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銀河戦争?こちとら中世剣と魔法の世界ですが何か?  作者: 窓際の憂鬱
第二章 幼少期
29/71

第27話 新生港湾都市


 昨夜はキースクのザンザ宅にそのままお泊りした。

いつものベッドと違って目覚めるとキョウコが例のごとく

下着姿で密着していた。

 

 キョウコも17歳になって、とても女性らしくなった。

いつもは鋼の精神でスルーするのだが、ザンザ宅の客室

ベッドが少し小さめで密着感が強すぎる。



「ラファエル様、おはようございます。」



 いやいや。7歳、7歳。。。

 7歳児相手に胸と頬を擦り付け

 ながら朝の挨拶しないで~!


「おはよう。さて、皆を待たせては拙いから早く

 食堂に行こうか?」


「もう少し大丈夫ではございませんか?」


 キョウコがあざとく頬を膨らませる。



「ラフィー様、お着換えはこちらでお願いいたします。」

 ふいにマニエットの声がした。


 一部始終を相変わらずの修道服姿で観察されていた

 ようだ。。。


「マニエットのいけず!」

 

 キョウコが年相応の駄々を捏ねていて新鮮だ。




 ようやく諦めたキョウコと共にザンザ宅の食堂に着く。

タイールの面々は昨夜のうちに送り返したのだが、領内の

配下が勢ぞろいして食卓に着いている。

 ザンザ、奥方、すまんね。



 実は昨夜のうちに呼集を掛けておいた。タイール拡張

の計画を練ったのだが、キースクのように徐々に拡張する

のではなく、一気に新生タイールを将来完成形で建設して

しまいたいと思ったのだ。

 施設的にまだ建設が出来なくても、先に形を決めてしま

えば否応なく開発が進むのでは無いかとも思っている。



 一通り朝食を食べ終えた後も食堂を借りて、そのまま

打合せを始める。



「皆、中々これだけの配下が揃って話をする事は、

 今まで無かったね。皆の顔が見れて嬉しいよ。」


「我々もです。我が君。」

代表してツクヨミが返事を返してくれる。



「私の使徒としての使命を考えた時に、12歳から6年間の

 学園生活がネックにもなるし、転換点にもなる。

 後5年だ。私はこの5年の間にできる限り種を撒いて

 芽だけでも出しておきたいと考えている。

  そして私は(必要は発明の母)だと思っている。

 このため港湾都市タイールの拡張は我々の総力を

 上げて、現時点での完成形に近い形を創り上げたい。」


「「「初めての共同作業ですね!」」」

 

 すかさずにキョウコ、ツクヨミ、ネイトが声を合わせて

 頬を抑えクネクネしている。


 君ら。。。仲良いな。。。



「そうだな。港湾都市タイールの拡張は新しい都市を

 丸ごと新設する。現在のタイールの北西海岸沿いだ。

 大きさは南北5kmで東西が9kmだ。

 農地及び放牧地は、この大きさの外側に整備する。

 純粋に都市として45km2とする。

 円形では無く四角形の都市だな。とりあえず、町割り

 を見て概要を理解してくれ。その方が早いな。」


挿絵(By みてみん)



「見て貰えばわかるように、都市より海側に農地は

 整備しない。

 北東にまずは1km×3kmで4区画の水田を作る。

  ツクヨミはイーストに苗の手配を頼む。広大なので

 全数量でなくとも良い。但し、今年と来年くらいまで

 は稲作についてアドバイスが必要だろう。

 適任者は誰だ?」


「こう見えて、稲作についてはヤマト兄さまですね。

 苗の入手も兄さまの方が確実です。」


「わかった。ヤマト、タイールの代官に任命する。

 私が学園に行っている間も含めて責任を持ってくれ。

 言っておくが、タイールはキースクと並んで、

 私の技術的な本拠地となるだろう。心して掛かれ。」


「御意!勅令承りましてございます!」

 

 ヤマトが張り切っている。。。



「町割りに戻ろう、大きく目を引くのが港湾部分だと思う。

 西側に海軍基地を設置する。赤い艦艇は海軍艦だな。

  これらの詳細は後ほどとする。中央部は西が大型艦

 建造ドッグ、東側が小型艦用ドッグだ。 

 ちなみに、大型ドッグの延長は800mで小型が400mだ。

 両ドッグの中央桟橋の先に商船や旅船接岸用の岸壁を

 整備する。

  貿易品の輸送はここからになる。今後粗鋼だけでなく

 鋼鉄や穀物の輸送も始めることになるが、当面はこの

 岩壁を主とする。」


「一番東は漁港だな、薄い水色は比較的水深の浅い海で

 近海の漁場とする。濃い水色との境目は遠海漁業の

 大型船の接岸パースとなる。パースから飛び出ている

 灰色の線は防波堤だ。湾内を穏やかにする効果がある。

 旧タイール東の防波堤は大河の流れを誘導する効果が

 ある。洪水での濁った水などが漁場を荒らさないよう

 に誘導する。

 尚、濃い水色の部分の水深は30mを確保する。確認

 して、それより深ければ良し、浅ければ掘り下げる。」


「後は見てのとおり、各区画がでかいがそれだけだ。

 路地は自由に設定して良い。領主館用予定地はいつも

 通りに予備地とする。

  ああ、そうだ。。。

 今回は飲食店をシェルム商会に設定しておいた。

 海産物で飲食業を始めようと思う。

 それと他商会の参入の余地として商業区をいくつか

 開けておく。1商会の独占は健全ではないからな。

 良いな。ニルム、マナミ。」


「御意!我らには輸送部門がございます。他の商会に

 遅れは取りません。」


 ニルムが勢い込んでいる。

 君、商業ギルドもあるよ?大丈夫かね?



「ザンザには悪いんだが、2カ月後のこの都市建設までは

 すべての人員、工房、工場がタイール優先となる。

 防壁だけ完成したらちょっと待っていてくれ。」


「御意!新防壁さえ完成すれば問題ございません。我が主 

 の思うがままにお進めください。」

 

 ザンザが気持ち良く返事してくれた。正直助かる。



「そうだ、オオワシ、ギムレット。

 フロートガラスの製造の目途はついたか?

 鉄筋コンクリート宿舎の窓枠開けたままだろ?早く開発

 しないと寒くて死ぬよ?」


「主よ、意地悪言わんでくれ。目途は付いておる。

 スズはこの世界でも比較的手に入りやすいので、商会で

 集めて貰っている。研究室上では多少汚れが混じるが、

 すでに結果も出している。

  後は、工場として50mのスズ溶解槽と焼きなまし炉、

 ガラス溶解炉用の建設をすれば可能じゃ、ガラス自体は

 この世界でも吹きガラスは有るので原材料も集めている

 最中じゃよ。」

 ギムレットが説明してくれる。



「ふむ、ではコンクリート工場北側の宿舎予定地をガラス

 工場に変更する。割れ物だから安定的な運搬手段を考え

 ておけよ?」

 

 ギムレットの額から冷や汗が零れ落ちる。


「て、手が。。。製鉄工場2つと鉄鋼工場、原油精製工場も

 作るんじゃよな?」


「当たり前だろ?

 お前たちが試作して自信満々に遺跡基地に隠してある

 エンジン100台はどうやって動かすつもりだ?

  エンジンがあれば、コンクリート工場も荷役作業も

 さぞ楽になるだろうな~?」


「ぐぅ。。。」


 ギムレットが変な声を出した。ぐうの音がまだ出ている

 から大丈夫だよな?


「しょうがないな。。。ヒントをやろう。固い木枠で梱包か

 鋼鉄で立てたまま挟み込むパレット。立てた小口には

 硬めのシリコンゴムだな。」

 これは俺の前世の仕事がらみで知った事で、wikiには

 無いだろうね。



「ああ、工房はもう一つ有ったな。今回は鉄鋼生産量が

 段違いだ。転炉だけでは無理だから、鉄鋼工場の片方に

 高炉を設置して銑鉄を製銑。取鍋で隣の転炉に移動して

 転炉で製鋼して粗鋼を生産する。

  粗鋼を取鍋でもう一つの鉄鋼工場に移送して棒状に

 整形、鋳固めて半製品を得る。半製品をローラーで圧延

 鍛造して製品を生産する。って流れだね。」


オオワシが何も言わないと思ったら、泡吹いて立った

まま気絶している。。。



「アヤメ、これどうする?」


「放っておけば良いですよ。我が主。」

 

 冷たい嫁だ。。。


「そんな頼もしいアヤメにお願いがある。」


「な、何でしょうか?改まって。我が主」

 流石のアヤメの目じりもピクピクと反応している。


「なに、簡単なお願いだよ。大工集団が防壁を作るのに

 逆T字のコンクリートのために何回も木材で型枠を

 作っているだろう?」


「ま、まさか。。。」

 察しの良い女性好きだよ?アヤメ♪


 まずは、一回で作りたい。ラーシルとリーシルに荒野を

開拓させて溝状の穴を掘ってもらう。

 深さは30mで10km分くらいかな。ちゃんと底面は

叩き固めて貰うよ?

 そこに逆T字をT字の向きのまま埋め込んでコンクリ

ートを打つ。ほら、一回で終わり。

掘り出しも再度の埋め戻しもラーシルとリーシルが

やってくれるしね。

 たぶん、二人は1週間位で一回目の穴を掘ってくれるの

で、型枠は1週間から3週間後に完成してれば良いよ?

5回目の打設で50kmのコンクリート壁が出来るでしょ?

たぶんそれでも少し足りないけどね。6回目に調整しよう。」


 ん??反応が無い??



「恐れながらラフィー様。。。

 アヤメもシノブも気絶しております。。。。」


キョウコが教えてくれた。




「ん~しょうがないな~後で考えよ。」


 気のせいか、皆若干腰が引けている。。。

 うん。。。気にしたら負けだ。。。



「さて、他のみんなも話を聞いていたと思うけど、今回の

 海側の作業は1日で終わらせる。

  工法は、みんなで一日だけ海を押し返して、土魔法で

 掘削、整形の上、出来上がりの巨大コンクリートを

 マジックバッグとアイテムボックスを使って並べて行く。 

 微調整はオーサ達にも手伝ってもらおう。

 きれいに並べたら。裏側に土を入れて固めて終了。

 表層のコンクリートとドッグ部分の仕上げは、職人連中

 に後日仕上げて貰う。」



 みんな口だけで無音で「あるほど。。。」って言わないで?



「その後、やはり土魔法で防壁設置部分の溝掘り。深さは

 10mくらいかな?二列縦隊でここの防壁と同様の方法で

 防壁を作ります。

  これは3日位かかるかな?門は後で繰り抜くけどね。」


「あ、ごめん。すべての作業の前に現地の開墾と整地が

 あった。町割りを決めて、街路もあらかじめある程度に

 しておかないとね。。。」


「まあ、大まかな土木工事に1週間、現状建設できる建屋

 や工場などの建設までで1か月程度を見込んでいるよ?」


 あ、ミズキが倒れた。。貧血かな?

 気を付けようね。今度熊のレバー獲って来るよ。。。



まだ息をしている残りの皆が一斉に土下座すると。。。


「主様、申し訳ありません。もう一か月のお慈悲を!」

 声を揃えて言って来た。

 

 40人弱の集団ってこんなに心と声が揃うものなんだ?

 明後日の方向で感心する。



「や、やだな。。。冗談ですよ。冗談。。。

 開始は4カ月後、工期は1ヵ月ですよ。やだな~」



 キョウコの視線が痛気持ち良い。。。

 ま、俺も金策しないとね。ちょっと心許ない。



「マナミ~、頼みがあるんだけど?」


「な、なんでしょうか?」


「怖がらなくて良いよ!以前マノールの屋敷燃やしたで

 しょ?その時、価値ありそうな物を勿体ないから貰って

 おいたのよ。オーサ使って良いから、早急に換金してく

 れない?このマジックバッグに入ってる。

  それと、以前から使っている馬車15台分のマジック

 バッグも売っちゃってくれる?使い込まれて丁度良い感

 じになっているでしょ?

  今回の建設に使う分は50袋位新しく作るよ。

 どうせ容量も足らないしね。ラシール、リシール手伝っ

 てよ?」


「御意!」

 マナミがあからさまにほっとして言った。


「「御意!」」

 双子姉妹があからさまに絶望的な顔をして返事した。



「よし、以上だよ。皆はこの建設計画が終わるまでは計画

 に専念してね。鉄鋼石の運搬やコンクリートの打設手伝

 いとか、騎士の仕事では無いけど頼むよ。

  あ、コンクリート打設用のマジックバッグを20袋

 追加だね。1週間後までに作っておくよ。」



「「「御意!」」」


「では、解散~ザンザは工房の二人に水でも掛けてやって。」


 シノブ、アヤメ、ミズキは優しくベッドへ。。。。

 いや。。何もしていませんよ?7歳児ですから。。。。



 1週間後、マジックバッグを商会に持って行くとマナミ

が疲れた顔で帰って来た。



「あ、あるじ様~~疲れました~」


 珍しいな、マナミが年相応の愚痴を言うなんて。。。


「これ、換金終わりました。。。」



「ん?どうした?大したお金にならなかった??」


「逆です。逆!国内じゃ足が付くと思って商連合国まで

 行って来たんです。オーサちゃんめっちゃ早いんです

 けど、シールド掛けっぱなしだったし。。

  疲れ切って商連合国の商業ギルドに行って知り合いに

 声掛けたら大ごとになっちゃって、オークションですよ

 オークション。。。全部!

 急いでいるからって言ったら3日でオークション開いて

 くれましたけど、転売要素で逆に値が上がっちゃって。。。

  マジックバッグ1つで白金貨100枚以上です。

 トータルで白金貨2472枚になりました。端数はその

 知り合いに手数料として払ってきました。大金貨6枚

 くらいだったと思います。」



 うわ~予想以上だな。。。


「マナミ良くやった!これで当面の資金は大丈夫だ。」

 しばらく頭を撫でてあげたら崩れるように寝てしまった。



「キョウコ、白金貨1000枚を工房に、500枚を商会に

 開発資金として支給して、残り36枚をタイールの

 モリスに支給して来てくれ。嫁さんの前でな。。」


「かしこまりました。」


残りの白金貨936枚をアイテムボックスに仕舞う。




 それから4ヵ月間の間、配下総出で事前製作作業が

始まった。工房も商会もこれが終わったら少なくとも人員

の倍増を誓っている。とか何とか。。。



 そして4カ月後、すべての飛竜と共に配下が総出で、

タイールに到着した。すでに建設集団は馬車でこちらに

向かっており、明後日には到着する予定である。


 タイールに到着後、事前に打合せてあったように、

総員で荒れ地の開拓を開始した。俺はその間にキョウコ

を伴ってモリスの家に向かう。



「モリス、遅くなって済まないな。やっとこの日がやって来たよ。」


「いえ、逆にもっと準備に時間がかかると思っておりま

 したので、お気になさらずに。」


「御曹司、今日は漁に出ないで漁船は陸に上げて固定する

 ように通達してあるけど、いつ迄だい?半年位かね?」


 モリスの女将さんが声を掛けてくる。


「いえ、今日だけで影響する部分は終わらせるつもりです

 よ?皆さん興味がある場合は高台から見ていて下さいね。

 少し海が荒れてしまいますので。」


「1日かい?ふーん、どんな町ができるんだろうね。

 ピクニックがてら皆で見学させてもらいますよ」


 女将さんは少し落胆した感じを出して言った。


「では、そろそろ戻って作業を行いますので、くれぐれも

 海に近づかない無いようにお願いしますね。」


「御曹司もまだ子供なんだから無理をしちゃいけないよ?」


 女将さんが気を使ってくれる。




 キョウコと二人笑いながら建設予定地に戻った。

建設予定地はすでにきれいに整地されて、ギムレットの

差配で町割りも済んでいた。


 

「じゃあ、始めようかね。まずは俺がやってみるので、海 

 の割れ具合を見て補助に入ってくれ。」


約20人の海担当の配下に声を掛ける。



「我は望む、暴風壁を持って海を押し戻す力を。

ウィンドウウォール。」


 建設予定地側から海水が暴風壁によって押し出されて

行き、海底が見え始める。俺は魔術を行使しながら

並列思考でバランスを確認。少し河口側に角度を変えた後

に指示を出す。


「河口側に2人沖合側に2人ほど入ってくれ。」


「「「御意!」」」


 ツクヨミ、ミズキ、シノブ、サナエが返事をして魔術を

行使する。河口側は一部水が流れて来ているが、完全に

止めてしまうと現ラシールが冠水してしまうので予定通りだ。



「土魔術班河口側から開始してくれ。」


「「「御意!」」」 


 ラシールが測量しているギムレットと念話で確認しな

がら、凡そ200mピッチで水深30mの高さを極小範囲整形

して行く。その高さ基準を確認して均一になるように、

他の者が土魔法で海底の高さを削って行く。

 思ったよりも海底面の掘削範囲は少なくて良さそうだ。



リシールによって漁港付近の掘削が終わると、ヤマトが

海底を歩いてコンクリート壁を設置して行く。

念話の使えるアヤメがオオワシの指示を伝えている。

 漁港側はコンクリート壁を立てた後、元の高さに埋め戻

さなくてはならないのでサスケがマジックバッグより土砂

を出して敷いては土魔法でプレスして行く。

 30cm毎の転圧は基本ですね。


漁港の位置が確定したので、そこを基準に各々が掘削を

仕上げて、相方がコンクリート壁を設置して行く。


 アツコとマイアが漁港からの桟橋部分を担当して、

ケンタが土砂を固めて行く。その桟橋根元の太い部分は

キミカが反対側を仕上げてマユミがコンクリート壁を設置

して、カンタが埋め戻しと言った感じだ。

 3時間ほど経つとさすがのツクヨミたちも根を上げて

来たため、風魔術の担当を交代する。俺もキョウコと

単独でやりたい仕事があるので同時に交代する。

 

 交代後、MP回復薬を飲んで一服した後に、キョウコと

オーサに乗って現タイールの河口側に行く。

空中でウィンドウォールを唱えて海を割った後、並列

思考でアースホールを屈指して整形して行く。


アースプレスで叩き固めた後にキョウコにコンクリート

壁を設置してもらう。


 これ。。。。暴風壁って飛沫が上がってきついな。。。

もう一つの並列思考を使って「シールド」


 うん。風も飛沫も来なくて快適だ。

キョウコの設置が終わった場所から土砂で埋め戻して

叩き固めた。


 この作業を交代交代で夕方まで続けたところ、日が

落ちるよりずっと早く完了した。暴風壁を徐々に弱めて

行き、海水を元に戻すと立派な岩壁が出来上がっていた。

漁港側の内海も非常に穏やかだ。


セツコとマユミに先程海底に降りた時に獲っておいた

魚介類を大量に渡すと夕食の準備と野営の準備を皆に命

じる。俺は女将さん詣出だ。


タシールのモリス宅に行くと住民が集まってお祭り騒ぎ

をしていた。


「御曹司!すごかったね~ずっと見てたけど魔導師様だっ

たんだね!まさか海を割って工事をしちまうなんてさ。」


女将さんが珍しく驚いている。


「いや、魔術もそうだが、何処方ともなく巨大でカクカク

 した綺麗な石が降って来てそれが岩壁になってたぞ?

 どんな手品なんだ?」


 以前キースクで会った漁民の男は良く見ていたようだ。


「岸壁や土砂はマジックバッグからですよ?まあ、一袋

 金貨10000枚以上しますけどね。。。」


「い。。一万枚。。。」

 

固まった。。。



「さて、今日の作業は終わりました。明日からは海側の

 大規模な作業は有りませんので漁船を戻して漁に出て

 頂いても構いません。ただ、湾内付近はしばらくは

 不漁になってしまうかもしれません。

  漁に出るなら沖合をお勧めします。最終的には湾内が

 穏やかになるように設計したので、近海の魚や貝、海藻

 類は豊富になると思いますよ?」


「いえ、明日も見学させていただきます。確か、明々後日

 からは現地で新築のお願いなども聞いていただけるんで

 すよね。」


モリスが聞いてくる。


「そうですね。明日、明後日で新しい街の防壁を完全に

 作ってしまいます。明日の午後には大工などの職人も

 到着しますので、良く打合せしてください。

  あ、これ町割りです。完成形なので広すぎますが

 そのうち慣れるでしょう。」


「あの。。。これ町の大きさが5km×9kmって書いてあるん

 ですが?」


「その通りですよ?街路の幅を30m取ってるので、今度は

 広々としますね!」



 口を開けたまま再び固まった住民たちを他所に、

建設予定地に戻って海鮮バーベキューを満喫して就寝した。





(白金貨1225大金貨3金貨9大銀貨0銀貨3大銅貨2銅貨2)


当方、初めて物書きに挑戦いたします。

誤字脱字、読みにくい等のご指導をお願いいたします。

豆腐メンタルなので過激な指摘はご容赦くださいますようにお願いいたします。

ブックマーク、感想、レビュー、評価、大変励みになります。

ありがとうございます。


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