くのね。。。。


「ただ、こっちの後始末もあるだろう。すべて片付けて

 領都に戻って来てからな。」


「は、はい!」


 真っ赤な顔で返事をするサナエも可愛いね。。。


「さてサナエ。魔石くらいは残っていると思うけど、

 冒険者たちに片付けさせて報酬にしてやってくれ。

 我々は血だけ洗い流して領都に帰る。」


「かしこまりました。ゴブリンキングの盗伐は我が主の

 ものとさせて頂きます。ギルド職員が討伐という訳には

 参りませんので。」


「承知した。」



 その後、クエドから数キロ離れた場所までオーサ達と共

に移動して、いつも通りに風呂を仮設して汗と血を流す。



 こらこら。。。チョコ。。。

 そんな背中の流し方を誰に教わったんだい?

 10年早いよ?



 我々が風呂で汗を流している間にオーサ達も川へ水浴び

に行って来たようでさっぱりして領都へと戻った。。。




(白金貨244大金貨1金貨9大銀貨0銀貨3大銅貨2銅貨2)


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